【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<人造人間編ピッコロの初期認識レベル>

−1−

人造人間編ピッコロの20号を圧倒するほどの強さとは、周囲にとって予想外のものでした。

▽クリリン
「つ・・・強い・・・!!どんな修業をしたんだピッコロは・・・。ス・・・超サイヤ人でもないのに・・・・・・・・・」
より。

そしてこれは読者にとっても予想外の展開といえるものだったのではないかと思う。
では周囲の仲間や読者が最初に認識していた人造人間編ピッコロの強さとは、どのくらいのものだったのか。
これは連載中の見方を含め、およそノーマル悟空を目安とするくらいのものではないかと考えます。

第23回天下一武道会決勝を始め、ピッコロはノーマル悟空と成長を競い合う存在といえるものだったように思う。
そしてフリーザ編では、悟空はノーマルでピッコロを大きく上回る強さになっていました。

フリーザが両手を使わずに闘うサービス期間を終え、悟空と向かいあう場面。

クリリン「な・・・なんだよ。ふたりともさっきからジッと見合ったままだぞ・・・」
ピッコロ「どちらもしかけるタイミングを探っているんだ・・・・・・・・・。そ・・・それにしてもあいつらのすさまじい気だけで押しつぶされてしまいそうだ・・・」
悟飯「か・・・勝てますよね、おとうさん・・・」
ピッコロ「そんなことはわかるはずもない・・・・・・。やつらのパワーはとっくにオレたちの理解を超えてるんだ・・・・・・」

フリーザ編の力関係とは、ピッコロを大きく上回るベジータをさらに上回るのがノーマル悟空というものです。
このような大差で「ノーマル悟空>ピッコロ」となる力関係は、サイヤ人戦にも共通します。

続いてフリーザ親子地球来襲編のピッコロの強さについて考えていきます。
戦士たちが打倒人造人間に向けての修業を決意する場面。

ピッコロ「言っておくが自信のないヤツは来るな!今度の敵はさらにぶっとんだヤツらしい・・・。足手まといになるような者にいられちゃかなわんからな・・・」

―――中略―――

ベジータ「笑わせるな・・・。一番自信がないのはてめえじゃないのか?」
ピッコロ「なんだと?ためしてみるか?」

これはこの時のピッコロが、ベジータにひけをとらないレベルにあると解釈していいものではないかと思う。

また悟空が地球に到着して、宇宙ポッドから出てきた場面。

▽悟空
「それにしてもフリーザたちを倒したのだれだ?すんげえ気だったな。ピッコロか?それともベジータか?」

これもそのような力関係が背景にある物語の中に組み合うものではないかと推測します。

フリーザ親子地球来襲編のピッコロとベジータの力関係は、フリーザ編の時のようなベジータがはるかに上回るというものではなく、どちらが上でもおかしくないものではないかというのが、ここでの結論です。

アニメ版で打倒人造人間に向けて修業を開始した悟空とピッコロが互角の組手をしていた内容も、ピッコロをそのくらいの強さで見て組み合うものではないかと思う。



−2−

第23回天下一武道会編からフリーザ親子地球来襲編までのピッコロとは、ノーマル悟空と成長を競い合う関係として描かれるものです。
したがって人造人間編開始時点で、読者や周囲の仲間が認識するピッコロの強さとは、ノーマル悟空を目安とするレベルのものになります。
それがピッコロが20号を圧倒するほどの強さを得ていたことが、読者や周囲の仲間にとって予想外となる要因ではないかと考えます。

人造人間編でベジータが超サイヤ人の悟空と競い合える強さを得られたのは、超サイヤ人に覚醒したからです。
しかしピッコロには、超サイヤ人覚醒というのがありません。
したがってピッコロの3年間の修業の成果とは、悟空やベジータのノーマル戦闘力と成長を競い合うくらいのスケールで予測されるものになります。

人造人間編のピッコロの超サイヤ人級の強さ(20号を圧倒するほどのレベル)が予想外となるのは、それまでの予測がフリーザ親子地球来襲編と同じく、ノーマルサイヤ人級にあるからだと考えられます。


【人造人間編ピッコロの強さ】

初期認識レベル・・・・・ノーマルサイヤ人級

実際の強さ・・・・・超サイヤ人級





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