【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<平和ボケとはなにか>

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ここで「平和ボケ」の意味について考えたいと思います。

「平和ボケ」とは「長らく続く平和な年月がその者をぼけさせてしまった」という意味です。
つまり「平和ボケ」という症状が起こるには、まず「長らく続く平和な年月」というのが存在しなければなりません。
平和が訪れてから短期間内に存在する症状ではないということです。

これは「夏休みボケ」にも同じことがいえると思う。
「夏休みボケ」という症状が起こるには「一定の夏休み期間を過ごす」という行動が必要不可欠です。
決して夏休み初日(または2〜3日以内)から起こる症状ではありません。



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これを同じく平和ボケしていたブウ編後の悟天とトランクスに当てはめるとどうなるか。
この2人の平和ボケという症状が現われたのは、ブウ戦が終わって一定の平和な年月が経過してからということになります。
やはりブウ戦が終了してもしばらくの期間はこれまで通り「闘いごっこ」という感覚で修業を行っていたという見方の方がしっくりくるように思う。
映画「龍拳爆発〜」の悟天&トランクスもこの段階では平和ボケしていなかったように思います。

また2008年のジャンプスーパーアニメツアーで上映された「オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!」で、ブウ編の2年後の世界が描かれ、ブウ編の時よりもほんの少し背が伸びている少年の悟天とトランクスが登場します。
ぱっと見ただけではブウ編の時と外見に変化がなく、クリリンの「悟天もでかくなったなあ」という言葉を聞いた上で改めて見直すと、確かにほんの少し背が伸びているようにも思えるという程度のものです。
この悟天&トランクスは、まだ平和ボケしていないと考えていいのではないかと思う。

「ブウ戦の悟天&トランクス<「オッス!帰ってきた〜」の悟天&トランクス」

悟天とトランクスに平和ボケという症状が現われたのが、長らく続く平和な年月が経過してからで、それまでは修業を続けていたと考えていいように思う。
そうすると「10年後の悟天&トランクス>ブウ編の悟天&トランクス」となります。



−3−

この考え方を悟飯に当てはめていきます。
「平和ボケ」という症状が現われるのに「長らく続く平和な年月」が必要ということは、悟飯もセル戦終了から一定の年月期間は平和ボケしていなかったということになります。

この期間は「危険な2人〜」の青年悟飯に対しての考え方にも現われる
「勉強に真面目に取り組みながらの修業生活」(文武両道の生活習慣)
というのが当てはまるように思う。

よって「少年悟飯<青年悟飯」と考えられ、平和ボケによる問題点は「成長の少なさ」という点に収まります。

その少量の成長によって悟飯は逆上パワーなしでも超2に変身可能なノーマル戦闘力にたどり着き、逆上パワーを発揮した時には少年時を上回ると想定される状況になったと考えられます。

「少年悟飯<作中の平和ボケした青年悟飯<仮に平和ボケせずに成長した青年悟飯」



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青年時の悟天&トランクスが、少年時よりも強くなっていると考えられそうなものが、もう1つ存在します。
それがゲーム版「ドラゴンボールヒーローズ」に登場したオリジナルキャラの「青年ゴテンクス」。
これは超3ブロリーや超3ベジータと同じような感じで、出てくるものです。
青年ゴテンクスの紹介のされ方を見ていきます。

●2013年ジャンプ51号 ドラゴンボールヒーローズ特集ページ(青年ゴテンクスのイラストの下)

ゴテンクス(青年期)
「青年期へと成長した孫悟天とトランクスがフュージョン!!実力は未知数!!」

これは青年ゴテンクスが、ブウ戦時の少年ゴテンクスよりも強力なものと解釈していいのではないかと思う。
同系等の超3ブロリーや超3ベジータが、原作や映画本編の既存の形態よりも、強力な存在として描かれている点を踏まえても、妥当ではないかと思います。

「青年ゴテンクス>少年ゴテンクス」

これは青年時の悟天&トランクスが、少年時よりも強いという見方が前提となります。

「ブウ戦の悟天&トランクス<作中の平和ボケした原作終了時の悟天&トランクス<仮に平和ボケせずに成長した原作終了時の悟天&トランクス」

これらから、平和ボケした悟飯というのも、少年時よりも弱くなっているのではなく、成長が少ないという見方が適切と考えられてきます。


青年の悟天&トランクス/平和ボケしていても、少年の時よりは強くなっている。

青年悟飯/平和ボケしていても、少年の時よりは強くなっている。





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