【ドラゴンボール考察 キャラクター編】

<絶対に負けないために闘う>

この悟空の闘いの姿勢がよりわかりやすく表現されているものが存在します。

それが悟空vsチビブウ戦の行方をベジータが見守る場面。

「・・・オレはオレの思いどおりにするために・・・ 楽しみのために・・・ 敵を殺すために・・・ そしてプライドのために闘ってきた・・・。だが・・・あいつはちがう・・・。勝つために闘うんじゃない。絶対に負けないために限界を極め続けるために闘うんだ・・・!だから相手の命を絶つ事にこだわりはしない・・・」

悟空の闘いへの姿勢とは「絶対に負けないために闘う」というものです。

第23回天下一武道会でピッコロに仙豆を与えて逃がした場面。
ナッパを界王拳で戦闘不能にした場面。
リクームを気絶させた場面。
バータを気絶させた場面。
ジースに退散を勧めた場面。
ギニューに退散を勧めた場面。
怯え始めたフリーザを倒しても意味はないと判断して闘いを中断した場面。

これらはいずれも「闘いに負けなかった」、
または「絶対に負けることはない」、
という状況が達成されています。

ベジータは逃げるキュイやドドリアに対して追撃してとどめを刺しましたが、悟空だったら逃げる相手にとどめを刺すといったことはしません。

そして敵にとどめを刺した闘い。
初代ピッコロ大魔王をこん身のパンチで貫いた場面。
ラディッツをはがいじめにして魔貫光殺砲でぶち抜かせた場面。
チビブウを元気玉で完全消滅させた場面。

映画版でDr.ウイローを元気玉で倒した場面。
ターレスを元気玉で倒した場面。
巨大スラッグを元気玉で倒した場面。
クウラを巨大エネルギー波の撃ち返しで倒した場面。
メタルクウラをベジータとのタッグ攻撃で粉砕した場面。
ビッグゲテスターでクウラ本体を倒した場面。
ブロリーをみんなの力を合わせて倒した場面。
ヒルデガーンを龍拳で倒した場面。

これらは「絶対に負けないようにする」という執念によって放たれた一撃といえるのではないかと思う。
この一撃を放たなければ敗北するのは自分という状況で、絶対に負けないようにしようと放たれた一撃が相手のとどめへとつながっています。

悟空の闘い全体に共通する要素は、「絶対に負けないために闘う」というものではないかと思います。




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