【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<界王拳三段階システム>

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フリーザ戦の悟空の界王拳には3つのタイプが存在します。

1つ目が10倍界王拳のような常時使用していられるタイプ。
2つ目が20倍界王拳のような瞬間的に戦闘力が引きあがる限界超え界王拳。
そして3つ目に作中では使用されていませんが、ベジータ戦の2倍界王拳のような瞬間的に戦闘力が引き上がるものでありながら限界内の界王拳と位置付けられるものです。

この瞬間型限界内界王拳の存在を示すものが作中に存在します。
フリーザが両手を使わずに闘うサービスを終えてさらなる闘いへと突入していく場面。

フリーザ「たいした自信だね。だがボクは気付いているよ。キミは本気で闘うと言っておきながらまだかなりのパワーを残していると・・・」
悟空「バレたか・・・」
フリーザ「そいつを考えに入れてもボクの計算では・・・ 約50%、つまりMAXパワーの半分も出せばキミを宇宙のチリにする事ができるんだ」

このフリーザが予測した悟空の隠し持っている力というのが、ベジータ戦の2倍界王拳のような瞬間型限界内界王拳だったのではないかと思う。
その倍率は10倍と20倍の中間ほどと考えます。

フリーザが悟空の20倍界王拳かめはめ波を耐え切った場面。

▽フリーザ
「い・・・今のは危なかった・・・。なんであいつにあんな凄まじいパワーが・・・・・・」

これはフリーザが予測していた悟空の隠し持つ力を超えていたというものではないかと思います。

そして「キミは本気で闘うと言っておきながら」に相当する悟空の本気。

これは2人が序盤の戦闘を終えた場面。

フリーザ「くっくっくっ・・・ウォーミングアップもこのぐらいにして そろそろその気になろうかな・・・」
悟空「オラもだ・・・」

ここから考えられる、ウォーミングアップを終えて以降に発揮されたものにあたるのではないかと思います。
これは本気と表現するのがまんざらウソとは言い難いもので、瞬間的な戦闘力の引き上げを除く常時維持できるレベルの本気と考えていいのではないかと思う。
これにあたるのは10倍界王拳となります。



−2−

フリーザの予測していた悟空の隠し持つ力とは、ベジータ戦の2倍界王拳に相当するもので10倍界王拳と20倍界王拳の間に存在するものだと考えました。

では具体的にはどのくらいの強さ(倍率の界王拳)になるのか・・。
これは10倍界王拳と20倍界王拳のちょうど中間となるのではないかと推測します。

以前の考えは、これを10と20のちょうど中間の数字となる「15」。
15倍界王拳と考えました。
しかしこれはよく考えると、10倍界王拳の50%増で20倍界王拳の33.333・・・%減となるため、10倍と20倍のちょうど中間の強さとしては成立しません。

10倍と20倍のちょうど中間となる界王拳倍率。
これは20倍界王拳が10倍界王拳の2倍で考えられるのに対し、
10倍界王拳の√2倍で考えられるものではないかと思います。

10×√2=14.1421・・・・・・
14.1421・・・・・・倍界王拳(約14倍界王拳)

14.1421・・・・・・倍界王拳とは、
10倍界王拳の約41.421・・・%増。
20倍界王拳の約41.421・・・%減。

よって10倍界王拳と20倍界王拳のちょうど中間となります。

フリーザ戦悟空の界王拳を3段階にまとめると、以下のようになります。

常時型界王拳・・・「10倍」
瞬間型限界内界王拳・・・「14.1421・・・・・・倍」
瞬間型限界超え界王拳・・・「20倍」



−3−

この考え方に至るには、もう1つの理由があります。
それがノーマル悟空とフリーザは対比できる存在として描かれているのではないかということです。

悟空の界王拳を
「常時型維タイプ(10倍)」
「瞬間型限界内タイプ(14.1421・・・倍)」
「瞬間型限界超えタイプ(20倍)」

この3つのタイプに分類しました。

そしてフリーザの「50%」「70%」「100%」。
この力の出し方は、悟空の3段階の界王拳に対比するものとして描かれているものではないかと思う。

フリーザの100%フルパワーの自らの体が耐えられなくなるという危険な性質。
これは悟空が限界超え界王拳を使うと体が耐えられなくなるというのと同じ性質によるもので、現実の人間の火事場の馬鹿力(反動で筋や繊維がボロボロになるくらいのレベル)と同じリミッター外しによるものと考えました。

次にフリーザの50%。
これは体に負担がなく常時維持できる力の中で最大とするもので、悟空の10倍界王拳に共通するところがあります。

50%フリーザと100%フリーザ
10倍悟空と20倍悟空

これは体に負担がなく常時維持できる上限パワーと体への爆発的な負担と引き換えに引き出される最大パワーがちょうど2倍にあるという点で対比することができます。

そしてフリーザの70%。
これは悟空の瞬間型限界内界王拳のような力の引き出し方といえるものなのではないかと思う。
現実の人間でいうドーピング使用によるリミッター外しレベルのものです。

このフリーザの70%とは、超悟空をふっとばした時の
「みくびったな!!言っておくがいまのはまだ全力じゃないぞ!!70%ほどかな・・・
から考えられるように正確に70%を意味するものではありません。

この「70%ほど」の詳細。
これは50%と100%のちょうど中間を意味するものではないかと思う。

50%と100%のちょうど中間とは、50%の√2倍となるものです。

50×√2=70.7106・・・
70.7106・・・%(約70%)

70.7106・・・%は、50%の約41.421・・・%増。
100%の約41.421・・・%減。
50%と100%のちょうど中間となります。

これが「70%ほど」の意味ではないかと考えます。

フリーザの「50%/100%」と悟空の「10倍界王拳/20倍界王拳」の対比性。
そしてフリーザの「70%ほど」が、50%と100%のちょうど中間(70.7106・・・%)を意味するものと考える点。

この2点を総合すると、フリーザの予測した悟空の隠し持つ力(瞬間型限界内界王拳にあたると推測)とは、フリーザの70%ほど(70.7106・・・%)に対比するものだと考えられてきます。
これが悟空のその力が10倍界王拳と20倍界王拳のちょうど中間となる「14.1421・・・倍界王拳(約14倍)」と判断する理由です。



■悟空とフリーザの類似性

●悟空
10倍界王拳 ・・・・・・ 体にほとんど負担がない常時維持できる中での本気
14.1421・・・倍界王拳(約14倍)・・・・・・中くらいの負担で瞬間的に引き上げられる限界内の最大
20倍界王拳 ・・・・・・ 体に爆発的な負担がかかる限界超え最大

●フリーザ
50% ・・・・・・ 体にほとんど負担がない常時維持できる中での本気
70.7106・・・%(70%ほど)・・・・・・中くらいの負担で瞬間的に引き上げられる限界内の最大
20倍界王拳 ・・・・・・ 体に爆発的な負担がかかる限界超え最大





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