【ドラゴンボール考察　気と戦闘力の関係】

＜超１−３のパワーの解釈＞

−１−

「超１−３のパワー」という言葉から即座に思い浮かべるパワーの意味として､スピードを切り離した意味でとらえられる物理的パワーがあります。
しかし作中に出てくる超１−３戦士を指しての「パワー」という言葉の全てがそのような意味のものなのかといったらそうではありません。

ここで考えたいのが以下の場面です。

精神と時の部屋で悟空が超１−３に変身した場面。

▽悟飯
「や･･････やったあ！！！！
もっ ものすごいパワーだ！！！これならぜったいセルに勝てるよね！！！」

この悟飯の「や･･････やったあ！！！！　もっ ものすごいパワーだ！！！」という反応。
これは超１−３悟空のすさまじい気を感じてとっさに出た言葉というものではないかと思う。

そうするとこれは悟飯が最長老に潜在パワーを引き出してもらった直後にギニュー特戦隊が接近してきた場面。

▽悟飯（空を見上げながら）
「す･･･すごいパワーですよ！！！」

これと同じニュアンスで発せられた言葉ではないかと考えられてきます。

また変身後の気の強さを感じておどろくという点から見ると､ザーボンがベジータとの再戦で変身した場面。

▽クリリン
「なな･･･なんだあいつ･･･！！ば･･･化物に･･･！！し･･･しかもパワーがグンとあがった･･･！！」

これと同じニュアンスで発せられた言葉ともとらえることができます。

これらは物理的パワーではなく､スピードも含まれる意味のものです。

よって悟空が超１−３に変身した時の､悟飯の「や･･････やったあ！！！！　もっ ものすごいパワーだ！！！」という反応もスピードの意味を含むパワーということになります。



−２−

次に見ていきたいのが超１−３トランクスが気を全開してセルに飛びかかる直前の場面。

▽ピッコロ（天界より）
「も･･･ものすごいパワーだ！！セルをさらに上回っているぞ･･･！！し･･･信じられん･･････！！」

これも天界から超１−３トランクスの強い気を感じて出た言葉と判断するのが適切ではないかと思う。

そうするとこの少し前の場面。

▽セル
「なるほど･･････。たしかにすばらしいパワーだ･･････。わたしを十分に超えている･･････」

これもピッコロと同じく､超１−３トランクスの強い気を指してのものと判断するのが適切ではないかと思う。

続いて精神と時の部屋で悟空が超１−３に変身した場面。

▽悟空
「こんなに膨れ上がった筋肉ではパワーは大きく上がってもスピードが殺されてしまうんだ。
でかいパワーも相手に当たらなければなんにもなんねえだろ･･･」

トランクスが攻撃が当たらずにあせっている場面。

▽セル
「青いヤツだ･･････。そんなヤツも分かっていなかったのか･･･。本当の力を見せると言っておきながらさらにパワーに頼った変身をするとはな･･････」

こちらはスピードを切り離した物理的パワーと解釈するのが適切なものとなります。

このように一言で「超１−３のパワー」と表現されるものでも､物理的パワー（攻撃力）を意味するものとそうではないもの（気の強さ）を意味するものの見極めが重要になります。

---

考察メニュー（気と戦闘力の関係）
ＴＯＰ