【ドラゴンボール考察　その他】

＜サイヤ人が宇宙最強の戦闘民族とされる所以＞

−１−

サイヤ人は宇宙一の戦闘民族です。
しかしフリーザ編に入って､ドドリアやザーボンやギニュー特戦隊など､ベジータ（地球来襲時）を超える敵が続々登場してきたことで､サイヤ人が宇宙一という信憑性が薄れてくるようになりました。
ただしこれはサイヤ人が宇宙一の戦闘民族とされてきたことを覆すものではありません。

ギニュー特戦隊とはどのような存在なのか。
ギニューが悟空と対峙して､その戦闘力を60000ほどと見立てた場面。

ジース「60000！？ヤツはサイヤ人なんですよ！！60000なんてサイヤ人は聞いた事が･･･！！」
ギニュー「ありえんことではない。我々と同じく突然変異で生まれた超天才戦士なんだろう･･･」

ギニュー特戦隊は突然変異で生まれた超天才戦士です。
つまり戦闘力60000というサイヤ人が､ごくまれにしか生まれない種族レベルの壁を超えた存在であるように､ギニュー特戦隊もその種族の中ではごく稀にしか生まれない種族レベルを超えた存在だったと考えられます。
ギニュー特戦隊の種族の全体レベルは､ナッパ（サイヤ人の種族全体レベル）よりも下とみて問題はないのではないかと思う。



−２−

次にザーボンやドドリアやキュイについてです。

これには２つの見方があります。
１つ目がギニュー特戦隊と同じく突然変異で生まれた超天才戦士であるというもの。
２つ目が種族レベルは超えていないが超人レベルに相当するのではないかというもの。

どちらが正解なのかを判断する術はありません。
ただギニュー特戦隊が出てきたところで「突然変異で生まれた超天才戦士」という言葉が出てきたことからすると､ザーボン・ドドリア・キュイは超人レベルくらいで見た方がいいのではないかという気がします。
とりあえずここでは､ザーボンやドドリアやキュイは､地球人でいう亀仙人や桃白白のような超人レベルとして話を進めていきたいと思います。

亀仙人は「武術の神様」､桃白白は「世界一の殺し屋」と言われるほどの超越した存在です。
ベジータ（サイヤ人の限界レベルを超える前）も､多くのサイヤ人たちにとって超越した力を持つ存在としてとらえられるものではないかと思う。

同じくザーボンやドドリアやキュイも同種族の中では超越した強さを持つ者として見られる存在だったと見ていいのではないかと思います。



−３−

「ベジータｖｓキュイ」「ベジータｖｓドドリア」「ベジータｖｓザーボン」。
これらは超人レベルの激突といえるものです。

第23回天下一武道会編以前の悟空が地球人として描かれる物語の中で例えると､
「ヤムチャｖｓ天津飯」「クリリンｖｓ餃子」「天津飯ｖｓジャッキー・チュン」「悟空ｖｓ天津飯」
「悟空ｖｓ桃白白」「悟空ｖｓ悟飯じいちゃん」
これらと同じ感覚でとらえられるものになります。

キュイやドドリアやザーボンやギニュー特戦隊は､同種族の中でも超越した力を持つ者たちで､種族自体のレベルの高さを示すものではありません。
彼らの種族全体レベル自体は､サイヤ人の種族全体レベル（ナッパレベル）よりも格下と判断していいように思う。

サイヤ人の限界レベル（50000と推測。仙豆で復活した直後のベジータに相当）が､ドドリアやザーボンや特戦隊中堅メンバーを上回っているのも､サイヤ人が種族として最強と判断する要因です。

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