【ドラゴンボール考察 その他】

<特殊な修業環境で身につけられる強さ>

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カリン塔修業や天界修業や界王星修業など、大幅パワーアップをする特殊環境の修業には、ある共通傾向が存在します。
それは最初に修業した悟空よりも、後で修業した地球人戦士の方が高い戦闘力を身につけることができているということです。

悟空がカリン塔修業を終えた時の強さと、クリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子がカリン塔修業を終えた時の強さ。
悟空が天界修業を終えた時の強さと、クリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子が天界修業を終えた時の強さ。
悟空が界王星修業を終えた時の強さと、ヤムチャ・天津飯・餃子が界王星修業を終えた時の強さ。

いずれも同じ修業コースをたどりながら、悟空よりも地球人戦士たちの方が大幅に高い戦闘力を身につけることができています。

そうすると悟空よりも地球人戦士たちの方が素質が上なのではないか・・?
という見方が生まれてきます。
しかしそうではないと思う。



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修業によって身に付けられる最大の力(潜在パワーの限界まで)とは、年齢によって変化します。
よって精神と時の部屋修業で身に付けられる「限界まで」の強さも、修業時期によって異なります。

ベジータが作中の精神と時の部屋修業で身につけられる「限界まで」の強さとは、セルゲーム時で身につけていた強さ(超1悟空の5割減)です。
しかしもしセル編で2度目の精神と時の部屋修業を行わずに、ブウ編時に2日目の精神と時の部屋修業を行っていたら、そこで身に付けられる「限界まで」の強さはどのくらいになるのか。
これはセル編超1悟空を上回り、作中のブウ編超2ベジータ(超2悟空の5割減)になるのではないかと推測します。

「セル編ベジータが精神と時の部屋修業で身につけられる限界までの強さ(暫定レベルMAX)<セル編悟空が精神と時の部屋修業で身につけられる限界までの強さ(暫定レベルMAX)<ブウ編ベジータが精神と時の部屋修業で身につけられる限界までの強さ(暫定レベルMAX)」

地球人戦士たちが悟空と同じ環境で修業して、悟空を大きく上回る強さを身に付けられたのも、これと同じ理由によるものだと考えられます。

地球人戦士が天界修業で作中の強さを得られたのは、あの時期だったからではないかと思う。
地球人戦士が第23回天下一武道会前に天界で修業して得られる強さ。
地球人戦士が第22回天下一武道会前に天界で修業して得られる強さ。
これらはもっと下になると考えられます。



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もう少し細かく考えていきます。
地球人戦士が打倒人造人間に向けた3年間の修業の中で、最大100倍重力の修業を行った場合、その強さはナメック星到着悟空を大きく上回ることになります。
その理由はなぜか。
それは人造人間戦に向けて修業をする地球人戦士たちというのが、100倍重力修業に関係なく、数百万レベル(ナメック星到着悟空以上)の戦闘力を身につけることが可能な状態にあるからです。

この見方は、サイヤ人戦に向けて天界修業をする地球人戦士にも当てはめることができます。
もしこの時の地球人戦士が天界に行かずに地上だけで1年間の修業を行なったら、どのくらいの強さになるのか。
これはピッコロの1年間の地上修業の伸びから考えて、かなりのものになるのではないかと思う。
おそらく第23回天下一武道会の悟空と同等からそれ以上の強さには達するのではないかと推測します。

サイヤ人編の地球人戦士が天界の修業で第23回大会の悟空を大きく上回る強さを得られた理由。
それはこの時の地球人戦士が天界修業なしでも、第23回大会の悟空と同等からそれ以上の強さを得られる状態にあったと推測されるからです。

これは悟空の天界修業にも当てはまります。
仮に悟空がピッコロ大魔王戦以降、地上だけで3年間の修業をして第23回天下一武道会を迎えたとしても、それなりの強さの上積みはできたはずです。

天界修業ならではの上積みで明確なものを上げると、
「空のように静かに、雷よりも速く」
から考えられる、気を消す技術や、相手の気を感じて動きを認識する技術、神の目でも追えないほどの凄まじいスピードが上げられます。
これは悟空が地上で3年間修業していても身に付けられなかったと予測されるものです。

「天界修業後の強さ−同期間地上で修業して身に付けられる強さ=天界修業ならではの上積み効果」



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悟空がピッコロ大魔王戦以降、地上だけで3年間修業して得られる強さは、ある程度幅を持った見方になります。
その前提に、なにがなんでも天津飯(第23回大会時)よりも上でなければならないということはないというのがあります。

この時の天津飯の強さはどのくらいなのか。

天津飯が悟空(重装備着用)をスピードで追いつめていく直前の場面。
(序盤の攻防を終えた直後)。

▽天津飯
「孫よ。おまえはまったく凄いやつだぜ。あの3年前の時点でその強さはまさに完璧だった。そいつをさらに上回るとはおそれいったぜ」

ここから、第23回大会の天津飯は、3年前の悟空や初代ピッコロ大魔王、さらにそれよりも上の第23回大会準決勝序盤の悟空をも上回る強さだと判断できます。

そして仮に悟空が地上だけで3年間修業をして第23回大会を迎えた時に得られる強さ。
もちろんこの条件でも、悟空は天津飯を普通に倒せていたという見方もあります。
しかし人造人間編でベジータが悟空に追いついていたように、悟空が地上だけで3年間修業して第23回大会を迎えていたら天津飯に追いつかれていたというのも、あり得ないとは言い切れないように思う。
またその中間の僅差という見方も出てきます。

重要なのは、なにがなんでも天津飯より上でなければならないということはないという点です。
よって悟空が地上だけで3年間修業をして第23回大会を迎えた時に得られる強さは、天津飯と同等からそれ以上という幅を持った見方になります。



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天界修業後の強さとは、同期間地上で修業して得られる強さに、天界修業ならではの効果を上積みしたものになります。
またカリン塔修業や界王星修業で、悟空よりも後にその修業を行った地球人戦士が、その修業を終えた時の悟空を上回る強さを得られたのも、同様の理由と判断されます。

「特殊な修業環境で身につけられる強さ=同期間地上で通常の修業を行って身に付けられる強さ+特殊な修業環境ならではの上積み効果」


またラディッツ編悟空にとっての10倍重力の負担とフリーザ編悟空の10倍重力の負担が異なるように、特殊な修業環境ならではの上積み効果も、戦闘力の大小でかなり変化してくるのではないかと推測します。
ただし精神と時の部屋に入った悟飯が10倍重力で体の重さを感じ、バブルスくんや界王様はその重力でも平気であるなど、特殊な修業環境の負担の大きさは、戦闘力だけでなく環境へのなれといった要因も考えられます。




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