【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<超1−2の最低戦闘力水準>

−1−

作中の超1−2ベジータの強さは、超1−2の中でもかなり強いレベルにあり、超1−2にたどりついた時点の強さは、それよりも大きく劣るものだったと考えました。

▽トランクス
「父は中に入って2ヶ月ほどですでに超サイヤ人の限界を超えたようでしたが・・・・・・・・・。それでも納得がいかないらしくて今まで時間がかかってしまったんです・・・」
より。

ではベジータが精神と時の部屋に入って2ヶ月でたどりついた、超1−2最低値レベルとはどのくらいなのか。
超1−2というからには弱くても第2セルよりも強いだろうといったイメージもありますが、そうではないと考えます。

ベジータ親子が精神と時の部屋に入り、ピッコロたちが飛行機でセルの追跡を続けている場面。

▽ピッコロ
「・・・・・・・・・まずいぞ・・・・・・。もうかなり強くなっているはずだ・・・。いつ17号たちと合体して完全体になるかわからん・・・。
・・・・・・・・・こうなっては悟空たちがほんとに超サイヤ人を超えることを願って・・・一緒に17号たちを倒してしまうしか方法はないかもしれん・・・

この言葉の意味することはなにか・・。
それはピッコロの計算する打倒人造人間の戦力が、
「超1−2悟空・超1−2ベジータ・超1−2トランクス・ピッコロ」
の4人がかりでちょうどよくなるくらいということではないかと思う。

ピッコロの認識する人造人間との対決構図。
「超1−2悟空・超1−2ベジータ・超1−2トランクス・ピッコロ vs 17号・18号・16号」


ここから推測される超1−2レベルとは、神と融合したピッコロや17号たちの圧倒1つ分くらいで考えられるものではないかと思う。
(この時点で周囲が認識している16号の強さが実際のものよりも劣ることも考慮に含める)。

そしてこの水準がベジータが精神と時の部屋に入って2ヶ月でたどりついていた超1−2最低値となるものではないかと推測します。


ベジータが2ヶ月で超1−2にたどりついた時の強さとは、作中のレベルを大きく下回るものだと考えました。
それを修業期間から単純に計算すると、超1−2にたどりつくまでの2ヶ月間のパワーアップ幅よりも、その後の10ヶ月間のパワーアップ幅の方が大きそうな印象を受けます。
その貧弱な印象を受ける2ヶ月時点の超1−2というのが、ピッコロの認識する人造人間と大一番決戦を繰り広げるのに適した強さではないかと考えます。



−2−

ここで改めて悟空が超サイヤ人を超える決意をした過程を振り返っていきます。

[心臓病から復活して窓辺に立つ悟空]

悟空「夢の中でみんなの話を聞いていた・・・。だいたいのことはわかってる・・・。またえれえことになっちまったみてえだな」
亀仙人「ご・・・悟空・・・・・・」
チチ「もう闘う気なんか!?死んじまうだよ!!」
悟空「心配すんな・・・。まだ闘わねえ・・・。いまのベジータに勝てねえんならオレにも勝てねえから・・・。オラも上を目指そうと思うんだ・・・。
超サイヤ人の上をな・・・・・・!!」

(第365話終了。第366話冒頭へ)

亀仙人「ス・・・超サイヤ人のさらに上を目指すじゃと!?そ・・・そんなことが可能なのか・・・!?」
悟空「わからねえ・・・・・・・・・。
だが今度のはそれぐれえじゃねえととても勝てる相手じゃなさそうだ・・・。1年ほど修業してダメだったらあきらめる」

続いて精神と時の部屋に悟飯を連れていくためにピッコロたちの乗る飛行機に立ち寄った場面。

▽悟空
「オラ今のままじゃ人造人間にもセルってやつにもとても勝てやしねえ。悟飯を連れて修業に行ってくる。たった1日で1年間の修業ができる所へ・・・」


ここまでの内容を整理していきます。

「だが今度のはそれぐれえじゃねえと(超サイヤ人を超えるくれえじゃねえと)とても勝てる相手じゃなさそうだ・・・。1年ほど修業してダメだったらあきらめる」

「オラ今のままじゃ人造人間にもセルってやつにもとても勝てやしねえ。悟飯を連れて修業に行ってくる。たった1日で1年間の修業ができる所へ・・・」


この場面から、超サイヤ人を超えるくらいじゃないと勝てない相手の中には、人造人間17号・18号が入っていると考えられます。

悟空たちのもともとの超サイヤ人を超える目的とは、打倒人造人間のために存在していたものでした。

そしてこれが、ベジータ親子が精神と時の部屋から出てきた場面。

▽トランクス
「父は中に入って2ヶ月ほどですでに超サイヤ人の限界を超えたようでしたが・・・・・・・・・。それでも納得がいかないらしくて今まで時間がかかってしまったんです・・・」

ここから考えられる、作中のものよりはるかに劣る超1−2(超1−2最低値)につながります。

ベジータが精神と時の部屋に入って2ヶ月で超1−2に到達した時の強さは、神と融合したピッコロや17号の圧倒1つ分くらい上で考えられるものになります。



−3−

ここでこの時期のストーリーを振り返っていきます。

17号たちがカメハウスに襲来し、ピッコロが近くの島へと引き連れていった場面。

ヤムチャ「か・・・勝てると思うか・・・・・・?」
天津飯「・・・ムリだ・・・・・・。あ・・・相手は3人だぞ・・・・・・」
クリリン「あ・・・あとちょっとで悟空たち4人の中のだれか2人が修業を終えるはずだ・・・・・・。そ・・・それまでなんとか た・・・たのむ・・・・・・」

この時のクリリンたちの思考とは、どのようなものなのか。
これはピッコロの
「こうなっては悟空たちがほんとに超サイヤ人を超えることを願って・・・一緒に17号たちを倒してしまうしか方法はないかもしれん・・・」
と同じ認識で、修業後の悟空たちの強さ(超1−2レベル)を人造人間との大一番決戦に備えるのに適した強さとして見立てているものではないかと思う。

次にピッコロと17号の戦闘が始まって、悟飯がその場へとかけつけようとする場面。

悟空「始まった・・・!!闘っているのはピッコロだ・・・」
悟飯「相手はセルってやつでしょうか・・・!!」
悟空「いや。相手の気が感じられねえ。たぶん人造人間たちだ」
悟飯「そんなっ!!ピッコロさん殺されちゃう!!」
悟空「行ってもムダだ悟飯っ!!今のままじゃレベルが違いすぎる!!足手まといになりたいかっ!!」
悟飯「・・・・・・・・・!!」
悟空「きっともうすぐベジータとトランクスがパワーアップして出てくる!!だいじょうぶだ!!それに今のピッコロは信じられねえほどの達人になってんだぞ・・・・・・」
「(まだかベジータ・・・・・・。やっぱ超サイヤ人を超えるのは無理なのか・・・・・・!?)」

続いてセルがピッコロたちの元へ向かっていくのを悟空たちが察知した場面。

悟飯「お・・・おとうさん!!セルが・・・セルが動きはじめたよ!!」
悟空「・・・・・・・・・。わかってる・・・・・・」
「(まだか・・・・・・。急いでくれベジータ・・・!!とりかえしのつかないことになっちまうぞ・・・!!
ベジータは天才だ・・・。超サイヤ人の壁はとっくに超えているはずだが・・・・・・)」

これらも修業後のベジータたちのレベルが第2セルが手も足も出ないほどのものではなく、17号・18号との決戦にかけつけるのにちょうどいいくらいのレベルとして描かれているものであると思う。



−4−

この時期に期待されている超サイヤ人を超えて精神と時の部屋から出てくるベジータ親子とは、複数で人造人間たちを倒しにいくのにちょうどいいレベルです。

よってセルが第2形態に進化した後に負傷したピッコロや天津飯が悟空に連れられて天界へともどってきた場面。

▽ピッコロ
「セルは異常なまでの強さだ・・・・・・。はっきりいって誰も勝てない・・・。オレはそう思う・・・・・・・・・」

これはベジータ親子が超サイヤ人を超えて精神と時の部屋から出てきても、どうしようもない状況になってしまったと絶望しているものになります。

その絶望を覆すのが、ベジータ親子が精神と時の部屋から出てきた場面。

▽トランクス
「父は中に入って2ヶ月ほどですでに超サイヤ人の限界を超えたようでしたが・・・・・・・・・。それでも納得がいかないらしくて今まで時間がかかってしまったんです・・・」

ここから考えられる、ベジータは超1−2到達時レベルとは比較にならないほどの強さを得て精神と時の部屋から出てきたというものではないかと考えます。

ベジータの自信というのが、セルの完全体化を阻止できるというものではなく、相手が誰であっても(完全体セルであっても)負ける気がしないという自信に満ち溢れた強さにつながるものです。

詳細:精神と時の部屋修業後のベジータについて(詳細)




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