【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】
<戦闘力とスピード>
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同じ戦闘力でもその者の肉体の特徴によって物理的パワーやスピードには個人差が生じてくるものだと考えました。
「悟空vs完全体セル」戦の場面。
(セルのかめはめ波を悟空が上空へジャンプしてから瞬間移動でかわした後。セルが連続攻撃で次々と攻撃をヒットさせていく最中)
▽セル
「わたしもスピードには自信があるんだ。瞬間移動とまではいかないがね」
次に悟飯が界王神を引っ張って魔人ブウから逃げようとする場面。
▽悟飯
「だいじょうぶ!!スピードには自信があるんですよ!!!」
次にアニメ版のあの世一武道会で「オリブーvsチャイプイ」戦が始まろうとする場面。
(※チャイプイはチビで目が点のヒゲを生やしたおっさん)
▽界王様
「東の銀河のやつらはスピードだけは速いからな〜!注意しろ〜!!」
これらも戦闘力の高さとは異なる優れたスピードを主張しているものです。
−2−
そしてこの見方の中で考えられてくるのが、バータの「宇宙一のスピード」の意味ではないかと思う。
バータの自慢するスピードとはどのようなものなのか。
まずベジータが遠くに投げたDBをダッシュ飛行でキャッチした時のスピードが上げられます。
その他にはパンチやキックを当てにいくスピードも含まれるのではないかと思う。
バータとジースが2人がかりで攻撃を当てにいく場面。
(バータが倒される直前)。
24巻83頁2コマ目をみると、ジースが1発のパンチを繰り出している間にバータは3発のパンチを繰り出しています。
その次のコマ(3コマ目)でも、ジースが1発の蹴りを繰り出している間にバータは3発もの蹴りを繰り出しています。
このジースを大きく上回るバータのパンチや蹴りのスピードは、自慢のスピードが生かされているものとみていいのではないかと思う。
ただし高速で連続してパンチを繰り出す時というのは、どうしても1発ごとのパンチが軽いものとなってしまいます。
自分でありったけのスピードで連続パンチを繰り出すとわかります。
ジースのパンチや蹴りの1発ごとの重さはバータよりも上と判断していいように思う。
トランクスの超1−3がスピードダウンの失敗作だと判断された要因にパンチや蹴りのスピードの遅さがありました。
バータの自慢のスピードというのも、パンチや蹴りを繰り出すスピードに反映されていると考えられます。
「スピード」とは、飛行スピード(ダッシュスピードを含む)からパンチや蹴りを繰り出すスピードなど動き全般に当てはまるものです。
−3−
続いて考えたいのが、バータとギニューではどちらのスピードが速いのか。
バータはジースと2人がかりで攻めても悟空に余裕でかわされ続けています。
それに対してギニューは序盤の攻防で攻撃を当てるなど明らかに悟空の動きをとらえています。
またかわされた数発の攻撃も、悟空に険しい表情でかわさせるほどのものとなっています。
悟空にとっては明らかに、
「ギニューの攻撃に反応する難易度>バータの攻撃に反応する難易度」
となっています。
これらから「ギニューのスピード>バータのスピード」とみるのが適切ではないかと思う。
ではバータの「宇宙一のスピード」の意味はどのようなものなのか・・。
これは「一定の戦闘力内で高速で動く技術」といった類のものではないかと思う。
もしギニューが戦闘力のコントロールでバータと同じ戦闘力まで引き下げ、2人でスピードを競ったらどうなるか・・。
これはバータのスピードが上になるのではないかと思う。
ただしこの状態で物理的パワーを競った場合は、ギニューの方が上になります。
またフリーザが戦闘力のコントロールでバータと同じ戦闘力まで引き下げてスピードを競っても、バータのスピードが上になると推測されます。
これがバータの「宇宙一のスピード」と呼ばれる意味ではないかと考えます。
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