【ドラゴンボール考察 その他】

<天下一武道会の予選敗退レベル>

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天下一武道会の予選敗退レベルの武道家とは、地球世界の中でどのように位置付けられるものなのか。

第21回天下一武道会の予選開始前のあいさつが行われる場面。

▽武道寺の人
「えーー。本日は5年に1度、文字通り天下一の武道の達人を決定する天下一武道会にはるばる遠いところよりお集まりいただきご苦労さまです。
集計によりますと今大会は全国各地より総勢137名の強豪選手が来られ、この中からたった8名しか出場できないわけですから、かなり厳しい選出となるわけです」

この「全国各地より総勢137名の強豪選手」という表現から、ザコのように描かれているとはいえ、地球の武道家総人口の中では、かなりの上位にあることが伺えます。

次に第23回天下一武道会の予選開始前のあいさつ。
(予選の参加人数が、第21回は137名、第22回は182名、第23回は82名と推移したことを受け・・)

▽武道寺の人
「今回の参加者は72名と前回に比べ、かなりの少数となっております。これはおそらく前大会があまりにもハイレベルであったことが原因と思われますが・・・。
それだけに今回参加されたみなさんはいずれも腕に自信をお持ちの方ばかりということがいえましょう」

これも同様に、予選に参加する武道家は、全国水準で見るとかなりハイレベルにあると解釈していいものではないかと思う。



−2−

ここで予選に出場した武道家を個別の格闘競技でどのくらいの水準にあるのかという視点で見ていきたいと思います。

第22回天下一武道会の予選で天津飯に敗れた大相撲力士。
彼はDB世界の大相撲という競技の中ではどのくらいの強さなのか。
これは優勝争いできるくらいの上位水準という見方が適切ではないかと思う。
大相撲という競技の中で彼よりも格上の力士がゴロゴロいる(つまりこの力士は大相撲の中でも大したことはない)という見方は不自然ではないかと思います。

次に第22回大会の予選でクリリンと初戦で闘った巨体のプロレスラー。
彼はプロレスという競技の中では、どのくらいの強さなのか。
これもその競技の中では、かなりの上位水準と見るのが最適ではないかと思う。
アニメ版では、元プロレスの世界チャンピオンであまりに強すぎたために対戦相手がいなくなり、現在では地下プロレスで暴れまわっているという設定が加わっています。
(クリリンとの試合が始まる直前のヤムチャの解説より)。

次に第21回大会の予選で悟空と初戦で闘ったレスリング選手。
彼はレスリングという競技の中では、どのくらいの強さなのか。
これもその競技の中ではかなりの上位水準で、レスリングの世界大会で優勝争いができるくらいの高い水準と見るのがベストではないかと思う。
レスリングという競技の中でも、彼よりも格上の選手はゴロゴロいるという見方は適さないように思います。

同大会で悟空と予選決勝で闘った獅獅牙流の男(中国拳法風の選手)も、その競技の世界大会の中では、優勝を目指せるくらいの水準ではないかと推測します。

このように天下一武道会の予選で敗退していく選手とは、その個別の格闘競技の大会では優勝争いができるくらいのレベルと見るのが適しているのではないかと思う。
これはオレンピックレベルといってもいいものではないかと思います。



−3−

天下一武道会の予選敗退レベルとは、現実でいうオリンピック級のような高い水準でとらえられるものです。
ではそれより下の武道家レベルとは、どのようなものなのか。

その1つに、アニメ版で割と出てくる道場の一般門下生が上げられるのではないかと思う。
アニメオリジナルのヤムチャが第21回天下一武道会に向けた修業中に道場破りをした三国道場のレベルを見ていきます。
全部で11人の門下生を抱える道場でしたが、この中で予選敗退レベルの武道家と並べられるのは、ヤムチャに狼牙風風拳を使わせた道場トップの男くらいではないかと思う。
その他の脇役のような描かれ方であっさりとやられていた門下生は、そのレベルにも届いていないのではないかと推測します。

次にアニメオリジナルで、悟空が第22回天下一武道会に向けての修業中に立ち寄った都に存在する、天龍のいる豹牙流道場。
ここにも脇役のような描かれ方の一般門下生が数十人いましたが、やはり予選参加レベルに届いていないのではないかと推測します。

次にGTでパンが数多くの門下生を投げ飛ばしていた、サタン系列の柔道場。
ここにも脇役のように描かれる一般門下生が多数いましたが、やはり予選参加レベルよりも劣るのではないかと思う。

「天下一武道会の予選出場レベル>道場の一般門下生レベル(標準)」



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これと同様の傾向は、格闘競技のジム(ボクシングジムのような感じのところ)にも当てはまるのではないかと思う。
原作でビーデルが第25回天下一武道会に向けてサンドバック蹴りをしていたコマ。
(36巻・135頁・3コマ目)
アニメ版ではこの場所が、その他の練習生がたくさんいるジムの中となっていて、ビーデルが蹴りでサンドバックを破いて、周囲の練習性が驚くというオリジナル内容になっていました。
ここにいた多数の練習生も、道場の一般門下生と同様に、予選に出場する選手レベルを下回る見ていいのではないかと思う。

「天下一武道会の予選出場選手の標準レベル>ジムの一般練習生や道場の一般門下生の標準レベル」



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次に天下一武道会の予選敗退レベルよりも格下のものとして上げるのが、学校の部活動の格闘競技レベルです。
オレンジスターハイスクールのボクシング部所属のシャプナー。
(金髪の長髪の悟飯の友人。野球ボールが顔面に当たっても平気だった悟飯のタフさを見込んで、ボクシング部に誘ったこともある)。

オレンジスターハイスクールのボクシング部という内容から、その他の数多くの高校にもボクシング部はあると予測され、高校のボクシング大会のようなものもあると見ていいのではないかと思います。
またその傾向から、現実と同様に空手や柔道など様々な格闘競技の部活(またはその大会)といったものも背景に見ていいのではないかと思う。

『Dr.スランプ』でアラレの通うペンギン村中学にも、ボクシング部・すもう部・レスリング部・剣道部・野球部・サッカー部・テニス部・水泳部など、現実の学校と同様に多様な部活動が存在しています。
オレンジスターハイスクールやブルマやヤムチャの通っていた高校など、『DB』の学校もそれと同じようにとらえていいように思う。

シャプナーの所属するボクシング部など、高校の部活動の格闘競技の標準レベルも、天下一武道会の予選出場選手レベルを下回るものと推測します。


■天下一武道会の予選に出場する選手よりも格下の戦闘水準

・道場の一般門下生の標準レベル
・ジムの一般練習生の標準レベル
・学校の格闘競技系の部活動のレベル
(シャプナーの所属するボクシング部など)




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これらから、天下一武道会の予選会場に集まる選手たちよりも格下の武道家というのは、世の中に無数に存在すると考えられてきます。

第21回天下一武道会の予選開始前のあいさつが行われる場面。

▽武道寺の人
「えーー。本日は5年に1度、文字通り天下一の武道の達人を決定する天下一武道会にはるばる遠いところよりお集まりいただきご苦労さまです。
集計によりますと今大会は全国各地より総勢137名の強豪選手が来られ、この中からたった8名しか出場できないわけですから、かなり厳しい選出となるわけです」

第23回天下一武道会の予選開始前のあいさつ。
(予選の参加人数が、第21回は137名、第22回は182名、第23回は82名と推移したことを受け・・)

▽武道寺の人
「今回の参加者は72名と前回に比べ、かなりの少数となっております。これはおそらく前大会があまりにもハイレベルであったことが原因と思われますが・・・。
それだけに今回参加されたみなさんはいずれも腕に自信をお持ちの方ばかりということがいえましょう」

このように天下一武道会の予選会場に集まる選手たち(第21回は137名、第22回は182名、第23回は82名)は、地球の武道家全体から見ると、全員が強豪と呼ばれるだけの高水準にあると考えられます。
現実でいうオリンピック出場選手のような感覚でとらえられるものではないかと思う。




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