【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<バビディ軍団とは>

−1−

バビディのアジトについた場面。

▽界王神
「この世界のナンバー1はあなたたちのだれかかもしれませんが、もうひとつの魔の世界のトップは完全にダーブラなのです」

これはなにを意味しているのか・・。

設定変更後の界王神(フリーザ程度なら一撃で倒せる)に対応する思考とは、悟空たちの強さの認識が超1−1レベルにあったというものです。

そうすると界王神の解釈する「この世界のナンバー1レベル」とは、超1−1レベルということになります。

この超1−1レベルをトップとする世界とはなにか・・。
これはフリーザ編で「超サイヤ人が伝説の全宇宙最強の戦士」として語られていた世界に対応するものではないかと思う。
よって魔界の王ダーブラはその対象から外れることになります。

ではヤコンはどうなのか。
界王神の解釈する「この世界のナンバー1が超1−1レベルの悟空たちのだれか」ということは、ヤコンはその世界の住人ではないということになるのではないかと思う。
ヤコンもダーブラと同じく、悟空たちの住む世界(フリーザの恐れた伝説の超サイヤ人が最強と位置付けられる世界)とは異なる世界の住人ということになります。

ではプイプイはどうなのか。
プイプイを前にした界王神の「ひ・・・ひとりで闘う気なのですか!?」という反応。
界王神はこの世界のナンバー1は超1−1レベルの悟空たちのだれかと解釈しているので、プイプイを悟空たちと同じ世界の住人と認識していたら不自然です。
そうするとプイプイも悟空たちの世界とは異なる世界の住人という可能性が高くなります。

そして「もうひとつの魔の世界」という言葉から、悟空たちの住む世界以外に存在する世界とは魔界だけと解釈するのが適切ではないかと思う。
悟空たちの住む世界とは異なる世界とは「魔界」です。
よってプイプイやヤコンは魔界出身となります。



−2−

ここで魔界について考えたいと思います。
魔界にいるダーブラ以外の猛者はどのくらいのレベルなのか。
これはフリーザを上回る人造人間&セル編レベルの水準にあると考えるのが適切ではないかと思う。

魔界の猛者=人造人間&セル編レベル

ここで考えたいのは、バビディがそいつらを部下にせずスルーしておく理由が存在するのかということです。
ダーブラでさえ操って部下にしてきたのなら、魔界のナンバー2やナンバー3の猛者も部下にすることは普通に可能なはずです。
これをスルーする理由は見当たりません。

バビディが魔界にいるダーブラに続く実力者たちの存在を把握しているのなら、そいつらも部下にしにいくというのが自然な行動ではないかと思う。
つまりバビディ軍団とは、バビディの知る魔界のナンバー2やナンバー3も存在する組織と解釈していいのではないかと推測します。

「バビディ軍団(人造人間&セル編レベルの猛者たちの集まり)=魔界軍団)」

「ベジータvsプイプイ」戦が始まろうとする場面。

▽界王神
「敵をなめてはいけません!バビディはそこらじゅうから強い部下だけを集めているのですよ!」

この「そこらじゅう」とは、魔界の全地域が含まれると解釈するのが適切ではないかと思う。



−3−

超1−1レベルをこの世界のナンバー1レベルとする定義。
これは原作における伝説の超サイヤ人とは、あくまでフリーザ編を通じて描かれる超サイヤ人(超1−1)にあるということではないかと思う。
悟空が超サイヤ人に初覚醒した次の話(第318話)のタイトルでも、はっきりと「伝説の超サイヤ人」と明記されています。
話の流れとしても、過去に1000年に1人のペースで現われた歴代の伝説の超サイヤ人たちのレベルは、フリーザが恐れていたという条件に該当する超1−1レベル(1250万〜5000万)とみるのが適切な気がします。

映画版では伝説の超サイヤ人ブロリー(少年逆上超2悟飯レベルと推測)が出てきました。
しかしこれは原作に存在する伝説の超サイヤ人の定義を崩しているという意味で邪道とも考えられるように思う。

超サイヤ人が伝説の最強戦士であるという定義。
これは超サイヤ人が作品における究極の存在であることを示すものではなく、あくまでフリーザ一族が猛威をふるっている1つの世界の中で最強の存在と位置付けられているものです。
魔界の猛者やあの世の武道家など、異なる世界の住民にまでは対応しません。

異なる世界の実力者に対抗できるのは、「超サイヤ人を超える」(超1−2最低値以上に対応)という状態が可能とするものです。
「超サイヤ人を超える」とは、1000年に1人の伝説の超サイヤ人たちのレベルを超えるという意味でもあります。

「超サイヤ人を超える(超1−2最低値以上)=伝説の超サイヤ人(歴代レベル)を超える」



−4−

ただしこの見方には注意点があります。
それは伝説の超サイヤ人(超1−1レベル)を超える、魔界の猛者やあの世の武道家など異なる世界の実力者とは、悟空たちが超サイヤ人を超えてまだまだ成長していくストーリーに合わせて出てきた後付けのものであるということです。
フリーザ編で伝説の超サイヤ人(超1−1レベル)というのが考え出された時点では、魔界など異なる世界の格上実力者という定義もなく、作品における究極の存在として描かれるものであったと思う。



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