【ドラゴンボール考察 少年悟空時代の戦闘概念】

<悟空と亀仙人の力関係>

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悟空と亀仙人の力関係はどのくらいなのか。
これは第21回大会決勝の両者の一進一退の攻防から、ほぼ同格とみていいのではないかと思う。
特に両者が普通のかめはめ波をぶつけあって、互いにかき消した場面はそれを示すものとなります。

以前はジャッキー・チュンの萬國驚天掌やMAXパワーかめはめ波が悟空では到底出せない破壊力のものであることから、両者の本気の力の差はもっと幅広くみれるものではないかと考えた時期もありました。
しかし考察を進めていくうちに、このような見方は正しくないと考えるようになりました。

なぜかというと第22回大会の「悟空vs天津飯」戦で、天津飯の気功砲が悟空のかめはめ波をはるかに上回るからといって、両者の実力差を大きなものとは判断しないからです。
また「悟空(超神水パワーアップ後)vsピッコロ大魔王」も、ピッコロ大魔王の爆力魔波が悟空のかめはめ波をはるかに上回るからといって、両者の力の差を大きなものとは判断しません。

必殺技の威力対決では「天津飯(気功砲)>悟空(かめはめ波)」でも、それ以外の闘い内容から両者は互角(または悟空の方がやや優位)と判断します。
それと同じく、必殺技の威力対決では「ジャッキー・チュン(萬國驚天掌やMAXパワーかめはめ波)>悟空(かめはめ波)」でも、それ以外の闘い内容から両者の実力は同格と判断します。

これはラディッツ戦の悟空(通常時416:かめはめ波時924)とピッコロ(通常時408:魔貫光殺砲時1330)と同じものでもあります。



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別の視点から両者の実力差を考えます。

※大全集2巻 鳥山明超会見より

天下一武道会について

―――でも、普通の主人公と違って、悟空ってなかなか優勝できませんよね。

[鳥山]うん。三回目にしてやっと優勝しましたね。周りが言うんですよ、結局悟空が優勝するんでしょって。そんな事言われると、僕ってへそまがりだから意地でも優勝させてやるもんかって(笑)。


ここから第21回大会は、もともとは悟空がジャッキー・チュンを倒して優勝する路線から、準優勝に変更になったと推測できます。
これは悟空がジャッキー・チュンと同格の実力を持っていてこそ可能となるものです。




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