【ドラゴンボール考察 少年悟空時代の戦闘概念】

<ナムの強さ>

第22回大会準決勝の「天津飯vsジャッキー・チュン」戦は、決勝戦よりも低いレベルと認識されるものでありながら、戦闘力的にはほぼ同じくらいと考えられるものでした。
これと同じ考え方ができるのが第21回大会準決勝の「悟空vsナム」戦です。

天津飯がジャッキー・チュン戦でその動作を繰り出す上では全力が出ていたように、悟空もナム戦でその動作を繰り出す上では全力が出ていたと考えられます。

悟空がナムの超天空×字拳に対抗するために空中に大ジャンプした場面。
これも全力で大ジャンプしたもので、仮にジャッキー・チュン戦で同じように大ジャンプしたとしてもジャンプの高さは同じだったと判断していいのではないかと思う。

また試合序盤に両者が肉弾戦で、一進一退の攻防を見せた場面。

「ナムの連続キックを悟空が防ぐ」→「悟空の連続パンチをナムが防ぐ」→「ナムの後回し蹴りが悟空の顔にヒット」→「悟空の足払いでナムが転倒」→「悟空の掌手でナムがふっとぶ」→「その先の壁の反動を利用したナムのチョップが悟空に炸裂」

この中で悟空が繰り出した数々の打撃も決して威力を弱めていたものではなく、全力で放っていたとみるのが適切ではないかと思う。
悟空が本気を出せば、同じ打撃攻撃でもナムを押し込んでいくことができたという見方は不自然に感じられます。

そうするとジャッキー・チュンがナム以上に攻略難易度が高い存在なのは、戦闘力的な優劣ではなく技の卓越性ということになります。

試合開始直後にジャッキー・チュンがジャンプした悟空を場外に蹴り飛ばした場面。
(悟空がシッポを回転させてもどってくる直前)。

▽審判
「優勝は長き人生にわたって技を鍛え上げてきたジャッキー・チュン選手に決定いたしました・・・・・・・・・!!」

このような技の精度や豊富さがジャッキー・チュンの武道家レベルの高さと考えられます。

決勝戦の数々の技の応酬。

「かめはめ波のぶつけあい」→「2重残像拳(ジャッキー・チュン)」→「3重残像拳(悟空)」→「酔拳(ジャッキー・チュン)」→「狂拳(悟空)」→「猿拳(悟空)」→「よい子眠眠拳(ジャッキー・チュン)」→「萬國驚天掌(ジャッキー・チュン)」

これらは技の競い合いのレベルの高さといえるものではないかと思う。


第22回大会の「悟空(戦闘用パワーを含む)」「天津飯」「ジャッキー・チュン」の3者は戦闘力的には同格だと考えました。
それと同じく、第21回大会の「悟空」「ジャッキー・チュン」「ナム」の3者も戦闘力的には同格となります。




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