【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<青年悟飯について>

−1−

セル戦超2悟飯の戦闘力飛躍は、「逆上パワー+超2」であるのに対し、
青年超2悟飯の戦闘力飛躍は「超2のみ」。
これが少年超2悟飯と青年超2悟飯の優劣の要因となるものだと考えました。
この見方にブウ編の悟飯は平和ボケで、セル戦の時よりも戦闘力ダウンしているという見方を加えた場合、
「少年逆上超2悟飯≧青年逆上超2悟飯」となります。

しかしこの考え方で組み合わない問題点が出てきます。
それが「青年超2悟飯>復活前セル」という力関係と、青年悟飯が少年の時よりも弱くなっているという見方が組み合わないということです。
セル戦の逆上超2悟飯の「逆上パワー+超2」とは、フリーザ戦悟空の超サイヤ人覚醒のような5倍くらいの勢いで考えられるもので、逆上パワーが2.5倍相当、超2が2倍となるものだと考えました。
(厳密には逆上パワーは「2.34666・・・倍」、逆上超2は「4.69333・・・倍」となる)。

フリーザ編のノーマル悟空(本気・10倍界王拳使用)の2倍が、50%フリーザや20倍界王拳悟空で、その2倍が超悟空(体力消耗から変身)や100%フリーザとなる内容。
セル編超1悟空の2倍強がフルパワー完全体セル(逆上超1悟飯と互角)で、その2倍が復活セルや逆上超2悟飯とする内容。
この2つの最終決戦が類似傾向にあるという見方につながるものです。

「青年超2悟飯>復活前セル」とは、
「青年超2悟飯>少年逆上超1悟飯」と置き換えることができます。

「逆上前超1悟飯→逆上超1悟飯」は、飛躍率が2.5倍相当のものだと考えました。
その上で、青年超1悟飯が飛躍率2倍の超2でそれを圧倒1つ分上回るということは、少年の時よりもパワーアップしていなければなりません。

わかりやすくするために、逆上パワーの飛躍率をちょうど2.5倍(逆上超2でちょうど5倍)として、数字で説明していきます。
少年超1悟飯(逆上前)を「100」とすると、少年逆上超1悟飯は「250」(逆上超2で「500」)となります。
フルパワー完全体セルは逆上超1悟飯と同じ「250」。
そしてそれを圧倒1つ分上回ると推測する青年超2悟飯を「300」とします。
青年超2悟飯が「300」なら、青年超1悟飯は「150」となります。
これは少年超1悟飯(逆上前)の「100」を上回る強さです。

次に逆上パワーの飛躍率をそれよりも抑えて「2倍」として考えます。
少年超1悟飯を「100」とすると、少年逆上超1悟飯は「200」(逆上超2で「400」)となります。
フルパワー完全体セルも逆上超1悟飯と同じ「200」。
そしてそれを圧倒1つ分上回る青年超2悟飯を「240」とします。
青年超2悟飯が「240」なら、青年超1悟飯は「120」となります。
これは少年超1悟飯の「100」を上回る強さです。

逆上パワーを2倍からそれ以上という見方を前提に「青年超2悟飯>復活前セル」という力関係を成立させるには、青年悟飯は少年時の強さを上回っていなければならないということです。
そこで「少年悟飯<青年悟飯」という見方が正解なのではないかと考えました。



−2−

ブウ編の悟飯の平和ボケとは、セル編の時よりも弱くなっているという意味ではなく、パワーアップ幅が小さいといった意味ではないかと考えます。
現実で例えると、受験の年の夏休みに周囲の人たちが夏期講習などで猛勉強して学力を「5」上げたのに対して、自分はあまり勉強しなかったために学力が「2」しか上がらなかったというようなものではないかと思う。

仮にセル編からの7年間で悟空とベジータは2倍のパワーアップをしたのに対し、悟飯は1割しか成長できなかったと断定できる内容があったとした場合、それでも悟飯が平和ボケしていたという表現は当てはまります。

「平和ボケせずに真面目に修業したブウ編悟飯(仮)>作中の平和ボケしていたブウ編悟飯>セル編少年悟飯」

仮に平和ボケしていない悟飯が登場するブウ編ストーリーが描かれた場合、その強さは作中のものをかなり上回り、パワーアップ幅も悟空やベジータと比べて遜色のないものになっていたと推測します。



−3−

青年悟飯が少年の時よりも強くなっていると解釈することで成り立ってくる内容は、他にもいくつか存在します。
そもそもなぜ青年悟飯は逆上パワーをなしに超2に変身できるのか。
超サイヤ人段階進化システムとは以下のようなものだと考えました。

『超サイヤ人の覚醒条件の1つに一定以上の高いノーマル戦闘力に到達するというのが存在するように、上の段階の超サイヤ人の覚醒条件も、さらなる一定以上の高いノーマル戦闘力への到達が条件となる』
(界王拳システムの、基本戦闘力が上がれば上がるほどより高い倍率の界王拳が使えるようになるという特徴に類似)

セル戦悟飯は逆上パワーのノーマル戦闘力の上昇で、悟空とベジータはセル編以降の7年間の修業で、超2覚醒可能なノーマル戦闘力に到達していたという見方につながるものです。
そしてブウ編の悟飯が自分の意志で(逆上パワーなしで)超2に変身できたのは、セル編以降の成長によって超2覚醒可能なノーマル戦闘力に到達していたからではないかと考えます。


【少年悟飯】
超2覚醒可能なノーマル戦闘力に到達していない。
(逆上パワーの発動によって、超2に覚醒可能な最低ノーマル戦闘力を圧倒2つ分ほどオーバー)

【青年悟飯】
超2覚醒可能な最低ノーマル戦闘力に到達している。



作中で描かれる超2に覚醒していない中での最高の超1戦士は、セルゲーム時の超悟空ということになります。
フルパワー完全体セルが超2覚醒可能な超1戦闘力にありながら、超2になれなかったのは、様々な生物の細胞が合成された生命体だった故の例外だったと考えます。



■この考え方に基く、戦闘力一覧に掲載した戦闘力

セル編超1悟飯  13億6363万6363・・・
セル編超1悟空  15億
初期完全体セル  16億
ブウ編超1悟飯  20億
フルパワー完全体セル  32億  ※逆上超1悟飯と互角
ブウ編超2悟飯  40億
セル編逆上超2悟飯  64億
復活セル  64億

 戦闘力一覧




−4−

「少年悟飯<青年悟飯」と考えるもう1つの理由が、青年逆上超2悟飯の強さについてです。

悟飯が界王神と、魔人ブウの玉のある下の階へと向かっていこうとする場面。

▽悟空
「怒れ悟飯・・・。怒ってセルと闘った時のことを思い出し、持っている力の全てを引き出すんだ。そうすればおめえは全世界のどんなやつにも負けねえ!どんなヤツにもな・・・」

これは青年逆上超2悟飯が、ブウ編の超2悟空や超2ベジータ(魔力覚醒後)をさらに上回ると解釈していいものなのではないかと思う。

ステージ3でダーブラがやってくる直前の場面。

▽ベジータ
「もっともこいつは逆上してぶっちぎれるとどうなるかわからんがな・・・・・・」

これもそれと同様のものを示すと思われます。

「少年逆上超2悟飯≦ブウ編超2悟空=ブウ編超2ベジータ(魔力覚醒後)<青年逆上超2悟飯」


■この考え方に基く、戦闘力一覧に掲載した戦闘力

少年逆上超2悟飯  64億
ブウ編超2悟空  70億4000万
ブウ編超2ベジータ(魔力覚醒後)  70億4000万
青年逆上超2悟飯  93億8666万6666・・・

 戦闘力一覧




■「少年悟飯<青年悟飯」と判断できるポイント

1.「青年超2悟飯>復活前セル」という力関係。
2.自力で(逆上パワーなしで)超2に変身できる。
3.「少年逆上超2悟飯≦ブウ編超2悟空=ブウ編超2ベジータ(魔力覚醒後)<青年逆上超2悟飯」
  という力関係。





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