【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<バビディの魔術について(2)>

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ベジータの魔力覚醒の場面から、バビディの魔術について考えていきます。
スポポビッチの魔力覚醒パワーアップが潜在パワーの限界以上の力を引き出したものと考えられるように、ベジータの魔力覚醒パワーアップも潜在パワーの限界以上の力を引き出したものと考えられます。
そうするとベジータの魔力覚醒によって上積みされた力とは、従来の超神水や最長老のような「潜在パワーを限界まで引き出す」能力では、引き出されなかった力ということになります。
ブウ編のベジータ(魔力覚醒前)は、超神水や最長老の能力ではパワーアップが不可能な状態です。

「超2悟空vs超2ベジータ」の激闘が繰り広げられる場面。

悟空「し・・・信じられねえ・・・。オラはあの世で相当の修業をしたつもりだがな・・・。まったくの互角なんてよ・・・・・・。おめえはオラ以上に修業してたんだな・・・・・・・・・・・・」
ベジータ「・・・・・・ちがう・・・・・・。たしかにキサマ以上の特訓はしたと思うが、きさまはオレのさらに上をいく天才だ・・・。いつまでたってもその差は変わらなかった・・・・・・・・・」

これもブウ編のベジータ(魔力覚醒前)は、その段階で修業によって身に付けられる最大の力を身につけていた状態で、超神水や最長老の能力ではパワーアップ不可能な状態だったと考えていいように思う。



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続いてブウ編の悟空が状態について考えていきます。
この時のベジータ(魔力覚醒前)が、潜在パワーの限界までの力が引き出されている状態となると、同時期の悟空も潜在パワーの限界までの力が引き出されていると解釈するのが妥当ではないかと思う。
セル編で精神と時の部屋から出た悟空は、潜在パワーが限界まで引き出されている状態(超神水や最長老の能力を用いてもパワーアップ不可能な状態)だと考えました。
そして修業によって身に付けられる力(潜在パワーの限界まで)とは、年齢によって変化するもので、その限界値は年月の経過と共に一定のペースに沿って上昇していくものです。
悟空のセル編からブウ編にかけての7年間のパワーアップ幅(2.34666・・・倍と推測)とは、潜在パワーの限界値の年月の経過による一定ペースの上昇に沿ったものだったと解釈していいように思う。

ブウ編の悟空とベジータ(魔力覚醒前)は、共に潜在パワーの限界までの強さを身につけている状態だと考えました。
そうすると、その力関係の比例元となる、セル編(精神と時の部屋修業後)の悟空とベジータも、共に潜在パワーの限界までの強さを身につけている状態と解釈していいように思う。
つまりセルゲーム時のベジータも、悟空と同じく、その段階での修業によって身につけることが可能な最大値(潜在パワーの限界まで)に達していたということです。

悟空親子に精神と時の部屋でこれ以上修業を続けても意味がないと判断される状態(その段階での潜在パワーの限界値)が存在するように、ベジータやトランクスやピッコロにも同様の状態が存在すると判断されます。
それを示すと思われるのが、悟空親子が精神と時の部屋での2日目の修業を行なわないと宣言した場面。

ベジータ「やれやれ・・・・・・。さすがのカカロットさんも部屋の過酷さにとうとう音をあげたか・・・」
悟空「かもな・・・・・・。だがこれ以上カラダを無理に鍛えてもただつらいだけだ。そんなのは修業じゃねえ・・・。でもおめえたちがまたあの部屋に入るのに文句を言ってるわけじゃねえ。まだ鍛える余地は残ってるみてえだし


この「ベジータたちに残されている精神と時の部屋で鍛える余地」とはなにか。
これはこの時のベジータたちがまだ精神と時の部屋で身につけることが可能な最大値に届いていないことを意味するもので、そこに至るまでの修業を指すものではないかと思う。
セルゲーム時のベジータ(推定値10億)は、悟空と同じく、これ以上精神と時の部屋で修業しても強さは上がらない状態(超神水や最長老の能力を用いてもパワーアップ不可能)になっていたと推測します。
同様にトランクスやピッコロも、この段階で精神と時の部屋修業で身に付けられる最大値(潜在パワーの限界まで)に達していたと判断していいように思う。
そうするとベジータ・トランクス・ピッコロの精神と時の部屋修業も、悟空親子と同様に、半戦闘力加速成長状態だったということになります。



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悟空とベジータの修業の取り組み方には、ちがいが見られます。
悟空は精神と時の部屋の修業期間がまだ残っていても、潜在パワーが限界まで達してこれ以上修業をしても意味がないという状態になったら、切り上げて出てきます。
宇宙船の100倍重力修業の時に、残り1日を完全休養に当てたのも同様ではないかと考えます。
ナメック星到着悟空の60000という戦闘力は、潜在パワーが限界まで達した状態で、超神水や最長老の能力を用いてもパワーアップしない暫定レベルMAX状態にあったのではないかと推測します。

悟空はこれ以上修業をしても意味がないという段階を見極めて、そこに達したら中断するという合理的な修業のやり方をするタイプです。
ベジータの場合は、真逆です。

悟空親子が精神と時の部屋から出てくる少し前。

トランクス「悟空さんと悟飯さんは、後どれくらいで出てくるんでしょうか・・・」
ミスター・ポポ「まる1日までにはまだ3時間近くある」
ベジータ「ふん・・・。まる1日ちょうどで出てくるとは限らんぞ・・・・・・。よくばってかなり時間オーバーをするとみた・・・・・・」
ピッコロ「あせることはない。まだ勝負の日まで9日もあるんだ。おまえたちは部屋から出て、まる1日もたっていないではないか。少し休むがいい・・・。まずはオレが入る」
ベジータ「・・・・・・それこそ時間のムダだ。ここから先はサイヤ人にしか踏み込めん領域だぞ・・・・・・。まあ好きにさせてやるが残りの8日間はすべてこのオレがもらうことにするぞ」
ピッコロ「そいつは残念だったな。あの精神と時の部屋は生涯で2日間・・・・・・。48日間しか入っていられないのだ」

ベジータはセルゲームまでの残り8日間を全て精神と時の部屋修業に費やす気でいます。
実際にもし精神と時の部屋に無制限に入れるとしたら、ベジータはセルゲームまでの全日数(8日)を精神と時の部屋修業に費やしていたものと思う。
ベジータの2日目の精神と時の部屋修業も、とにかく時間いっぱいまでやるというもので、悟空のように一定値(暫定レベルMAX)まで達したら修業をやめて部屋を出てこようという思考はないと思われます。
悟飯ももし1人で修業をしていたら、2日間めいっぱい修業をしていたと考えていいように思う。
したがってベジータ・トランクス・ピッコロの精神と時の部屋修業には余剰な修業分も含まれていると考えられてきます。



【戦闘力加速成長】
・クリリン&悟飯の最長老パワーアップ
・超サイヤ人にどんどんと近づいていくベジータ
・ピッコロ、ヤムチャ、天津飯、餃子の界王星修業(5日間)
・完全体セルのフルパワー引き出し
・ウーブ(?)

【半戦闘力加速成長】

・悟空親子の精神と時の部屋修業(適した修業期間)
・ベジータ、トランクス、ピッコロの精神と時の部屋修業(余剰修業分あり)




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セル編の[超1悟空:15億]と[超1ベジータ:10億]。
ブウ編の[超2悟空:70億4000万]と[超2ベジータ(魔力覚醒前):46億9333万3333・・・]。

この両者の優劣が「5割差」と推測される状態は、いずれも両者が潜在パワーの限界までの力を身につけている状態です。

その流れでいくと、フリーザ編の[ノーマル悟空:375万]と[ベジータ:250万]。
この5割差の状態も、両者が潜在パワーの限界までの力を身につけている状態(超神水や最長老の能力を用いてもパワーアップしない状態)と解釈していいように思う。

ベジータが超サイヤ人にどんどんと近づいていく状態とは、クリリン&悟飯の最長老パワーアップと同じく、戦闘力加速成長によるもので、デンデの治療後の強さ(推定値250万)は、そのストップ地点と推測されるものです。
つまり潜在パワーが限界まで引き出されている暫定レベルMAX状態です。

その話の流れでいくと、メディカルマシンで復活した悟空(推定値375万)も、潜在パワーが限界まで引き出された暫定レベルMAX状態と解釈するのが、適切ではないかと思う。

悟空とベジータの優劣が5割差で描かれる場面とは、いずれも両者の潜在パワーが限界まで引き出された暫定レベルMAX状態という共通性があります。


ブウ編ベジータ(魔力覚醒前)は、セルゲーム時と同様に、潜在パワーが限界まで引き出されている状態(超神水や最長老の能力を用いてもパワーアップしない状態)です。
したがってバビディの魔術で悟空に追いつく魔力覚醒パワーアップは、「潜在パワーの限界以上の力を引き出す」という効力のものになります。




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