【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<大全集のフリーザ戦戦闘力(3)>

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人造人間編で戦士たちが使用している気(エネルギー)の増幅させて爆発させるコントロール技術が、界王拳と同系統のものではないかと考える理由が、もう1つあります。

ピッコロが20号を圧倒する場面。

▽20号
「バ・・・バカな!!あいつを倒せないわけはないんだ!!第一あいつのエネルギーをわたしにプラスしたんだぞ・・・!!」

▽ピッコロ
「オレたちは闘いで一気にお前たちのいうエネルギーを増幅させてそいつを爆発させるんだ」

これは戦闘時と非戦闘時で、戦闘力が大きく変化することを意味します。
つまり戦闘力のコントロール技術です。

では逆に、この技術が界王拳とは異なるものだと考えた場合はどうなるのか。
戦闘力のコントロール技術として第一に思い浮かべられるのは、サイヤ人編のころからみんながやっていた、気配の強弱で戦闘力を自然値よりも下げるというのがあるのではないかと思う。
(ラディッツ戦のころのかめはめ波や魔貫光殺砲のような気をためる必殺技を放てることが、戦闘力のコントロールができる者の特徴とする内容は旧設定で、現戦闘力概念には当てはまらないと判断するために除外する)。

ベジータ&ナッパが、ピッコロ・悟飯・クリリンと対峙して、3人の戦闘力を計測する場面。

ナッパ「981・・・1220・・・1083・・・。バカめ!その程度の戦闘力でオレたちにはむかうつもりか・・・?」
ベジータ「ナッパよ。スカウターを外せ」
ナッパ「なに?」
ベジータ「こいつらは闘いに応じて戦闘力を変化させるんだ。こんな数字はもう当てにはならん」
ナッパ「そういやそうだったぜ・・・。弱虫ラディッツのバカはスカウターの数字に油断してやられやがったようなもんだからな」

これは気配を抑えて戦闘力を自然値よりも引き下げたり、気配を消して戦闘力を0にするという性質のものです。


では仮に、人造人間編で戦士たちが使用している気を増幅させるコントロールが、これと同じ戦闘力を自然値よりも下げるという性質のものだった場合はどうなるのか。

エネルギーを通常量よりも減らすには、エネルギー波系の技を放ったり、舞空術を使ったり、肉弾戦動作を行うなど、エネルギー消費につながる行動をする必要があるものだと考えました。

詳細:エネルギーとは
詳細:気をためる
詳細:エネルギー=体力
詳細:肉弾戦によるエネルギー消費
詳細:エネルギーとダメージ

気配を抑えて戦闘力を自然値よりも下げても、エネルギーは通常量のままです。
また気配を消して戦闘力を0にした時でも、同様です。

よってもし20号が、戦闘力を自然値よりも低く抑えている者からエネルギーを吸収した場合、そのエネルギー量は自然値状態時と変わらない通常量を奪えることになります。
気配を消して戦闘力を0にしている者から、エネルギーを奪うケースも同様です。

次に悟空が界王拳を使用している状態について、考えていきます。
界王拳とは、エネルギーを通常量よりも増幅させるものです。
したがって悟空が10倍界王拳を使用している時の総エネルギー量は、界王拳を使用していない時の総エネルギー量(通常量)をかなり上回ることになります。
よって仮に20号が界王拳を使用していない悟空のエネルギーを奪った場合、それは10倍界王拳使用中の総エネルギー量をかなり下回ることになります。

20号がピッコロから吸収したエネルギーとは、非戦闘時のものであったために、戦闘時のエネルギーよりも少ないというものでした。
そしてピッコロが戦闘時に行う戦闘力のコントロール技術が「気(エネルギー)を増幅して爆発させる」という、悟空の界王拳説明とよく似ているものであったこと。

これらを踏まえると、人造人間編の戦士が戦闘時に力を上げる気の増幅コントロールとは、界王拳と同型のものであるという見方が、最適になってくるのではないかと思う。



−2−

20号にとって、人造人間編の戦士たちが使う、気(エネルギー)を増幅させるコントロールとは、予想外の誤算といえるものです。

▽20号
「バ・・・バカな!!あいつを倒せないわけはないんだ!!第一あいつのエネルギーをわたしにプラスしたんだぞ・・・!!」

この20号にとって大誤算であった、戦闘時に強さが変化する戦闘力のコントロール技術が、今さらサイヤ人編のころからみんなが使っていた戦闘力のコントロールという見方はムリがあるように思う。
(20号は、サイヤ人戦のデータを持っているため)。
そうなると残るのは界王拳式の増幅コントロールしかなく、特徴の面から見ても問題がないものと考えられてきます。


●サイヤ人編のころから地球の戦士たちが身につけていた、第1の戦闘力のコントロール

・気配を抑えて戦闘力を自然値よりも引き下げたり、気配を消して戦闘力を0にしたりする。
・この技術で戦闘力を変動させても、20号の吸収対象となるエネルギー量に変動はない。

●人造人間編の戦士が身につけていた、第2の戦闘力のコントロール

・気(エネルギー)を増幅させて、爆発させる。
 ※戦闘力が自然値よりも上昇する界王拳式
・この技術で戦闘力を変動させると、20号の吸収対象となるエネルギー量も変動する。


これらからも、悟空以外も界王拳型の技術が使えるという見方は、決して読者の勝手な妄想とかではなく、作中内から判断できるものと解釈していいように思う。




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