【ドラゴンボール考察 GT編】

<黄金大猿と超サイヤ人4の力関係>

−1−

黄金大猿と超サイヤ人4の力関係はどのようなものなのか。

悟空が黄金大猿に変身して暴れ続け、老界王神たちが困っている場面。

▽老界王神
「悟空が理性を取り戻し、あのすごいパワーをコントロールできれば、まさにそれこそ超サイヤ人4なのじゃが〜・・・」

ここから超サイヤ人4とは、黄金大猿の力を自在にコントロールしている状態だと判断できます。

GTパーフェクトファイル1(超サイヤ人・進化の章・167頁)の
「黄金大猿が超パワーのベース」という表現もそれを示すものと思われます。

これには2通りの解釈の仕方がありました。

1つ目が「黄金大猿=超サイヤ人4」
2つ目が「黄金大猿<超サイヤ人4」

というものです。

2つ目は超4の10倍かめはめ波の「10倍」とは、黄金大猿の力をベースに10倍とするものではないかと推測するものです。
これによると超サイヤ人4は黄金大猿の10倍の戦闘力ということになります。
そしてその戦闘力状態から放たれるかめはめ波が「10倍かめはめ波」という呼び名になります。



−2−

自分が最終的に得た結論は、2つ目の「黄金大猿<超サイヤ人4」というものです。
ここで黄金大猿の強さについて考えたいと思います。

超4悟空と大猿ベビーの力関係。
これは大一番決戦にふさわしいストーリー内容でありつつも、超4悟空の方がはっきり上だと認識できる内容から、勝敗が予測可能な最小幅となる1割優劣と考えました。

「悟天vsトランクス」「超3ゴテンクスvs悪ブウ」「(幻に終わった)超1ゴテンクスvs太っちょブウ」
と同じ優劣です。

大猿ベビーは第3ベジータベビーの10倍の戦闘力です。
そうすると超4悟空(大猿ベビーの1割増)の10分の1の戦闘力は、第3ベジータベビーの1割増ということになります。
これが黄金大猿の戦闘力となるものではないかと思う。

黄金大猿悟空が第3ベジータベビーをコブシで殴りつけて遠くのビルの中までふっとばした場面。
(第34話序盤)

▽第3ベジータベビー(ガレキの中から起き上がる)
「たく・・・!すごい力だ。だがナリだけでかくなっても強くなったと思うなよ」

第3ベジータベビーが脅威を感じた黄金大猿悟空の「すごい力」とは、自らが遠くのビルにふっとばされた時の力を指します。
しかしそれでもそこそこのダメージですんでいることから、黄金大猿悟空と第3ベジータベビーの力の差はそこまでかけ離れたものではないと思う。

これが「第3ベジータベビー≦黄金大猿悟空」という1割優劣の考えにつながります。
そしてこの両者が10倍のパワーアップをしたのが「大猿ベビー≦超4悟空」となります。


黄金大猿は超1(超2の力が引き出されている)の10倍の戦闘力です。
そして超3悟空を僅差で上回る第1ベジータベビーが、さらに2段階変身した第3ベジータベビーを僅差で上回るのが、黄金大猿悟空です。

「超1悟空(超2パワー引き出し)<超3悟空≦第1ベジータベビー<第2ベジータベビー<第3ベジータベビー≦黄金大猿悟空」

これは「10倍」という戦闘力差の中に存在している力関係ということになります。



−3−

超サイヤ人4とは、黄金大猿の力を自在にコントロールしている状態です。
この黄金大猿パワーのコントロールとはどのようなものなのか。

これは界王拳の気のコントロールに類似するものではないかと思う。
界王拳とは「体じゅうの全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させる」というものです。

その後、フリーザ戦では悟空は10倍界王拳を瞬間的ではなく常時的に使えるようになり、その他の戦士も同様の技術を使えるようになっていきます。

人造人間編でピッコロが20号を圧倒している場面。

▽ピッコロ
「覚えておけ。オレたちは闘いで一気にお前たちのいうエネルギーを増幅させてそいつを爆発させるんだ」

これはそれを示すものと思われます。

そして超サイヤ人段階進化システムの特徴。
『超サイヤ人の覚醒条件が一定以上に到達した高いノーマル戦闘力が超サイヤ人覚醒という変身パワーアップを可能とするものであるように、上の段階の超サイヤ人の覚醒条件も、さらなる一定以上に到達した高いノーマル戦闘力がさらに上の段階の超サイヤ人変身を可能とする』
(界王拳システムの、基本戦闘力が上がれば上がるほどより高い倍率の界王拳が使えるようになるという特徴に類似)

これらから、超サイヤ人&上の段階の超サイヤ人とは、界王拳と類似する気のコントロール技術(気を増幅して爆発させる)によって行なわれていると考えられてきます。


悟空が黄金大猿に変身した場面。

▽老界王神
「悟空が理性を取り戻し、あのすごいパワーをコントロールできれば、まさにそれこそ超サイヤ人4なのじゃが〜・・・」

この「パワーのコントロール」とは、界王拳と同じ系統の「気を増幅して爆発させる」という戦闘力を引き上げるタイプのものだと考えられます。



−4−

別の視点から見ていきます。

▽老界王神
「悟空が理性を取り戻し、あのすごいパワーをコントロールできれば、まさにそれこそ超サイヤ人4なのじゃが〜・・・」

この黄金大猿の「すごいパワー」とはなにか。

これは第3ベジータベビーが黄金大猿悟空に殴りつけられて遠くのビルの中までふっとばされた場面。
「たく・・・!すごい力だ。だがナリだけでかくなっても強くなったと思うなよ」

この「すごい力」と同じものを示すのではないかと思う。
つまり第3ベジータベビーを遠くのビルの中にふっとばしてそこそこのダメージを与えられるくらいの力です。

この力をベースに「気を増幅して爆発させる」という気のコントロール技術で10倍に戦闘力を増加させたのが超サイヤ人4であるというのがここでの結論です。



−5−

超サイヤ人(50%フリーザを絶望に叩き落す存在)とは、超サイヤ人に覚醒可能なノーマル戦闘力(1250万以上)が土台にあるものです。
超サイヤ人2(復活前セルを叩きのめす存在)も、超2覚醒可能な超1戦闘力(20億以上)が土台にあるものです。

そして超4の土台となる黄金大猿というのも、それと同じように考えられるものではないかと思う。
黄金大猿悟空は逆上超1悟飯。
超4悟空は、逆上超2悟飯のような感覚でみていいものではないかと思います。




考察メニュー(GT編1)
TOP
inserted by FC2 system