【ドラゴンボール考察 少年悟空時代の戦闘概念】

<戦闘力バトル漫画への突入時期>

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物語序盤の時期は戦闘力バトル漫画理論に基づいた見方が適応されないものとなります。
では戦闘力バトル漫画理論による見方が可能となるのはどこからなのか。
これは初代ピッコロ大魔王編からではないかと考えます。

老ピッコロ大魔王が上着を脱いで悟空を上空からのパンチで地面にたたきつけた場面。

▽悟空(フラフラになりながら)
「(た・・・たまげた・・・。あいつ・・・ つ・・・つええなんてもんじゃねえ・・・。スピードもパワーもオラとは比べもんにならねえ・・・)」

この老ピッコロ大魔王がパワーやスピードで悟空との圧倒的格差を見せつける場面。
これは後でいう戦闘力格差に相当するものです。

続いて若返りピッコロ大魔王が悟空の連続攻撃をくらって劣勢に追い込まれ、フルパワーを出す決断をする場面。

ピッコロ大魔王「やってくれたな・・・。このピッコロ大魔王のプライドをこれほどまでにキズつけたやつはおまえがはじめてだ・・・・・・」
天津飯「わ・・・笑ってやがる・・・。な・・・なぜだ・・・。まだ余裕があるというのか・・・」
悟空「おもいっきりこいよ。力を全部出せ・・・。おめえの本当の力を見せろ」
天津飯「な・・・なんだと・・・!?力を出し切っていない・・・!?」
ピッコロ大魔王「ほう・・・・・・。よくわかったな・・・。さすがだ。
フルパワーで闘うとわたしの寿命が縮まるんでな・・・・・・。できれば使いたくなかったのだが・・・そうは言っておれんようだな・・・・・・。くっくっく・・・・・・」

ピッコロ大魔王「はあああ・・・あああ・・・・・・あ・・・」

[力を込めていくピッコロ大魔王の体をオーラが包む]

天津飯「・・・・・・・・・・・・・・・!!も・・・もも・・・ものすごい気だ・・・・・・!!」

[力を込め終わるピッコロ大魔王]

ピッコロ大魔王「・・・・・・・・・はあっ!! 覚悟はいいだろうな」


これは後の第2セルや完全体セルの本気と同じく、気の大きさが引き上がると共に全力が発揮される性質のものです。
また寿命が縮むリスク(体に爆発的な負担をかける)と引き換えにフルパワーを発揮するという特徴から、フリーザの100%フルパワーのように自然値よりも引き上げる性質と考えられるように思う。
悟空の超神水パワーアップやピッコロ大魔王の若返りも、戦闘力的なパワーアップと判断されるものです。

これらから、戦闘力バトル漫画理論に基づいた見方が可能となるのは、初代ピッコロ大魔王編からだと考えられます。



−2−

ピッコロ大魔王編突入の物語の流れとは、複数の超人レベルの武道家たちが技や相性で競い合っている世界のところへ、それを根本から戦闘力でぶち抜くピッコロ大魔王が登場するというものになります。
これは仮に現実世界にRPGのラスボスのような究極の支配者(人間の身体能力をはるかに超えた存在)が現われたとした時の状況に似ているように思う。




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