【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】
<戦闘力上昇時特有の気の感じ方>
−1−
地球に来襲したベジータやナッパの戦闘力が上昇しない中での気をためるという動作が、気が強くなっていくと感じるのは、エネルギーの感知によるものだと考えました。
気を探る能力の特徴のひとつに、戦闘力の上昇につながらない気の強化と戦闘力の上昇につながる気の強化の区別が可能であるというのがあります。
逆上悟飯に打ちのめされた第2フリーザが戦闘力を上昇させていく場面。
▽ベジータ
「こ・・・こんなことが・・・ヤツが戦闘力をコントロールできるとは・・・!!」
これもフリーザが第1形態の時に気を強くしていたのは、戦闘力のコントロールではないという認識ができているからです。
これらはどのように区別されているのか。
ここで見ていきたいのが、フリーザが100%フルパワーの開放を始めて気が強くなっていく場面です。
▽悟空
「気がふくれあがって充実していく・・・。ついに100%パワーってやつのおでましか・・・」
フリーザが100%フルパワーを開放する時の気の感じ方とは、
「気がふくれあがる」「気が充実していく」
この2つです。
このうちの1つの「気の充実」。
これは言葉の雰囲気から「気の集中」という動作による気の感じ方と判断していいのではないかと思う。
そして戦闘力の上昇につながる気の変化は「気がふくれあがる」と表現されるものではないかと推測します。
セルが第2形態に変身した場面。
▽悟空(天界より)
「セルってやつの気が異常に
膨れ上がった・・・。
ま・・・まずいぞ・・・17号か18号のどっちかが吸収されちまったらしい・・・」
これも戦闘力の上昇につながる気の変化を表現したものと判断します。
「気の充実」・・・・・気の集中(気をためる)という動作に対しての気の感じ方
「気がふくれあがる」・・・・・戦闘力が上昇していく時の気の感じ方
よって第2フリーザが逆上悟飯にうちのめされて気を強くしていった時の気の感じ方は、
「気の充実」と「気のふくれあがり」の2つ。
第1フリーザが気を強くしていった時の気の感じ方は、
「気の充実」だけと考えられます。
−2−
「気のふくれあがり」と同じ意味ではないかと推測するものがもう1つあります。
悟空たちがブウの体内から悟飯たちを助けて脱出し、悪ブウがマッチョ形態(チビブウが南の界王神を吸収した時の形態)へと姿を変えていく場面。
▽悟空
「お・・・おい・・・・・・・・・・・・。ベジータ・・・。これ・・・気が増えてるんじゃねえか・・・!?」
この言葉はブウの戦闘力が上昇していることを示すものではないかと思う。
決して戦闘力上昇につながらない中での気の集中という動作ではないと思われます。
続いてベジータが第2セル戦で超1−1から超1−2に変身するために気を上昇させていく場面。
▽ピッコロ(天界から様子を伺う)
「!! は・・・・・・始まったぞ・・・・・・・・・。気がどんどん・・・・・・どんどん増えていく・・・・・・・・・!!」
▽ピッコロ(ベジータの姿が超1−2にかわる直前)
「・・・・・・・・・・・・ま・・・まだ増えていく・・・!!!」
ここでも戦闘力の上昇につながる場面で「気が増える」という表現が使われています。
「気が増える」とはなにか。
これは界王拳の
「体じゅうの全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させるんだ」の
「気の増幅」と同じものではないかと思う。
「気が増える」と「気の増幅」は、どちらも戦闘力上昇と共に起こる現象という共通性があります。
また「気の増幅」は漢字から「気の幅が増える」と解釈できるものであり、「気がふくれあがる」という言葉に似たものになります。
「気が増える」=「気の増幅」=「気がふくれあがる」
−3−
地球の戦士たちが得意としていた戦闘力のコントロール。
(
自然値
よりも低く抑えていた状態から元へもどしていく技術)
これも戦闘力の引き上がりと同時に気が増えるという性質を持っているものではないかと思う。
この戦闘力の引き上げは「気の開放」という技術によって行われます。
サイヤ人戦悟空の戦闘力5000から8000への引き上げ、
キュイ戦ベジータの戦闘力18000以下から24000への引き上げ、
逆上悟飯にうちのめされた第2フリーザの戦闘力の引き上げ、
第2セルの本気、
セル戦で悟空が見せたフルパワー、
これらも全て「気の開放」という気が増えることにつながる技術によって戦闘力が引き上げられているものです。
よって界王拳の気の増幅コントロールとは、気の開放ということもできます。
「気の開放」=「気の増幅」=「気が増える」
「気の開放」とは、
自然値
よりも低く抑えていた状態から元に戻していく時だけではなく、界王拳など
自然値
よりも引き上げるタイプ戦闘力のコントロールでも行われているものです。
超神水パワーアップや最長老パワーアップ、超サイヤ人や上の段階の超サイヤ人変身、悟飯の逆上パワーなど「潜在パワーの開放」と解釈されるものも、全て「気の開放」という動作によって行われるものだと考えられます。
戦闘力の上昇につながらない気の強化
戦闘力の上昇につながる気の強化
ケース
・地球に来襲したベジータやナッパが気を強くしていた場面
・ナメック星で第1フリーザが気を強くしていた場面
・サイヤ人戦悟空が戦闘力を5000から8000へと引き上げていった場面
・逆上悟飯にうちのめされた第2フリーザが気を強くしていった場面
・フリーザが100%フルパワーを開放していく場面
技術
「気の集中(気を溜める)」
「気の集中(気を溜める)」+「気の開放」
気の感じ方
「気が充実していく」
「気が充実していく」+
「気が増える(気がふくれあがる)」
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