【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<フリーザとコルド>

−1−

フリーザとコルドは、どちらが強いのか。
それを考えるにあたって、コルドには1つの疑問があります。
それがコルドの外見がフリーザの第2形態と同じであることから、さらに2段階の変身をするのだろうかというものです。

コルドが第4形態に変身できるとした場合、解釈の仕方は2つあります。
1つ目が、コルドは第4形態に変身してフリーザとどちらが強いか考えるに値するレベルになるという見方。
これだと作中のコルドは、第2フリーザ付近の戦闘力水準で考えられることになります。
2つ目が、コルドは第4フリーザ付近の戦闘力水準で考えられ、第4形態に変身した時の強さは超トランクスを大きく上回るほどの強力なものになるという見方。

最初に「第4コルド>超トランクス」という見方について。
しかしあの場面で超トランクス以上の第4コルドという敵を出しながら、第2形態のまま敗れていったというのは、漫画の書き方としてないのではないかと考えます。
作中の内容は「超トランクス>フリーザ親子」という能力差を示すものだと解釈します。

次にコルドは第4形態に変身してフリーザとどちらが強いのか考えるのに値するレベルになり、作中形態は第2フリーザ付近の戦闘力水準という見方について。
これだと「超トランクス>第4コルド」となりますが、この見方も強い抵抗を感じます。
やはりコルドが何倍もパワーアップできる切り札を残したまま死んでいったというのは、考えにくいように思う。

理論的な不自然さはありますが、コルドに変身はなく、作中形態でフリーザとどちらが強いのか考えるに値するレベルにあるという見方が適切ではないかと考えました。

トランクスがメカフリーザを一刀両断した場面。
これは超サイヤ人級の戦闘力に剣の力が加わったものと解釈するのが適切ではないかと思う。
それと同じく、コルドの剣攻撃を受け止めたり、コルドの腹をエネルギー波でぶち抜くといった動作も、超サイヤ人級の戦闘力によって行なわれたものではないかと考えます。

コルド戦の超トランクスとは、超サイヤ人のレベルの高さを認識するのにつながる内容で、コルドは作中形態でフリーザと同様の超サイヤ人級にあると見ていいのではないかと思う。


■コルド大王
・変身はしない(作中形態が上限)
・作中形態でフリーザとどちらが強いか考えるに値する戦闘力水準にある。




−2−

この見方を前提に、フリーザとコルドはどちらが強いのかについて考えていきます。
これはフリーザではないかと思う。

フリーザ親子が宇宙船が地球に迫る場面。

▽メカフリーザ
「くっくっく・・・・・・。レーダーでわかっているぞ・・・。きさまも地球を目指して飛んでいるのを・・・。すぐにわからせてやる。本当の宇宙一がだれなのかを・・・」

次にフリーザ親子の前にトランクスが現われた場面。

▽メカフリーザ(トランクスがフリーザの名を口にしたことに対して)
「光栄だな。こんな銀河の外れの星にまで、ボクの名が知れわたっていたとは・・・。だが残念なことにボクが宇宙一の力を持っていることまではご存知なかったようだ・・・」

このコルドの前でのフリーザの宇宙一発言は、「フリーザ>コルド」という力関係を示すものと見ていいのではないかと思う。


次にコルドの主張について見ていきます。

フリーザ親子が地球へと降り立った場面。

▽コルド
「地球人などはどうでもいいが、超サイヤ人だけは必ず息の根を止めねばならん。どんな手段を使ってもだ。宇宙一の力を持つ者は必ず我が一族でなければならん」

フリーザの「自分が宇宙一」という主張に対して、コルドは「宇宙一は我が一族」。
これはフリーザが宇宙一(一族最強)であると解釈していいものではないかと思う。

またコルドとトランクスが対峙した場面。

▽コルド
「どうだ。フリーザのかわりに我が子にならぬか。宇宙一強いおまえこそ我が一族となる資格がある」

これも宇宙一の者こそ我が息子にふさわしいという意味で、フリーザはその条件を満たしていたと解釈していいものではないかと思います。

フリーザは「自分が宇宙一」。
コルドは「宇宙一は我が一族(または宇宙一の者こそ我が息子にふさわしい)」。

ここから「フリーザ≧コルド」ではないかと考えました。

超トランクスがガケの上から放ったエネルギー波をメカフリーザとコルドがジャンプしてかわした場面。
(28巻・94頁・1コマ目)

メカフリーザの反応の方がコルドよりもやや早いと判断される描写ですが、これも「メカフリーザ≧コルド」という力関係で見ていいものではないかと思う。

作中から判断できるのは「メカフリーザ≧コルド」という力関係で、100%フリーザとどちらが強いのかは不明とします。


・「メカフリーザ≧コルド(作中形態)」
・コルドは作中形態が上限で、それ以上の変身はない




−3−

ここまでの考察は、原作だけで見た場合の解釈で、アニメ版の場合はこれとは異なるものとなります。

ベジータがヤムチャと共に、コルド大王の宇宙船に向かって飛んでいく場面。

▽ベジータ
「フリーザが生きていたとは・・・。やはりカカロットはあまかったか!!
それにしても何者なんだ。フリーザと一緒にいる、やつよりもはるかに大きな気の持ち主は」

ここから、アニメ版は「コルド>メカフリーザ」という力関係だと判断されます。
そしてこれはコルドが作中形態で、メカフリーザをはるかに上回るという意味のものです。

これは原作の戦闘力から考えるとあり得ないことですが、アニメ版のあの世一武道会編やブウ編クライマックスのような、原作には組み合わないムチャクチャなストーリーの一環として解釈します。


ここでもう1度、アニメ版を含めてコルドの変身の有無について考えていきます。
アニメ版の「コルド>フリーザ」を示す内容は、コルドが作中形態でメカフリーザの気を大きく上回ると解釈していいように思う。
そうなるとなおさらのこと、コルドの第4形態というのは考えにくくなってきます。
(それを前提に第4形態というのが出てきたら、人造人間以上ということが起こりかねないため・・)

アニメ版とは「コルド(作中形態)>メカフリーザ」(コルドの変身はない)と考えられるものです。
そうすると原作から考えられる両者の力関係も「メカフリーザ≧コルド(作中形態)」という見方が適したものになるのではないかと思う。


 原作・・・・「メカフリーザ≧コルド(作中形態)」  ※僅差

 アニメ版・・・・「コルド(作中形態)>メカフリーザ」  ※大差

 ※いずれもコルドの変身はない。





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