【ドラゴンボール考察 キャラクター編】
<悟空のあまさ>
−1−
トランクスとメカフリーザの対決が、始まろうとする場面。
▽トランクス
「はじめから全力でかかってくるんだな。ボクは孫悟空さんのようにあまくはない」
この悟空のあまさとはなにか。
ジースが退散した直後にベジータが気絶しているリクームとバータにとどめを刺した場面を振り返ります。
[ベジータがひざ蹴りでバータの喉をつぶしてリクームをエネルギー波でふっとばす]
悟空「なんてやつだ!!とどめを刺す必要はねえっていっただろ!!こいつらはもう動くこともできなかったんだ!!」
ベジータ「まったくてめえのあまさにはいつもながらヘドが出そうだぜ・・・。なんで1匹をみすみす逃したんだ!いまのてめえにならカンタンにヤツも始末できたはずだ・・・・・・!!」
この敵にとどめを刺そうとしない戦闘スタイルが悟空のあまさというものではないかと思う。
他に悟空のあまさが見られる場面を見ていきます。
ナッパを戦闘不能にした時には、「もう闘えないはずだ・・・・・・。連れてとっとと地球から消えろ!!」と退散を勧めます。
そして宇宙船で逃げようとするベジータにクリリンがとどめを刺そうとした時には、
「すまねえが そ・・・そいつを行かせてやってくれ・・・」といって逃がします。
さらにリクームとバータを倒した時には、
「これでわかっただろう!!ムダな闘いはよせ!!こいつもさっきのヤツもまだ死んじゃいねえ!はやいうちにこいつら連れてこの星から出てけ!!」とジースに退散を勧めます。
ギニュー戦で18万のパワーを見せ付けた時にも、
「わりいがおめえはオラに勝つことはできねえ。オラはムダな闘いはしたくねえんだ。おめえたちこの星から消えてくれ」と退散を勧めます。
−2−
トランクスの「はじめから全力でかかってくるんだな。ボクは孫悟空さんのようにあまくはない」とは、このような敵にとどめを刺そうとしない性格を意味するものではないかと思う。
トランクスがメカフリーザを剣でバラバラにしてエネルギー波で消滅させる闘い方。
コルド大王の腹をエネルギー波でぶち抜いてからエネルギー波で爆破させる闘い方。
これはベジータがキュイを衝撃波で木っ端微塵にしたり、ジースをエネルギー波で消滅させるような、容赦なく敵にとどめを刺す闘い方に共通しているように思います。
またピッコロが20号を追いつめていく場面。
ベジータ「ピッコロ!さっさとかたづけてしまえ!それともこのオレにやってほしいか!」
ピッコロ「へっ。おことわりだ。オレはもともと神と分かれた悪の化身なんだ。悟空のようにあまくはない」
これもトランクスの「ボクは孫悟空さんのようにあまくはない」と同じ意味のものではないかと思います。
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