【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<ナッパの戦闘力(1)〜戦闘力差の法則の適応範囲〜>

−1−

ナッパの戦闘力はどのくらいなのか。

ベジータに戦闘力5000ほどの戦士(悟空と予測される)が、急接近してくると聞かされた場面。

▽ナッパ
「ご・・・・・・5000だと・・・!?ば・・・ばかな・・・・・・!!そ・・・そいつはなにかのマチガイだ・・・・・・」

このナッパのうろたえ方は、自分と同等か、またはそれよりも格上の戦士が迫ってくることへの危機感という見方が適しているように思う。
そこからナッパの戦闘力は、4000〜5000ほどではないかと考えました。
大全集戦闘力の「ナッパ:4000」は、大きくはずれていないという見方になります。

しかしこの見方には、いくつかの疑問点が出てきます。
それが「悟空vsナッパ」「逆上悟飯vsナッパ」の双方の戦闘力優劣を兼ねた見ていき方です。

最初に「悟空vsナッパ」の力の差を見ていきます。

ナッパの最高の技(口からエネルギー波)を悟空がとっさのかめはめ波で相殺した場面。

▽悟空
「ふうっ。いまのをまともにくらったらやばかったぞ・・・・・・!!」

これは悟空がナッパの最高の技(口からエネルギー波)をまともにくらっていたら大ダメージになると予測されるものです。

キュイがベジータに必殺連続エネルギー波を放った場面。

▽キュイ
「いくら戦闘力が上でも不意にこれをくらってはひとたまりもあるまい!!」

これと同じです。

よって「悟空vsナッパ」の力の差は、「ベジータvsキュイ」の力の差以内に収まるものと考えられます。
「ベジータvsリクーム」のような相手の強力必殺技をまともにくらっても小ダメージですむほどの力の差(圧倒2つ分)はありません。

「ベジータvsリクームの力の差>悟空vsナッパの戦闘力差」 「悟空vsナッパ」の戦闘力差は「ベジータvsリクーム」の戦闘力差(5割)よりも小さいと判断されることから、ナッパの戦闘力は悟空の5割減よりも上と考えられます。

悟空の5割減は「5333.3333・・・」
よってナッパの戦闘力が「5333」より下ということはないということになります。

そして「悟空vsナッパ」の戦闘力差を「ベジータvsキュイ」と同じ33.333・・・%差と考えた場合、ナッパの戦闘力は「6000」となります。

計算式
「8000÷6000=1.33333・・・」

悟空の戦闘力(8000)を元に考えた場合、ナッパの戦闘力は「6000」以内で考えるのが最適となります。



−2−

次に逆上悟飯とナッパの力の差について考えていきます。

逆上悟飯(戦闘力2800)の魔閃光をナッパが「うおおおおっ!!!!!」と気合の叫び声を上げて前方にはじき返し、腕がしびれた場面。
これはもし悟飯の魔閃光がナッパにまともに炸裂(直撃して爆発)していたら大ダメージになっていたと考えていいものなのではないかと思う。
ナッパの最高の技(口からエネルギー波)が悟空にまともに炸裂していたら大ダメージになっていたと推測されるのと同じです。
少なくともナッパが逆上悟飯の魔閃光をまともにくらっても大したダメージを受けずにピンピンしているといったことはないように思う。

「ベジータvsリクームの力の差>逆上悟飯vsナッパの力の差」

逆上悟飯とナッパの力の差は「ベジータvsキュイ」の力の差以内に収まるのが適切と考えられます。



−3−

もう少し細かく見ていきます。
「ベジータvsキュイ」の戦闘力差(24000:18000)と同じものとして、「悟空vsジース」の戦闘力差(6000:45000)が上げられます。
そして悟空がジースのクラッシャーボールを難なくはじき返した場面。
ここから瞬殺基準の「33.3333・・・%差」とは、上手が相手の強力必殺技を難なくはじくことができるくらいの力の差と考えられます。
そうすると逆上悟飯の魔閃光をナッパが気合の叫び声を上げてはじき返し、腕がしびれたケースはそれよりも狭い範囲の力の差と考えられてきます。

「悟空vsジースの力の差>ナッパvs逆上悟飯の力の差」

次に見ていきたいのが「ベジータvs変身前ザーボン」でベジータがザーボンの強力エネルギー波を「うおおおおっ!!」と気合の叫び声をあげて後方へ30度ほど軌道修正をするはじき飛ばしをした場面。

これは「悟天vsトランクス」のような勝敗が予測可能な最小幅(10%差)によって可能となるものです。

どちらも気合の叫び声を上げているという点で似ていますが、ベジータのはじき飛ばしは後方30度ほどの軌道修正であるのに対して、ナッパのは前方へのはじきです。

ここから「ナッパvs逆上悟飯」の力の差は、「ベジータvs変身前ザーボン」の力の差よりも広いと考えられるのではないかと思う。

総合すると
「悟空vsジースの力の差>ナッパvs逆上悟飯の力の差>ベジータvs変身前ザーボンの力の差」
となります。

「悟空vsジース」の力の差は瞬殺差(瞬殺基準の33.3333・・・%差)
「ベジータvs変身前ザーボン」の力の差は勝敗が予測可能な最小幅(10%差)

そうすると「ナッパvs逆上悟飯」の力の差は圧倒1つ分くらいが適切と考えられてきます。

このナッパの魔閃光はじき飛ばしに最も近いと判断されるのが「ベジータvs最終フリーザ」戦に見られます。
ベジータが「くたばれフリーザーーーッ!!!!!」と叫んでフリーザに強力エネルギー波を放ち、それにフリーザが「きえええっ!!!!」と気合の叫び声を上げてジャンプ蹴りで前方上空へとはじき飛ばした場面。
これは気合の叫び声を上げて前方へはじき返すという点で、ナッパの魔閃光はじき飛ばしによく似ているのではないかと思う。
そしてベジータ戦の最終フリーザはウォーミングアップ時の悟空と互角ということで、ベジータの圧倒1つ分上と考えられます。

この点からも「ナッパvs逆上悟飯」の力の差は圧倒1つ分ほどが適切と考えられてくるのではないかと思う。
またなんとなくのイメージとして「逆上悟飯vsナッパ」は、「ベジータvsキュイ」のような瞬殺バトルは不可能で、1回目の「ベジータvs変身ザーボン」のような圧倒差くらいではないかというのもあります。


■格上側が相手の強力必殺技を弾くケース

【(1回目の)ベジータvs変身前ザーボン】
気合の叫び声を上げて、強力エネルギー波を後方へ30度ほど軌道修正。(ベジータ)

【ベジータvs最終フリーザ】
気合の叫び声を上げて、強力エネルギー波を前方へ蹴り返す。(フリーザ)

【逆上悟飯vsナッパ】
気合の叫び声を上げて、魔閃光を前方へ弾き返し、腕がしびれる。(ナッパ)

【悟空vsジース】
クラッシャーボールをたやすく弾く。(悟空)




■戦闘力の開きと実力差の関係(格上側が、相手の強力必殺技をはじくケース)

10%差(勝敗が予測可能な最小幅)・・・・・気合を入れて後方斜めに軌道修正
20〜25%差(圧倒差)・・・・・気合を入れて前方にはじき飛ばす
33.3333・・・%差(瞬殺差)・・・・・難なくはじき飛ばす



戦闘力の開きと実力差の法則
比率差
戦闘優劣
格上側が相手の強力必殺技を
まともにくらうケース
(技はかめはめ波レベル)
格上側が相手の強力必殺技を
はじくケース
(技はかめはめ波レベル)
10%差

 勝敗が予測できる最小幅

「ベジータvsドドリア」
「ベジータvs変身前ザーボン」
「17号と18号」
「トランクスvs悟天」
「ブウ編超2悟空と
 セル編逆上超2悟飯」
「超3ゴテンクスvs悪ブウ」
「究極悟飯と超3ゴテンクス」
  気合を入れて後方斜めに軌道
修正

「ベジータvs変身前ザーボン」
(強力エネルギー波をはじき飛
 ばす)
20〜25%差

圧倒基準

「1回目の
変身ザーボンvsベジータ」
「ピッコロvs20号」
「究極悟飯vs悪ブウ」
  気合を入れて前方にはじき
飛ばす。

「第4フリーザvsベジータ」
(強力エネルギー波をけり返す)

※フリーザは、戦闘力をベジータ
と圧倒差まで抑え、その状態で
ノーマル悟空(ウォーミングアップ
時)と互角に闘う。
33.3333・・・%差
(対比率「4:3」)

瞬殺基準

「ベジータvsキュイ」
「悟空vsバータ」
「ベジータvsジース」
「完全体セル(少しだけ本気)
 vs超1−2ベジータ」

大ダメージ

「ベジータvsキュイ」
(必殺連続エネルギー波をよける)
「悟空vsジース」
(強力エネルギー波をよける)
「完全体セル(少しだけ本気)
 vs超1−2ベジータ」
(ファイナルフラッシュをくらう)
難なくはじき飛ばす

「悟空vsジース」
(クラッシャーボールをはじく)
41、4213・・・%差
(√2倍)
  
中ダメージ

「70%フリーザvs20倍界王拳悟空」
(かめはめ波をくらう)
 
50%差
圧倒2つ分基準

小ダメージ

「リクームvsベジータ」
(強力連続エネルギー波をくらう)
「強化第1セルvsピッコロ」
(必殺エネルギー波をくらう)
 



−5−

これらを元に、ナッパの戦闘力を考えていきたいと思います。

悟空とナッパの力の差は、ナッパの最高の技(口からエネルギー波)が悟空にまともに炸裂したら大ダメージになると予測される点から、「ベジータvsキュイ」の力の差以内に収まると考えられるものです。
そしてナッパと逆上悟飯の力の差は、悟飯の魔閃光をナッパが気合を入れて前方にはじき飛ばして腕がしびれたという点から、
「悟空vsジース」の力の差(クラッシャーボールを難なくはじき飛ばす)よりも小さい圧倒差くらいと考えられるものです。

「悟空vsナッパ」の戦闘力差を「ベジータvsキュイ」と同じ33.3333・・・%差で考えた場合、ナッパの戦闘力は「6000」となります。

しかしこれは逆上悟飯(2800)の2倍以上(2.1428・・・倍)という戦闘力差を生じるもので、
「ベジータvsリクーム」の5割級をも大きく上回ってしまいます。

また「ナッパvs逆上悟飯」の戦闘力差を圧倒差(上辺の25%差)で考えた場合、
ナッパの戦闘力は「3500」となります。
しかしこれは悟空(8000)と2倍以上の開きが生じるもので、「ベジータvsリクーム」の5割級をさらに上回ります。
仮に「ナッパvs逆上悟飯」の戦闘力差を大きくみて「ベジータvsキュイ」のような瞬殺差(33.3333・・・%差)とした場合でも、ナッパの戦闘力は「3733.3333・・・」で悟空との差は2倍以上となります。

「悟空vsナッパ」の戦闘力差。
「逆上悟飯vsナッパ」の戦闘力差。
このどちらかを瞬殺差(33.3333・・・%差)以内に収めた場合、もう片方は「ベジータvsリクーム」の力の差以上になってしまうという事態が生じてしまいます。
両方の戦闘力差が「ベジータvsキュイ」の力の差以内に収まる戦闘力というのは、存在しません。
これが、この考察の問題点です。


続き:ナッパの戦闘力(2)〜戦闘力差の法則の適応範囲〜

※関連考察

ナッパの戦闘力(1)〜戦闘力差の法則の適応範囲〜

ナッパの戦闘力(2)〜戦闘力差の法則の適応範囲〜

「悟空&ピッコロvsラディッツ」の優劣

サイヤ人編後半特有の戦闘概念

戦闘力差の法則に適した戦闘概念

ナッパの戦闘力(3) 〜悟空との優劣〜

ナッパの戦闘力(4) 〜悟空との優劣〜

ナッパの戦闘力(5) 〜タフさについて〜




考察メニュー(戦闘力考察関係1)
TOP
inserted by FC2 system