【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<人造人間編超ベジータの初期認識レベル>

−1−

ここまでの考え方を元にすると、人造人間編超ベジータを見て周囲が最初に認識した強さとは、19号(ベジータのエネルギーを吸収する前)の圧倒1つ分上と考えられてきます。

20号が岩場に隠れ、他の戦士たちが追ってきたのを見つけた場面。

▽20号
「(いいぞ・・・!こいつらのエネルギーを全てかき集めてわたしにプラスすればベジータに勝てる!!)」

この言葉の意味はなにか。
さすがにこの吸収パワーアップを実現した20号が、本気の超ベジータ(18号と互角に闘える)をも倒せるという解釈は無理があります。
しかし19号(ベジータのエネルギーを吸収する前)の圧倒1つ分上と認識するベジータに対して勝てると判断するというのは、納得できるのではないかと思う。

第2セルが最初に認識した超1−2ベジータの強さとは、本気前の自分の圧倒1つ分上と推測されるものです。
それと同じく、20号が最初に認識した超ベジータの強さというのも、19号(ベジータのエネルギーを吸収する前)の圧倒1つ分上であると考えられます。



−2−

ここで吸収パワーアップを果たした時に到達する20号の強さ(ベジータに勝てる)について、考えたいと思います。
これはベジータの圧倒1つ分上でなくとも、「悟天vsトランクス」のような僅差で上回れば説明が付くものであるように思う。
またエネルギー永久式人造人間が互角の強さの者と闘った時には有利な立場となるように、エネルギー吸収式人造人間が互角の相手と闘う時にも有利な立場に立てると考えられます。

よって20号のイメージする「ベジータに勝てる」という状況は、互角から1割優劣くらいの範囲でも説明がつきます。



−3−

この人造人間編ベジータの初期認識レベルが19号(ベジータのエネルギーを吸収する前)の圧倒1つ分上であるという見方は、ピッコロなど周りの仲間たちにも適応される見方ではないかと考えられます。

ベジータが仙豆を食べて19号戦で奪われたエネルギーを回復させて、岩場へと逃げた20号の後を追った場面。

▽ピッコロ
「あいつは本当に体力をずいぶん失っていたんだ・・・・・・。人造人間が掌からエネルギーを吸い取るのを確認するために・・・・・・・・・。さっきあの20号とかいうやつと闘っていたら負けていたはずだ・・・・・・。しかしあいつはまだなにかあるようなセリフを・・・・・・。やはりベジータは闘いの天才だ・・・・・・。
こ・・・超えたかもしれん・・・。悟空を・・・・・・」

このピッコロの「さっき20号と闘っていたら負けていたはず」という見立て。
これは超ベジータの強さ(上限)を、19号(ベジータのエネルギーを吸収する前)の圧倒1つ分上と判断する中でのものとなるように思う。
しかしベジータの余裕から、その上限は現在認識している枠には収まらないものだと予測したというのが、この言葉(悟空を超えたかもしれない)の意味ではないかと考えます。



−4−

この時点で周囲が認識しているベジータの強さとは、この時に実際にベジータが出していた戦闘力(戦闘力のコントロールで低く下げている)だと考えられます。

戦闘が開始されて飛びかかった19号が、ベジータの顔面を殴った場面。
この時のベジータは体制を後方にぐらつかせますが、そのまま踏ん張って体を起こし、口を切って血を流しながら「やはりそんな程度だろうな・・・」と笑みを浮かべます。
これは圧倒1つ分ほどの戦闘力差で起こる現象ではないかと思う。

類似した場面を上げます。

本気の第2セルが超1−2ベジータの顔面を殴りつけた場面。
この時のベジータも体制を後方にぐらつかせながらそのまま踏ん張って体を起こし、口を切って血を流しながら「やはりこの程度か・・・」と笑みを浮かべます。

次にフルパワーを出した完全体セルが超2悟飯の顔面を殴りつけた場面。
この時の悟飯も後方に体制をぐらつかせながらそのまま踏ん張り、口を切って血を流すも平然として反撃に転じます。
そしてその直後に、セルが地球を盾にしてかめはめ波をぶつけようとする内容(地球来襲ベジータが地球を盾にしてギャリック砲を放つ展開に類似)に続いていきます。

これらもその時点では、戦闘力のコントロールによって戦闘力を相手の圧倒1つ分上ほどまで引き下げている状態と考えられるように思う。

続いてこれよりも一回り戦闘力が開いていると考えられるものを、上げていきます。
16号が第2セルの顔面を殴りつけても、ビクともしなかった場面。
超1−2ベジータが完全体セル(少しだけ本気)の首筋にダッシュ蹴りをくらわせながら、ビクともしなかった場面。

これは瞬殺レベルで起こる現象ではないかと思う。

超1−2ベジータが完全体セル(少しだけ本気)に対して、ファイナルフラッシュをよけさせないように挑発する戦法に出て、体の一部をふっとばしたのも瞬殺レベルによって可能となるものです。
また「超3ゴテンクスvs悪ブウ」の1割優劣と推測するバトルで、ゴテンクスが悪ブウの頭突きをまともにくらって「いっでえーーーーっ!!!」と叫んでふっ飛ぶ場面があります。
「圧倒差」が、顔面をまともに殴られた時に体制をぐらつかせながらふんばれるくらいという点を踏まえても、極めて妥当といえるものではないかと思う。


■戦闘力の開きと実力差の関係(こん身の肉弾攻撃をまともにくらうケース)

 瞬殺1つ分・・・・まともに殴られてもビクともしない。

 圧倒1つ分・・・・まともに殴られた時に、体制を後方にぐらつかせながら踏ん張ることができる。

 勝敗が予測できる最小幅(1割優劣)・・・・・まともに攻撃をくらうとふっ飛ぶ。



※表の中の字が見えにくい場合は、ウインドウのメニューで文字の大きさを変えると見やすくなります。
戦闘力の開きと実力差の法則
比率差
戦闘優劣
格上側が相手の強力必殺技をまともにくらうケース
(技はかめはめ波レベル)
格上側が相手の肉弾攻撃をまともにくらうケース
(攻撃はパンチやキックや頭突きなど)
格上側が相手の強力必殺技をはじくケース
(技はかめはめ波レベル)
10%差

 勝敗が予測できる
 最小幅

「ベジータvsドドリア」
「ベジータvs変身前ザーボン」
「17号と18号」
「トランクスvs悟天」
「ブウ編超2悟空と
 セル編逆上超2悟飯」
「超3ゴテンクスvs悪ブウ」
「究極悟飯と超3ゴテンクス」
 
ふっとぶ(かなり痛い)

「超3ゴテンクスvs悪ブウ」
(頭突きをくらう)
気合を入れて後方斜めに
軌道修正

「ベジータvs変身前ザーボン」
(強力エネルギー波をはじき飛
 ばす)
20〜25%差
圧倒基準

「1回目の
変身ザーボンvsベジータ」
「ピッコロvs20号」
「究極悟飯vs悪ブウ」
  体制を後方にぐらつかせ
ながら、ふんばることがで
きる。

「超ベジータvs19号」
(顔面を殴られる)
「超1−2ベジータvs第2セル」
(顔面を殴られる)
「超2悟飯vs復活前セル」
(顔面を殴られる)
※格上側は、いずれも戦闘力を
圧倒差まで抑えている。
気合を入れて前方にはじ
き飛ばす。

「第4フリーザvsベジータ」
(強力エネルギー波をけり返す)

※フリーザは、戦闘力をベジータ
と圧倒差まで抑え、その状態で
ノーマル悟空(ウォーミングアップ
時)と互角に闘う。
33.3333・・・%差
(対比率「4:3」)

瞬殺基準

「ベジータvsキュイ」
「悟空vsバータ」
「ベジータvsジース」
「完全体セル(少しだけ本気)
 vs超1−2ベジータ」

大ダメージ

「ベジータvsキュイ」
(必殺連続エネルギー波をよける)
「悟空vsジース」
(強力エネルギー波をよける)
「完全体セル(少しだけ本気)
 vs超1−2ベジータ」
(ファイナルフラッシュをくらう)
ビクともしない

「第2セル(本気前)vs16号」
(顔面を殴られる)
「完全体セル(少しだけ本気)
 vs超1−2ベジータ」
(首すじをけられる)
難なくはじき飛ばす

「悟空vsジース」
(クラッシャーボールをはじく)
41、4213・・・%差
(√2倍)
  
中ダメージ

「70%フリーザvs20倍界王拳悟空」
(かめはめ波をくらう)
   
50%差
圧倒2つ分基準

小ダメージ

「リクームvsベジータ」
(強力連続エネルギー波をくらう)
「強化第1セルvsピッコロ」
(必殺エネルギー波をくらう)
   



−5−

ベジータが戦闘力を低く引き下げていた状態から本気へと引き上げたのはいつか・・。
これは18号戦の中盤です。

[ベジータが18号戦の最中に路上を走ってきたトラクターをエネルギー波でふっとばす]

18号「いまのは全然本気の一撃じゃなかったね」
ベジータ「あたりまえだ・・・・・・。オレが本気を出したら地球ごと消えちまう・・・・・・」
18号「わたしもてんで本気なんて出しちゃいないよ。わかってる?」
ベジータ「ほう・・・。だったら遠慮するな。いまのうちに本気でやっておいた方がいいぞ。後悔することになる・・・・・・」
18号「じゃあそうするよ」

この直後に18号は「頭突き→ひざ蹴り→掌手」のコンビネーションで一気にベジータをサイドのガケ岩に叩きつけます。
しかしベジータはまったくひるみません。
起き上がったベジータは、そこへ遅れてやってきたトランクスたちに対し、
「まったくうっとおしいやつらだ・・・。きさまらなんぞが役に立つ相手だと思うのか・・・?」
と笑みを浮かべて闘いを続行していきます。

この18号の本気への引き上げ幅は、どのくらいなのか。
これは第2フリーザがピッコロ(重装備着用)を相手に、やや劣勢となってから本気を出して打ちのめした時の引き上げ幅。
フリーザ戦ノーマル悟空が、ウォーモングアップから本気モードへと移行した時の引き上げ幅。
これらと同じ「圧倒1つ分」くらいのものではないかと思う。

つまりこれまで互角に闘っていたベジータを一気にサイドのガケ岩に叩きつけた場面から、そのまま判断できる「圧倒1つ分」と見ていいのではないかと考えます。

第2フリーザが本気へと引き上げた場面。
「くっくっく・・・。さっきは悪かったな。キサマをなめてたんだ。だが想像以上にできるんでな。実力を見せることにした。実力をな・・・」

フリーザ戦でノーマル悟空が本気モードへと切り替える場面。

フリーザ「くっくっくっ・・・ウォーミングアップもこのぐらいにして そろそろその気になろうかな・・・」
悟空「オラもだ・・・」

18号が本気を出す場面。

18号「わたしもてんで本気なんて出しちゃいないよ。わかってる?」
ベジータ「ほう・・・。だったら遠慮するな。いまのうちに本気でやっておいた方がいいぞ。後悔することになる・・・・・・」
18号「じゃあそうするよ」

これらはいずれも「圧倒1つ分」くらいの力の引き上げ幅と、考えていいのではないかと思う。

そうするとベジータの本気への引き上げ幅も「圧倒1つ分」となります。




考察メニュー(戦闘力考察関係1)
TOP
inserted by FC2 system