【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<超3悟空の強さ(現在の考え方)>

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現在の考え方は、ここまでの考え方(超3悟空は、修業後の超1ゴテンクスと超3ゴテンクスの中間ほど)をベースにしたものでありながら、初期の考え方(超3悟空は、超1ゴテンクス付近)にも一定の合理性が見えてくるものになっています。

チビブウ戦の直前に明かされた、実は悟空は超3で太っちょブウを倒せていたという内容。
これは後付け設定で、もともとの超3悟空とはその事実が明かされる以前の内容から判断される、太っちょブウよりも劣るものだったのではないかと考えました。
しかしこの見方には、当然ながら指摘する点が出てきます。

「超3悟空vs太っちょブウ」の対決が終わってから、天界に戻った時の悟空とピッコロの会話の場面。

ピッコロ「・・・・・・さっきの超サイヤ人3・・・・・・。おもいっきりやっていたら魔人ブウを倒すことができたんじゃないのか?・・・・・・。どうだ。違うか・・・?」
悟空「いやあどうかな・・・。魔人ブウの強さときたらデタラメだからな・・・。たぶん勝つのは無理だったと思うぜ・・・」

この悟空が太っちょブウ戦では、本気を出していなかったという内容。
これは後にチビブウ戦で明かされる「超3悟空>チビブウ」という力関係が、後付けのものではないと考えられてきそうな会話です。
しかし当時のストーリーの中に存在した意味とは、そのようなものではないと思う。

悟空が太っちょブウと闘った目的とは、ブウを倒すためではなく、トランクスがドラゴンレーダーをカプセルコーポレーションから持ち帰るための時間稼ぎをするためです。
これが悟空が、太っちょブウ戦で本気を出さなかった伏線へとつながってきます。

そして悟空が闘いを終える決意をして、超3の変身を解いてノーマルに戻った場面。

▽太っちょブウ
「おい!なぜもどる。おまえと闘うのおもしろい。もっとやるぞ!」

これは悟空も本気を出していなかったが、魔人ブウもまた遊んでいたと解釈できるものではないかと思う。

これを示すものが、もう1つあります。

魔人ブウがバビディを殺害した後に自由気ままに破壊を始め、街を爆破した場面。

[その様子を天界から見ていた悟空とピッコロ]

ピッコロ「くそ・・・。あのヤロウがその気になったらここだって地球もろともあっというまに消されてしまうぞ・・・!」
悟空「だいじょうぶ。地球ごとやっちまうってことはねえとおもう。2日後にオラよりもっとつええやつがおまえと闘うって言ってやったらうれしそうだったからな・・・」


この場面から、太っちょブウの強さとは、超3悟空(本気を出していないレベル)よりももっと強いヤツが現われてもうれしくなるくらいと考えられます。

「超3悟空vs太っちょブウ」とは、お互いが本気を出さない中でのバトルです。

そしてお互いが全力で闘っていたらどうなっていたのかと予測したのが、悟空の見立てる、
「いやあどうかな・・・。魔人ブウの強さときたらデタラメだからな・・・。たぶん勝つのは無理だったと思うぜ・・・」
というものだったのではないかと思う。

つまりこの時の悟空の「太っちょブウに多分勝てない」という予測は、
セルゲーム前の「やってみなきゃわかんねえが。まあこのままじゃオラはたぶん勝てねえだろうな」と同じものではないかと考えられます。

よって当時のストーリーの中に存在する力関係は、
「太っちょブウ≧超3悟空」。
その優劣はセル編の「悟空VS完全体セル」くらいのものだというのが、ここでの結論です。

太っちょブウ戦の本気を出していない超3悟空は、フリーザ戦の「ウォーミングアップ→本気」と同じく、圧倒1つ分くらいの引き下げとみるのがベストではないかと推測します。



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初期設定時の超3悟空と太っちょブウの戦闘力を考えていきます。
「超2悟空」と「超1ゴテンクス&太っちょブウ」の戦闘力差は、倍くらい離れているものではないかと考えました。
そうすると初期設定の悟空の超3変身飛躍率は、超2の2倍が最適なものになってきます。
よってこの時点の「超1→超2→超3」の変身飛躍率の流れは、
「超1−1→超1−2→超1−3」と同じ2倍変身の2段重ねとなります。

超2悟空の戦闘力は「70億4000万」。
よって超3悟空(初期設定時)の戦闘力は、その2倍の「140億8000万」となります。

太っちょブウは、この超3悟空が多分勝てないというくらい。
(およそ「悟空vs完全体セル」の戦闘力差に相当)。

キリのいい数字で「150億」が妥当ではないかと判断します。

超3悟空(初期設定時)の「140億8000万」と太っちょブウの「150億」の戦闘力差は6.53409・・・%差。
多分優劣基準の6.6666・・・%差に、ほぼ対応します。

詳細:戦闘力差と勝率の関係(1)
詳細:戦闘力差と勝率の関係(2)



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■この考え方に基く、戦闘力一覧に掲載した戦闘力とその詳細

超2悟空  70億4000万
太っちょブウ  150億

−詳細−

超2悟空  70億4000万
超3悟空(初期設定時)  140億8000万  ※超2の2倍
太っちょブウ  150億

「悟空vs完全体セル」」(15億:16億)の優劣。  [6.66666・・・%差]
「超3悟空(初期設定時)と太っちょブウ」(140億8000万:150億)の優劣。  [6.53409・・・%差]

 戦闘力一覧



フリーザ戦超悟空とメカフリーザの優劣 「1500万:1600万」
超悟空vs完全体セルの優劣 「15億:16億」
超3悟空(初期設定時)と太っちょブウの優劣 「140億8000万:150億」

この多分優劣の3つのバトルは、いずれも片方が「15に0を重ねた数」になっているという共通性があり、「戦闘力の組み立て配置」の中で有効なやり方となるものではないかと推測します。



−3−

もともとの超3悟空は、太っちょブウをわずかに下回る強さで描かれるもので、超3の変身飛躍率は「2倍」と考えました。
そしてこの飛躍率が、ゴテンクスの超3の変身飛躍率と共通するものになります。

ゴテンクスの超3は超1の1段階上の変身として存在するもので、超1ゴテンクスは超2の力が引き出されていると解釈されるものです。
(よって超3ゴテンクスは、超1ゴテンクスの2倍という見方になる)。

詳細:ゴテンクスの超サイヤ人システム
詳細:自然体超1と筋肉増強変身

初期設定超3悟空(太っちょブウをやや下回る)と超3ゴテンクスの戦闘力差は、2倍以上の開きがある圧倒的なもの。
これは両者の超3の1つ前の形態の超2悟空と超1ゴテンクス(修業後)の2倍以上の開きがある圧倒的な戦闘力差が、そのまま比例して現われているものになります。

超3悟空が太っちょブウよりもやや劣る強さで描かれるストーリーとは、どのようなものか。
これは究極悟飯が最後を締めるストーリー構想に、対応するものではないかと推測します。

悟空が実は超3で太っちょブウを倒せていたというのは、悟空が主役に戻ってチビブウと最終決戦を繰り広げるストーリー構想に合わせて改訂された、後付けのもの。
それが悟空の超3の飛躍率が、ゴテンクスの超3の飛躍率(2倍)よりも強力なものと考えるものです。

それによって超2悟空と超1ゴテンクス(修業後)の戦闘力差は2倍以上の開きがある圧倒的なものでありながら、超3悟空と超3ゴテンクスの差は、それよりもかなり縮小したものになります。
チビブウ(超3悟空と互角)が南の界王神を吸収したマッチョブウが、悪ブウ(超3ゴテンクスよりやや劣る)を逆転するという内容につながるものです。



■究極悟飯が最後を締めるストーリー構想(B−中期構想)

・超3悟空が、太っちょブウよりもやや劣る強さ。
・悟空とゴテンクスの超3の飛躍率は同じ2倍で、超2悟空と超1ゴテンクス(修業後)の圧倒的な戦闘力格差が、そのまま超3悟空と超3ゴテンクスの圧倒的な戦闘力格差として現われる。
・太っちょブウが4人の界王神を殺害しているという歴史を背景とする物語。東の界王神の強さ(フリーザ程度なら一撃で倒せる超1−1レベル)が、その他4人の界王神のレベルの目安として解釈される。
(歴代の界王神の誰もが、ゼットソードを抜けなかったという内容の元となるもの)


■悟空が主役に戻って決着を付けるストーリー構想(B−後期構想)

・超3悟空が、実は太っちょブウなら倒せていた。(チビブウと互角)
・悟空の超3の飛躍率が、ゴテンクスの超3の飛躍率よりも強力なもの。それによって、超2悟空と超1ゴテンクス(修業後)の戦闘力格差は圧倒的なものでありながら、超3悟空と超3悟空の戦闘力格差は、それよりもかなり縮小される。
※チビブウ(超3悟空と互角)が南の界王神を吸収したマッチョブウが、悪ブウ(超3ゴテンクスよりやや劣る)を逆転するという内容につながる。
・チビブウが西と北の界王神を殺害して、南と大界王神を吸収して太っちょブウになったという歴史を背景とする物語。南の界王神が、ピッコロとは次元がちがいすぎる強さの初期設定界王神レベルはあるものとして描かれる。

−補足−
ブウ編初期構想(B−初期構想)は、悟空の上限が超2で、界王神がピッコロとは次元がちがいすぎる強さ(超2悟空よりも格上)で描かれるストーリー。





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