【ドラゴンボール考察 キャラクター編】

<クリリンの想定するベジータからのDB奪取計画>

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クリリンが悟飯と最長老の元へと向かう段階でのDB争奪戦の戦況とは、ベジータがDBを6個、悟飯たちがDBを1個持っている状態です。
(ベジータの6個はフリーザの宇宙船から盗んだもので、悟飯たちの1個はベジータが村を滅ぼして湖に沈めていたのを盗んできたもの)。

この状況での、クリリンのDB争奪戦を制する策とは、どのようなものだったのか。

クリリンと悟飯がスピードを上げて飛行し、最長老の家に迫ってきた場面。
(ベジータが後方からやってきて、つかまる直前)

▽クリリン
「(最長老に悟飯の眠っている力を引き出してもらえばベジータにも匹敵するなんていったが・・・・・・。正直いってそこまでは望めないだろう・・・・・・。あ・・・あのヤロウはほんとに天才だ・・・。底なしに強くなっていきやがる・・・・・・。
悟飯を強くしてもらった上で悟空が来るのを待ち、3人でかかるしか方法はないだろう・・・・・・)」

これは悟空・悟飯・クリリンの3人でベジータに闘いを挑み、6つのDBを奪おうとするという意味のものです。
つまりナメック星に到着する悟空をベジータ以下(30000以下)と見立てているということになります。
これはベジータが地球に来襲した時の悟空との圧倒的な格差を考えると、順当な見立てといえるように思う。

悟空が宇宙船で修業してパワーアップしても、2度の死に掛けパワーアップなどでどんどんと戦闘力を上げているベジータには追いつけないという見立てです。

「ベジータ(30000弱)>クリリンの予測するナメック星到着悟空」
※サイヤ人編時の「ベジータ>悟空」という力関係は覆らない。



−2−

この見立てを前提に、以下の場面を見ていきます。

ナメック星に到着した悟空が、クリリンを仙豆で復活させた場面。

▽クリリン
「悟空・・・。おまえにだってわかるだろ・・・?あ・・・あいつらの強さが・・・。仙豆で元気になったってまたやられるだけさ・・・。残念ながらな・・・・・・・・・・・・。
い・・・いくら悟空だってムリだ・・・。や・・・やつら、ケタちがいの強さなんだ・・・」

続いて悟空がベジータに仙豆を渡して、復活させた場面。

クリリン「バ・・・バカだぜ!あいつも治して4人で闘おうって考えだろうが、そ・・・そんなことしたって・・・」
悟空「そんなんじゃねえよ・・・。あいつとは後で地球での決着をつけてえしな・・・」
クリリン「へ・・・!?あ・・・あとで決着・・・!?」
悟空「こいつらはオラひとりでかたづける」

[前に歩き出す悟空]

クリリン「ひっ ひとりでかたづける〜!?」
悟飯「お・・・おとうさん・・・・・・!!」

これもクリリンの見立てるナメック星到着悟空が、ベジータ以下だと解釈することで自然なものとなるのではないかと思う。

ギニュー特戦隊が到着する前の、クリリンのDB争奪戦を制する計画とは、悟飯の潜在パワーを引き出し、悟空がナメック星に到着するのを待ってから、3人でベジータに闘いを挑んで、6つのDBを奪取しようというものになります。
(最長老のところへ向かっていく時の「(悟飯を強くしてもらった上で悟空が来るのを待ち、3人でかかるしか方法はないだろう・・・・・・)」より)。




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