【ドラゴンボール考察 その他】
<地球人の限界レベル>
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サイヤ人に種族の壁となるサイヤ人の限界レベルが存在しました。
では地球人の限界レベル(地球人の種族の壁)はどのくらいのものなのか。
これは老ピッコロ大魔王が悟空を倒した場面。
「くっくっく・・・しょせん人間の行き着けるレベルはこんなものだ」
ここから考えられる、第22回天下一武道会の悟空や天津飯を最高領域とするくらいのものではないかと思う。
ピッコロ大魔王は地球人の種族の壁を超えた存在です。
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ここでピッコロ大魔王編のテーマについて考えていきます。
作者によると悟空が宇宙から来たサイヤ人だったというのは後付け設定で、もともとは考えられていなかったとのことです。
●ドラゴンボールZ アニメスペシャル 袋とじ「わしとアニメ」6コマ目
(※大全集7 大全集@未収録イラスト集にも掲載)
「あまり大きな声ではいえませんが、はじまった時点では悟空が大猿に変身したり、ましてやサイヤ人などという宇宙人だった!と、いうようなことは全然考えてはいませんでした。自分でも感心してしまうのは、こういう強引なまでのうまいつじつまあわせだったのです。」
そして第23回天下一武道会の最後の話となる、第194話「ドラゴンボールの贈りもの」の扉絵の文章。
―たったひとつのドラゴンボールから 全ての物語が始まり、そして今、世界は平和を、手に入れた!―
ここから第23回天下一武道会編までは、作品の舞台を地球とした、地球人悟空の冒険物語だったと考えられます。
地球が冒険舞台となる作品とは、「幽遊白書」「BLEACH」「ワンピース」「NARUTO」のような感覚でとらえられる作品世界で、その作品のあの世に収納される魂が地球だけのものと推測されるものです。
現実の宗教でイメージされるあの世もこれに共通します。
よってピッコロ大魔王編で超神水によって地球人の種族の壁を超えた悟空は、地球人の突然変異的存在として描かれていたということになります。
これはフリーザ編で悟空がサイヤ人の突然変異的存在である超サイヤ人として描かれたものに共通します。
悟空がピッコロ大魔王の爆力魔波を耐え切った場面。
ピッコロ大魔王「あ・・・ありえん・・・こんなことがあるはずはない・・・。このピッコロ大魔王さまに太刀打ちできる人間などおるわけないのだ・・・」
悟空「へへへ・・・オラしっぽ生えてるから人間じゃないかもな・・・」
これは悟空が人間(地球人)の突然変異的存在として描かれる物語の中でのやりとりと判断します。
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