【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<人造人間編の地球人戦士の強さ>

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人造人間との闘いに出てきた地球人戦士の強さはどのくらいなのか。

これには大きくわけて2通りの考え方があります。

1つ目が「人造人間との闘いに出てきたからにはこのくらいの強さはあるだろう」という考え方を前提とする数百万レベル(ノーマルサイヤ人レベル)のもの。

2つ目が「地球人限界説」の基本的な考え方。
地球人戦士では修業を続けたからといっても成長に限りがあり、悟空たちサイヤ人(ノーマルサイヤ人状態)のように数百万レベルにまで到達するのは不可能ではないかというもの。
戦闘力は低い方の見方で数万レベル。
高い方の見方でもギニューの2〜3倍ほどの24万〜36万付近となるものです。

人造人間編の地球人戦士はノーマル悟空とある程度並べられるくらいのレベルにあるのか、それともそれより大きくかけ離れて劣るのか。
このような視点で考察を進めていきたいと思います。



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自分の得た結論は数百万レベル(ノーマルサイヤ人レベル)です。

「超悟空vs19号」の闘いを見守る仲間たちの反応を見ていきます。

[闘いの序盤で19号に次々と攻撃をヒットさせていく悟空]

天津飯「す・・・凄い・・・!!なんという強さだ・・・。あれが超サイヤ人・・・。オレたちとは・・・まるで次元が違う・・・。ち・・・ちがいすぎる・・・・・・」
ピッコロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・そうかな・・・」

天津飯の「オレたちとは次元がちがう」の『オレたち』の意味。
これは横で一緒に見ているピッコロが含まれていると考えていいように思う。
(ピッコロと2人で観戦している状況で「オレたち」からピッコロが除外されていたら不自然なため)

この時点で天津飯が考えているピッコロの強さとは、ノーマル悟空付近のものです。

ここで天津飯が数百万レベル(ノーマルサイヤ人レベル)と考えた場合、その解釈はどうなってくるのか。

まず天津飯の強さと、天津飯の認識するピッコロの強さが、同じノーマルサイヤ人級という枠にくくられることになります。

よって天津飯の「オレたちとは次元がちがう」の意味。
これは「オレたち(ノーマルサイヤ人級)とは次元がちがいすぎる」
といった意味になります。

「す・・・凄い・・・!!なんという強さだ・・・。あれが超サイヤ人・・・。オレたち(ノーマルサイヤ人級のピッコロと天津飯)とは・・・まるで次元が違う・・・。ち・・・ちがいすぎる・・・・・・」

天津飯の「オレたちとは次元がちがう」とは、
「ノーマルサイヤ人級」と「超サイヤ人級」の対比として考えられるものではないかと思う。


そして闘いは進み、ベジータまでもが超サイヤ人になるという予想外の事態に発展していきます。

さらにピッコロも圧倒的な成長を見せつけ、
「つ・・・強い・・・!!どんな修業をしたんだピッコロは・・・。ス・・・超サイヤ人でもないのに・・・」
と周囲を驚かせます。

そして天津飯の一言。
「ピッコロとベジータのあの異常なパワーアップは気に入らないが、とりあえずはほっとしたぜ」

この天津飯の発言の意味はなにか。
それはピッコロやベジータに対するライバル意識の現われではないかと思う。

もう1度改めて天津飯の反応を振り返りたいと思います。

19号と闘う超サイヤ人の悟空の強さを見て・・・
「オレたちとは次元がちがう」

※この時点ではベジータが超サイヤ人になれることも、ピッコロが超サイヤ人レベルの実力を身に付けている事も知らない。

「ピッコロとベジータのあの異常なパワーアップは気に入らないが、とりあえずはほっとしたぜ」

※ベジータも超サイヤ人となって、ピッコロも超サイヤ人レベルの実力を持っていることを知る。


これは集まった戦士の中でレベルちがいの存在は超サイヤ人の悟空だけだと思っていたのが、ピッコロやベジータまでもがレベルちがいの存在(超サイヤ人級)となっていたことに気に入らなさを感じたというものではないかと思う。

人造人間編との闘いに集結したスーパー戦士たちにある対比とは、
「超サイヤ人級の戦士」と「ノーマルサイヤ人級の戦士」
といったものになると考えられます。

そうすると地球人戦士たちの実力も
「人造人間との闘いに出てきたからにはこのくらいはあるだろう」
と考えるに相応しい、ノーマルサイヤ人級の数百万レベルになります。


また「ベジータ VS 18号」の闘いの最中に他の戦士たちが到着した場面。

▽17号
「18号ではあの全員を相手にするのはさすがに無理だろうな」

これも地球人戦士が人造人間との闘いに出てくるのに相応しい強さ(ノーマルサイヤ人級)を身に付けてきたことを示すとみていいのではないかと思う。



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この他に「超サイヤ人級の戦士」と「ノーマルサイヤ人級の戦士」の対比と考えられそうな場面を上げていきます。

人造人間との決戦の場(南の都)に向かっていく場面。

▽クリリン
「これから化物と一戦やらかそうって時にうかれてられっかよ・・・。オ・・・オレは超サイヤ人じゃないんだぜ・・・」

人造人間17号・18号に敗北した後。

▽ピッコロ(闘いに割って入らなかったクリリンに対して)
「気にするな・・・。トランクスだって超サイヤ人でありながらほとんど一撃でやられてしまったほどの相手だ・・・。キサマ(クリリン)が来たところでどうにもならん」

これはクリリンがノーマルサイヤ人級という解釈が背景に存在しているのではないかと思います。

続いてカメハウスからトランクスがジンジャータウンに向かおうとする場面。

▽トランクス
「大丈夫です。オレは超サイヤ人になれるんですよ。悟飯さんやみなさんはもしもの時のために悟空さんを人造人間から守ってあげてください」

ここも超サイヤ人級のトランクスとノーマルサイヤ人級の悟飯・クリリン・ヤムチャ。
それぞれに戦士としての役割り分担がなされている場面ではないかと思います。


■人造人間との闘いにパワーアップして集結したスーパー戦士たちの対比。

【超サイヤ人級】
悟空・ベジータ・トランクス・ピッコロ

【ノーマルサイヤ人級】
悟飯・クリリン・ヤムチャ・天津飯





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