【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】

<作中から見るスピード型戦士の特徴>

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スピードの優劣とは、戦闘力の優劣を示すものではありません。
これは相手のスピードを上回ることが、イコール相手の戦闘力を上回ることではないことを意味します。
それを示すのが作中に存在します。

ナメック星に到着した悟空がリクームの最初の攻撃(リクームマッハアタック)をかわして、ジースとバータの背後に素早く移動して再びリクームの前に戻ってきた場面。

▽リクーム
「こっ・・・このヤロ〜・・・。スピードだけは自信があるようだな・・・。へへ・・・。しかし逃げてばかりじゃいつまでたっても勝てねえぞ・・・!」

このリクームの反応はなにを意味しているのか・・。
この時のリクームが認識している悟空の戦闘力は5000です。

つまり「戦闘力が5000でリクーム以上のスピードを出す戦士」というのが考えられるものであるということではないかと思う。

もしあり得ない事だとすると、悟空のリクーム以上のスピードを認識した時点で、悟空の戦闘力が5000というのはあり得ないという疑惑が働くはずです。

しかしジースも悟空の超スピードを目の当たりにしながら、
「ど・・・どうなっているんだ・・・・・・!や・・・やつの戦闘力はまちがいなくたったの5000だというのに・・・・・・・・・」
と悟空の戦闘力が5000であるという認識を崩していません。


悟空がリクームを倒した直後も「油断したリクームと妙な偶然が重なっただけ」と偶然としか認めていませんでした。

この場面から、戦闘力5000の戦士がリクーム以上のスピードで動ける状況は存在するものだと考えられます。
これは極端なスピード編重型でパワーが従来の戦闘力5000の戦士と比べて大きく劣る事で可能となるものではないかと思う。



−2−

戦闘力は5000でありながらスピードはリクーム・バータ・ジース以上という極端なスピード編重型とはどのようなものなのか。
これはアニメ版に登場した界王様のペットのグレゴリーのような感覚でとらえられるものではないかと思う。
グレゴリーのスピードは当時の悟空を大きく上回りますが、パンチやキックなどの攻撃力では悟空をはるかに下回ると推測されます。

グレゴリーの戦闘力はどのくらいなのか・・。
悟空がグレゴリーと同じスピードを得た時というのはかなりの戦闘力になっていると思われます。
しかしその時の悟空とグレゴリーではパワー(攻撃破壊力)に歴然とした大差があるため、同じ戦闘力にはなりません。

スピードが「悟空=グレゴリー」の状態でも
戦闘力は大差で「悟空>グレゴリー」となります。

これはこの状態で2人が闘ったら悟空の楽勝で終わる(おそらく手加減したパンチ1発で決着がつく)という形で反映されるのではないかと思う。

グレコリーの戦闘力は同じスピードを持った時の悟空の戦闘力を大きく下回るということです。

▽バータ(悟空戦より)
「このやろ〜〜。しかしスピードだけでは一生闘っても勝てんぞ。チョロチョロ逃げるだけじゃあな・・・。逃げくたびれて動きがにぶくなった時がきさまの死ぬ時だ・・・」

これもバータが悟空をグレゴリーのようなタイプとしてとらえているものではないかと思う。
悟空がリクームを倒した時に「油断したリクームと妙な偶然が重なっただけ」と言い張っていたのもその解釈に基づきます。

スピードがバータ以上でありながら戦闘力が「5000」という状態。
これはパワーがグレゴリーのように相当に非力なことで実現するものではないかと推測します。




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