【ドラゴンボール 戦闘力考察関係】

<大全集のフリーザ戦戦闘力(2)>

−1−

フリーザ戦の悟空は10倍界王拳を使って数百万レベル(300万付近)に到達するという考え方。
これには大きな問題点が存在します。

それが悟空とベジータの戦闘力バランス。
デンデの治療で復活したベジータの第3フリーザを上回ると推測される戦闘力(250万)。
これは悟空でいう基本戦闘力に相当するものだと考えられます。

よって先の大全集を基準とした訂正値を引用すると

悟空  30万(10倍界王拳:300万)
ベジータ 250万

このようになってしまいます。

超サイヤ人変身によるパワーアップ倍率が悟空もベジータも同じになることを考えると、超サイヤ人に変身した時の2人にとてつもない差が生まれてしまいます。

仮に最終フリーザ戦のベジータが超サイヤ人に覚醒したと仮定すると、
「250万×50=1億2500万」
どちらにしても超サイヤ人のベジータは1億級の戦闘力に到達してしまうということです。



−2−

このようなストーリーの矛盾の解消につながるものが存在します。

それがピッコロが20号を圧倒している場面。

▽ピッコロ(20号の片腕を切断した後)
「覚えておけ。オレたちは闘いで一気にお前たちのいうエネルギーを増幅させてそいつを爆発させるんだ」


この人造人間編のころの戦士が用いている
「オレたちは闘いで一気にお前たちのいうエネルギーを増幅して爆発させる」
とはなにか・・。

これは悟空の界王拳と同じものではないかと思います。

悟空がクリリンたちに界王拳の説明をする場面。

▽悟空
「体じゅうの全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させるんだ。うまくいけば力もスピードも破壊力も防御力も全部 何倍にもなる・・・」

この「体じゅうの全ての気をコントロールして・・・」の「気」とは、「エネルギー」を意味するものです。

この「気をコントロールして瞬間的に増幅させる」という状態から「瞬間的に」という要素を取り除くと、ピッコロのいう「闘いで一気にエネルギーを増幅してそいつを爆発させる」と同じ状態になります。


「気(エネルギー)をコントロールして、瞬間的に増幅させる」(悟空の界王拳説明)
   ↓
「気(エネルギー)をコントロールして、増幅させる」(悟空の界王拳説明から「瞬間的」という言葉を差し引く)
   ↓
「闘いで一気にエネルギーを増幅して爆発させる」(20号戦ピッコロの言う人造人間編の戦士たちの状態)


そして瞬間的ではない界王拳というと、フリーザ戦で見られた悟空の10倍界王拳です。
このタイプの界王拳は、界王拳を使わずに普通に闘っている状態とほとんど区別がつきません。

フリーザ戦で界王拳を使わずに普通に闘っていると見られていた悟空も、実は10倍界王拳を使用していたというものでした。
それと同じく普通に闘っているようにみられていた20号戦のピッコロも、実は界王拳と同じ増幅コントロールを使用していたと考えられます。
そしてこのような傾向は、ベジータやトランクスや悟飯など、その他の戦士にも当てはまるということではないかと思う。

人造人間編のノーマルベジータの数百万レベルの戦闘力。
これも悟空の界王拳と同型の増幅コントロールを使用してのものと考えられます。
倍率も同じ10倍と判断します。

そうすると共に基本戦闘力は数十万レベルで考えられることになり、超サイヤ人に変身した時の2人の戦闘力もバランスのとれたものとなります。



−3−

ベジータが界王拳と同型の増幅コントロールを使い始めたのはどこからなのか・・。
これはフリーザ編中盤以降のベジータの死に掛けパワーアップの幅が、すさまじいことになってきた時からではないかと思う。

2度目の死に掛けパワーアップまでは、
「19000級→24000→30000弱」というゆるやかなものでした。
それが次の死に掛けパワーアップでは、第1フリーザ(53万)と互角に組み合えるほどに成長します。
さらに次の死に掛けパワーアップでも、第3フリーザを上回ると推測される戦闘力(推測値 250万)にまで成長します。

この桁違いの死に掛けパワーアップ幅。
これは基本戦闘力だけの上昇ではなく、界王拳と同型の増幅コントロールを含めての戦闘力と考えると納得しやすくなってくるのではないかと思う。

最終フリーザ戦ベジータの
「基本戦闘力:25万(10倍増幅:250万)」
という戦闘力。

これは大全集データを基準に訂正したフリーザ戦悟空の
「基本戦闘力:30万(10倍界王拳:300万)」
という戦闘力と並べてもバランスのとれたものとなります。


続き:大全集のフリーザ戦戦闘力(3)



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