【ドラゴンボール考察 GT編】
<悟空vsベビー>
−1−
「超4悟空vs大猿ベビー」の戦闘力の優劣はどのくらいなのか。
これは大一番決戦と呼ぶにふさわしいストーリー内容でありながら、超4悟空が勝つことがはっきり予測できそうな力関係ということで、1割優劣が適切ではないかと考えました。
「悟天vsトランクス」「17号と18号」
「セル戦逆上超2悟飯とブウ編超2悟空」
「超3ゴテンクスと究極悟飯」
これらと同じものです。
超4悟空が悟飯・悟天・トランクス・パンの力を借りてフルパワーに回復し、再び大猿ベビーとの決戦が始まろうとする場面。
(この話の終了場面まで)
悟空「さあどうする。オレはフルパワーになっちまったぜ。そろそろお互い本気を出して、決戦も決戦、超最終決戦といこうじゃねえか」
大猿ベビー「今度こそ、本当におまえを殺して終わりにしてやる・・・!!」
[悟空が舞空術でベビーの顔面付近まで上昇する]
悟空「さっきはずいぶんでかく見えたが、こうしてみるとてえしたことねえな・・・!」
大猿ベビー「ぐ・・・!」
大猿ベビー「フォアアアーーー!!」
[ベビーが気を全開にして、体の周囲に大きな球状の気を放出させる]
悟空「ハアァァァーーー!!」
[悟空も気を全開にして、体の周囲に大きな球状の気を放出させる]
[2人の球状の気がぶつかりあって、互いにかき消す]
[その衝撃の反動で、2人がふっとぶ]
[悟空の放ったかめはめ波とベビーの放ったエネルギー波がぶつかりあって爆発]
ナレーション「ついにかけねなしのフルパワーとフルパワーが、真っ正面からぶつかりあう大激突が始まる」
−第38話終了−
これは大一番決戦と呼んでもいいものではないかと思う。
そして最後に大猿ベビーのリベンジデスボールをしのぎきった超4悟空が、かめはめ波を炸裂させて倒すという、いくらか余裕のある勝ち方。
(この直後にベビーが大猿ベジータの体から抜け出して、宇宙船で逃げたところを超4悟空のかめはめ波でとどめを刺される)
これらから「超4悟空vs大猿ベビー」とは、超4悟空の勝ちを予測できる中での最小幅の戦闘力差(10%差)くらいが適切ではないかと考えました。
−2−
この見方が当てはまりそうな場面をもう1つ上げます。
ベビーが大猿化した後の両者の序盤の攻防が繰り広げられる場面。
−界王神界−
[水晶玉でツフル星の闘いの様子を見ている界王神たち]
キビト界王神「どうやらスピードは悟空さんの方が上のようですね」
老界王神「うむ・・・。じゃがずう体がでかいぶんパワーではベビーの勝ちじゃろう。つかまったらアウトじゃぞ」
スーゴロウ「ありゃ〜。つかまっちまいやしたぜ」
−ツフル星−
[大猿ベビーに両手でにぎられる超4悟空]
大猿ベビー「このままにぎりつぶしてやる。フフフフフフ・・・!」
悟空「この程度のパワーか。まだまだだな!」
「はあぁぁーーーっ!!!」
[悟空が気を全開にして、大猿ベビーの両手をふりほどく]
[さらに人さし指をつかんでベビーを投げ飛ばし、地面に叩きつける]
大猿ベビー「こ・・・こんなはずでは・・・!!」
悟空「やっぱ勝てねえよ。おめえは」
これも大一番決戦の中での、悟空が明確に上手だと判断できそうな内容ではないかと思う。
これらから「超4悟空vs大猿ベビー」は、勝敗が予測できる最小幅の1割優劣という見方が最適ではないかと考えました。
−3−
次に考えていきたいのが、黄金大猿と第3ベジータベビーの戦闘力優劣です。
超4は黄金大猿の10倍の戦闘力です。
(セル編流にいうと黄金大猿悟空は逆上超1悟飯、超4悟空は逆上超2悟飯のような感覚でとらえられるという見方より)。
そして第3ベジータベビーの大猿変身も10倍のパワーアップ。
よって第3ベジータベビーは、大猿ベビーの10分の1の戦闘力。
黄金大猿悟空も超4悟空の10分の1の戦闘力となります。
したがって黄金大猿悟空と第3ベジータベビーの戦闘力優劣も「超4悟空vs大猿ベビー」の1割優劣が比例する形で「黄金大猿悟空≧第3ベジータベビー」となります。
第3ベジータベビーが黄金大猿悟空にふっとばされた時のダメージの感じからしても、そのくらいで考えていいように思う。
「超4悟空≧大猿ベビー」・・・・・1割優劣
「黄金大猿悟空≧第3ベジータベビー」・・・・・1割優劣
−4−
これに似た傾向のものが、原作にも存在します。
それがブウ編の「ゴテンクスvs魔人ブウ」。
悟空があの世へ帰る直前の場面。
▽悟空
「心配すんな。今やってる技(フュージョン)が完成すりゃぜってえ負けやしねえ」
次にゴテンクスがノーマルで太っちょブウに闘いを挑んで、ボロボロになって帰ってきた場面。
▽ピッコロ
「いいか魔人ブウとの勝負は一日後だ!それまでにせいぜい修行をしておけ!!少しでも強くなってからフュージョンをした方が効果的なんだ。分かったか。くそ坊主!!」
ここから、超1ゴテンクス(修業前)と太っちょブウの戦闘力差は、勝敗がはっきり予測できる最小幅となる1割優劣ではないかと考えました。
次に悪ブウが超3ゴテンクスの連続死ね死ねミサイルをくらってしぶとく出てきた場面。
▽ピッコロ
「い・・・いや・・・弱っているぞ・・・。体力的にはどうか知らんが精神的に少し弱ってきている・・・!!あ・・・あいつには初めてなんだ・・・。おまえのような強い者と闘うのは・・・。少なくとも互角の強さを持つ者にうろたえを感じている・・・」
ここから、超3ゴテンクスと悪ブウの戦闘力優劣も、勝敗がはっきり予測できる最小幅となる1割優劣が適切ではないかと考えました。
これは「超1ゴテンクス(修業前)→超3ゴテンクス」
「太っちょブウ→悪ブウ」のパワーアップ幅が同一であることでなりたつ現象です。
そしてゴテンクスのパワーアップ幅は、ノーマルの引き上がり幅が5割(ベジータの魔力覚醒パワーアップと同じ)で、超3の変身飛躍率の2倍と合わせ「計3倍」のパワーアップだと考えました。
戦闘力一覧に表記した以下の戦闘力。
太っちょブウ 150億
超1ゴテンクス(修業前) 165億 ※太っちょブウの1割増
超1ゴテンクス 247億5000万 ※修業前の5割増
悪ブウ 450億 ※太っちょブウの3倍
超3ゴテンクス 495億 ※超1ゴテンクス(修業前)の3倍/悪ブウの1割増
この考え方に基くものです。
「(幻に終わった)超1ゴテンクスvs太っちょブウ」→「超3ゴテンクスvs悪ブウ」
これは1割優劣の両者が、3倍パワーアップで比例するものです。
そして黄金大猿悟空と第3ベジータベビーの1割優劣の両者が10倍パワーアップをしたのが、
「超4悟空vs大猿ベビー」(同じく1割優劣)であるというのも、これと共通傾向のものだと考えられます。
■1割優劣の両者が、同一のパワーアップ幅で比例するケース
−ケース1−
「(幻に終わった)超1ゴテンクスvs太っちょブウ」→「超3ゴテンクスvs悪ブウ」
※1割優劣の両者が3倍パワーアップで比例。
−ケース2−
「黄金大猿悟空vs第3ベジータベビー」→「超4悟空vs大猿ベビー」
※1割優劣の両者が10倍パワーアップで比例。
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