【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<復活セルとブロリーの戦闘力レベル(1)>

−1−

完全体セルが超2悟飯戦で見せたフルパワーとは、完全体完成時には身につけていなかった力で、悟空との実戦を通じて大幅に引き上げられたものだと考えました。
悟飯&クリリンの、最長老パワーアップ後の実戦を通じた戦闘力加速成長と同じ性質のものです。

詳細:完全体セルのフルパワーの性質

完全体セルが、トランクスにセルゲームの目的を語る場面。

▽セル
「武道大会の目的は、強さの確認と全世界を恐怖におとしいれること・・・。それにわたしの強さをさらに引き出すための練習になる・・・」

この「わたしの強さをさらに引き出すための練習になる」に相当するものです。
そしてセルゲームの目的の1つの「強さの確認」とは、完全体完成時に身につけていた上限戦闘力で、悟空戦で見せた強さ(カリン様の予測の「悟空をわずかに上回る」に相当)に当てはまります。

悟空との実戦を通じた戦闘力加速成長によって引き出されたフルパワーの戦闘力上昇幅。
これは倍くらいの勢いのものではないかと考えました。

復活前セルの全力のかめはめ波を超2悟飯がかめはめ波で撃ち返し、セルが左腕や両足や羽など、体の複数箇所を消し飛ばされてボロボロになっている場面。

▽悟空
「悟飯 なにをしている。とどめだ!!!すぐにとどめを刺せ!!!」
「悟飯っ!!とどめを刺せるのはおまえだけだ。早くやれ!!これ以上あいつを追いつめるな!!なにをするかわからんぞ!!」

これらの反応からフルパワー完全体セルとは、もはや悟空でどうこうできる存在ではなく、倍くらいの戦闘力格差でとらえていいものではないかと思う。



−2−

ここで復活セルの強さを、考えていきます。
セルの復活死に掛けパワーアップによる超2覚醒とは、2倍くらいで見るのが最適ではないかと思う。
超2を1.5倍という見方をしたこともありましたが、超1が5倍で超2が1.5倍というのは少なく感じられます。
超2の飛躍率は「10倍界王拳→20倍界王拳」のような2倍くらいと考えた方が、超1の5倍と合わせても、作品としてのバランスが取れるように思う。
またセルのフルパワー引き出しが倍レベルの強力なものという見方を踏まえても、セルの超2覚醒は1.5倍よりも2倍くらいの方が適しているように思います。

そうすると復活セルの強さは、超1悟空の4倍クラスの戦闘力と考えられてきます。
(正確には、悟空をわずかに上回る初期完全体セルの4倍の戦闘力)。



−3−

続いて逆上超2悟飯の強さについて、考えていきます。

セルが復活して地球に戻ってきて、悟飯が再び超2に変身した場面。

悟飯「《ニヤ・・》」
セル「・・・・・・ん?なにがおかしい・・・。気でもふれたのか?」
悟飯「ボクの思いあがりで死んでしまった、おとうさんのカタキが討ててうれしいんだ。きさまはぜひこの手で殺したかったと思っていた・・・・・・」
セル「ふん・・・。それはどうかな?今度はそううまくいくとは思えんがな」

これはなんとなく、どちらが勝ってもおかしくない互角の決戦を予感させるものではないかと思う。
またフリーザ編の「超悟空vs100%フリーザ」やブウ編の「超3悟空vsチビブウ」など、互角の最終決戦という傾向を踏まえると、「逆上超2悟飯vs復活セル」も互角の力関係という見方が、最適なように思います。

逆上超2悟飯は、復活セル(超1悟空の約4倍クラス)と互角。
そして超1悟飯(逆上前)と超1悟空が、僅差の力関係と考えられる点。
そうすると悟飯の超2変身は、4倍付近はないと説明がつかないことになります。

しかしこの見方には、おかしな点が出てきます。
それがセルの死に掛けパワーアップによる超2覚醒が2倍のパワーアップで、悟飯の超2変身が4倍付近というのは不自然ではないかというもの。

セルは、悟空たちと同じ超サイヤ人の変身能力を持っている存在です。

詳細:セルの超サイヤ人の変身能力

悟飯とセルの超2覚醒で飛躍率が大きく異なる理由については、この後の考察で検証していくことができます。
しかしそれについてはかなり複雑で、ページ数や文章量も膨大なものとなるので、とりあえずここではそれを抜きにして考察を進めていきます。

例え考察による具体的な理由がなくとも、作中のストーリー内容が悟飯とセルの超2覚醒の飛躍率が異なると解釈するしかないような内容になっているので、それを前提にした考察の進め方で問題はありません。

仮にセルのフルパワー引き出しの強力性(倍くらいの飛躍率)という見方をなしにして、連載当時の瞬殺基準の33.3333・・・%くらいという見方をしたとしても、超1悟飯(逆上前)とフルパワー完全体セルには明確な格差が生じます。
その上で逆上超2悟飯と復活セルを同格とするなら、悟飯の超2変身の飛躍率とセルの死に掛けパワーアップによる超2覚醒の飛躍率は、異なるものとしなければなりません。

考察とかを抜きに適当な作品の見方をしたとしても、悟飯の超2変身とセルの超2覚醒の飛躍率が、同じになるという見方は、生まれないということです。
(逆上前の超1悟飯とフルパワー完全体セルが互角という見方は、あり得ないため)。


どんな見方をしても、悟飯の超2変身とセルの超2覚醒(死に掛けパワーアップ幅)は、異なるものとしなければなりません。
そしてそれならば、悟飯の超2変身は4倍付近で、セルの超2覚醒は2倍(フルパワー引き出しと合わせて4倍)というダイナミックな見方をした方が、超1の5倍とのバランスを踏まえても、適したものになるように思う。


■この考え方に基く、戦闘力一覧に掲載した戦闘力

超1悟空  15億
初期完全体セル  16億
フルパワー完全体セル  32億
 ※初期完全体セルの2倍
 ※超1悟空の2.13333・・・倍
復活セル  64億
逆上超2悟飯  64億
 ※フルパワー完全体セルの2倍
 ※初期完全体セルの4倍
 ※超1悟空の4.26666・・・倍

−補足−
「超1悟空≧超1悟飯」と考えた場合、悟飯の超2変身は5倍近く。
「超1悟飯≧超1悟空」と考えた場合、悟飯の超2変身は4倍弱。
※どちらになるかは、後の考察まで保留。


 戦闘力一覧




−4−

復活セルは、超1悟空の4倍強の戦闘力レベルで考えられるものです。
これはセル編最終決戦とフリーザ編最終決戦が、同じくらいのスケールでとらえられると解釈していいものではないかと思う。
フリーザ編ノーマル悟空(10倍界王拳使用/本気)の2倍が50%フリーザ(20倍界王拳悟空と互角)で、その2倍が100%フリーザという内容。
これはノーマル悟空と100%フリーザの戦闘力差が4倍で、セル編の超1悟空と復活セルの戦闘力差が4倍強という見方に類似します。

よってフリーザ編ノーマル悟空(10倍界王拳使用/本気)の2倍が50%フリーザ(20倍界王拳悟空と互角)という内容。
これはセル編超1悟空の2倍強がフルパワー完全体セルという内容と、同じような感じでとらえられるものではないかと思う。
セル編最終決戦におけるフルパワー完全体セルとは、フリーザ編最終決戦でいう50%フリーザのようなポジションでとらえられるものになります。

復活セルが超1悟空の4倍強という点から、超1悟空と僅差の超1悟飯が超2に変身した時の飛躍率も、4倍付近でとらえられるものではないかと考えました。
これは悟飯の逆上パワー発動による超2変身が「2倍」というレベルではなく、フリーザ編悟空の超サイヤ人覚醒のような「5倍」に迫る勢いで描かれるものとして見るのが、適しているのではないかと思う。



「逆上超2悟飯=復活セル」

復活セル/超1悟空の約4倍クラス

逆上超2悟飯/超1悟空の約4倍クラス




■セル編最終決戦のストーリーのポイント

・悟飯の超2変身とセルの超2覚醒(死に掛けパワーアップ幅)は異なる。
(超2悟飯と復活セルは互角だが、超1悟飯とフルパワー完全体セルには明確な優劣があるため)

フルパワー完全体セルとは、もはや悟空1人でどうこうできる存在ではなく、倍くらいの戦闘力格差でとらえられる。
(セルの完全体完成時の上限戦闘力は悟空戦で見せた強さで、カリン様の予測にも該当する悟空をわずかに上回るもの。
そしてフルパワー引き出しは、悟飯&クリリンの最長老パワーアップの時にもあった、本気の実戦を通じた戦闘力加速成長)

・悟飯の超2変身は、フリーザ編悟空の超サイヤ人覚醒のような5倍くらいの勢いでとらえられる。
(セルの超2覚醒は2倍)





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