【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】

<生命体のパワーの解釈について>

悟空たちのパワーとは、気(気配)やスカウターのパワー反応と同一の対象としてとらえられるものだと考えました。
しかし悟空たち生命体のパワーと人造人間のパワーを同一の意味でとらえていると思われるものも存在します。

「ピッコロvs17号」の戦闘終盤。

▽17号
「ふふ・・・。パワーは互角でも・・・・・・スタミナに差がつきはじめてきたようだな・・・。オレのエネルギーは永久に減らない・・・」

これはピッコロと17号のパワーを互角とするもので、2つのパワーを同じ意味のものとしてとらえる必要があります。

次に少し遡って「ピッコロvs17号」の戦闘中盤。

▽17号
「人造人間でもないのにすばらしいパワーだ・・・。たしかにピッコロ大魔王ではないらしいな・・・」

これもピッコロのパワーが人造人間級のパワーであることに驚いているというものなので、ピッコロと人造人間のパワーを同じ意味のものとしてとらえるのが適切ではないかと思う。

次にピッコロと17号の戦闘中盤にセルがピッコロの気をとらえた場面。

▽セル
「すぐに行く!!待っていろ!!!わたしのパワーはすでにおまえたちを超えているのだ!!!」

これもセルのパワーが17号・18号のパワーを上回っていることを示すものなので、セルと人造人間のパワーを同一の意味でとらえる必要があります。

次に「力」と表現されているものですが、セルと16号の戦闘が始まる直前。

▽16号
「計算ではわたしとセルはほぼ五分と五分のだ」

これもセルのパワーと16号のパワーを同一の意味でとらえる方向で解釈していいのではないかと思う。

このように生命体のパワーと人造人間のパワーを同一の意味でとらえるのが適切と判断されるケースが存在します。

この場合は生命体のパワーでも気(気配)という見方を排除し、人造人間と同じく「馬力」「動力」といった意味合いでとらえるのが適切ではないかと思う。

ただし以下のようなケースでのパワーという表現は、人造人間にはない生命体に限定される気(気配)という意味で解釈する必要があります。

ピッコロのところにラディッツが接近してくる場面。

▽ピッコロ
「な・・・なんだこのパワーは・・・!!凄まじいパワーが近づいてくる・・・!!まさか孫悟空か!?」

ナメック星でベジータがツーノ長老のいる村を発見した場面。

▽ベジータ
「ふはははは!!感じたぞ!!大きめのパワーだ!数は・・・20ほどもいる!!まちがいなくナメック星人たちの村がある!!」

悟飯が最長老に潜在パワーを引き出してもらった直後にギニュー特戦隊が迫ってきた場面。

▽悟飯
「す・・・すごいパワーですよ!!!」

これらは明らかに気をとらえてパワーと表現しているもので、「気(気配)」という言葉に置き換えても何一つ問題はありません。
このようなケースでは、人造人間にはない気(気配)を意味しているものという認識でとらえることが重要ではないかと思う。

同じ生命体のパワーでも「=気(気配)」という枠でくくるもの(生命体と人造人間を区分けする概念のもの)とそうでないもの(生命体と人造人間を区分けしない概念のもの)の見極めが大切となります。




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