【ドラゴンボール　戦闘力考察関係】

＜ダーブラ戦悟飯の超サイヤ人形態＞

−１−

ダーブラ戦悟飯の超サイヤ人形態には､２つの見方があります。
１つ目が､スパークがないことから､超１であるという見方。
２つ目が､キビト戦で普通に超２になっていたことを踏まえ､ダーブラ戦悟飯はスパークの書き忘れの超２であるという見方です。

ダーブラ戦悟飯を超１とした場合は「ダーブラ戦悟飯（超１）＜キビト戦超２悟飯」。
超２とした場合は「ダーブラ戦悟飯（超２）＝キビト戦超２悟飯」となります。

以前の考えは､ダーブラ戦悟飯は超１というものでした。
そして悟飯が界王神と､魔人ブウの玉のある下の階へと向かっていく場面。

▽悟空
「怒れ悟飯･･･。怒ってセルと闘った時のことを思い出し､持っている力の全てを引き出すんだ。そうすればおめえは全世界のどんなやつにも負けねえ！どんなヤツにもな･･･」

これはダーブラ戦悟飯（超１）が､怒りによって超２に変身するという意味だと解釈しました。
セル戦で悟飯が怒りによって超２に変身したように､ダーブラ戦悟飯も怒りによって超２に変身するという見方です。
そしてこれらは､フリーザ戦の悟空の超サイヤ人覚醒に類似するものではないかと考えました。
またキビト戦で悟飯が超２に変身できたのは､その直前にビーデルがスポポビッチに痛めつけられていたことによる怒りの余韻のようなものだと解釈しました。

これは悟空たちが超サイヤ人に覚醒して以降は､基本戦闘力はそれほど上がらないという見方をしていた中から出てきた考え方でもあります。

ただしこの考え方の場合､悟空やベジータの超２覚醒についての解釈が難しくなってきます。
悟飯が精神と時の部屋でわざと怒りをみなぎらせて超サイヤ人に変身したように､悟空とベジータもセル編以降の７年間の修業の中でわざと怒りをみなぎらせて超２に覚醒したという解釈には無理が感じられます。
またそれだと悟空やベジータがセルゲーム前の精神と時の部屋修業でわざと怒りをみなぎらせる特訓をすれば超２になれたのかという疑問も出てきますが､それもさすがに無理があるように思う。

悟空とベジータの超２覚醒に「怒り」は､全く関わっていないものだと考えます。
そのような理由から､セル戦悟飯の怒りによる超２覚醒とは､フリーザ戦悟空の超サイヤ人覚醒とは根本的に異なる性質のものだと判断しました。

ここで考えたいのが､超１−２の覚醒ケースについてです。
超１−２とは､怒りをきっかけに覚醒するものではありません。
それは悟空が精神と時の部屋で超１−２に変身した場面からも伺えます。
それと同じく､悟空とベジータの超２覚醒も怒りをきっかけにしたわけではないと考えます。



−２−

現在の考え方は､ダーブラ戦悟飯はスパーク書き忘れの超２（キビト戦超２と同じ強さ）であるというものです。
その理由はなぜか。

魔人ブウの玉の階にたどりついた悟飯が､悟空の言葉（「怒れ悟飯･･･。怒ってセルと闘った時のことを思い出し､持っている力の全てを引き出すんだ」）を思い出して､怒ろうとする場面。

▽悟飯
「（い･･････怒ってますよ･･･！怒ってますけど･････････。あ･･････あの時みたいには･････････）」

これはダーブラ戦悟飯にとって怒りのパワーを発動させたことは､セル戦以降なかったことを意味します。
よってキビト戦超２悟飯が､ビーデルがスポポビッチに痛めつけられていた怒りの余韻かなにかで超２に変身していたという見方はなりたちません。
悟空やベジータが自分の意志で超２に変身できるように､キビト戦の悟飯も自分の意志で普通に超２に変身しただけと解釈していいように思う。
超２の覚醒条件が､超１−２の覚醒条件と同じような感じでとらえられるものではないかという見方につながるものです。
そうするとダーブラ戦悟飯も､普通にキビト戦時の強さを発揮できていたということになり､あの形態はスパーク書き忘れの超２だったと考えられてきます。

その見方につながるものとして､キビト戦超２悟飯の評価とダーブラ戦悟飯の評価の類似性が上げられます。

悟飯がキビト戦で超２に変身した場面。

▽ベジータ
「･･････ふん･･････。あのやろう。セルをやったころはまだまだそんなもんじゃなかったぞ･･････。平和ボケしてトレーニングをさぼってやがったからだ･････････」

悟飯がダーブラを相手にやや劣勢になっている場面。

▽ベジータ
「ふん･･････。それにしても勝てない相手じゃない。なさけないやつだ。ガキのころの方が強かったくらいだぜ･･････」

これは共に同じニュアンスでとらえられるものではないかと思う。
よってダーブラ戦悟飯が怒りパワーを発動させた状態とは､キビト戦超２悟飯をさらに大きく上回る強さということになります。

「ダーブラ戦悟飯（スパーク書き忘れの超２）＝キビト戦超２悟飯＜ダーブラ戦悟飯の逆上パワー発動状態」

この見方は､悟空たちは超サイヤ人に覚醒して以降も､これまで通りのノーマル戦闘力は大幅に上昇を続け､ブウ編のノーマルサイヤ人がフリーザ戦超悟空を上回ることもあるという解釈に組み合うものになります。

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