【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】

<RPG理論(3)>

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DBのRPGではレベルが上がると「BP(戦闘力)」「HP」「技消費値」といった能力値が上昇します。
これを原作に当てはめると、戦闘力が上昇する時には、エネルギーも上昇する状況を意味します。
ラディッツ戦悟空とフリーザ戦悟空では、戦闘力も別物ですが、エネルギー(体力)も別物となります。
RPGのラディッツ戦悟空とフリーザ戦悟空をイメージするとわかりやすいと思います。

戦闘力が上がる時には体力(エネルギー)も同時に上がるという性質。
これは界王拳で戦闘力を引き上げる時にも共通します。
界王拳のエネルギーを増幅させるという特徴。
これは界王拳で瞬間的に戦闘力を引き上げている時には、同時に体力(エネルギー)も引きあがっている状況を意味します。
RPG流に表現すると、界王拳使用中はBPだけでなくHP(技消費値兼用)も同時に引き上がるというものになります。

3倍界王拳で戦闘力24000になった悟空のHP(技消費値兼用)は、同じく戦闘力24000のナメック星到着ベジータのHP(技消費値兼用)と同じになると推測します。
また10倍界王拳を使って戦闘力300万の者のHP(技消費値兼用)は、界王拳を使わずに戦闘力300万の者のHP(技消費値兼用)と同じになります。
戦闘力が互角なら勝敗は五分五分という考えに基づくものです。



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界王拳が戦闘力と体力(エネルギー)の両方が引き上がるように、超サイヤ人変身も戦闘力と体力(エネルギー)の両方が引き上がります。
RPG流に表現すると、超サイヤ人変身は、BPとHP(技消費値兼用)の両方が引き上がるということになります。
超1−2や超1−3、超2や超3など上の段階の超サイヤ人変身も同様です。

これによって説明がつくのがフリーザ戦の悟空です。
元気玉を撃ち終わった後の悟空は自力で海で泳ぐことができなくなるほど体力を使い果たしていました。
その悟空が超サイヤ人に変身した時は、フルパワーかめはめ波を放つなどあれだけ闘い続けられたのは、変身によって引き上がるぶんの体力(エネルギー)が補充され、一定まで回復できたからではないかと思う。
RPG流に表現すると、元気玉を撃ってHP(技消費値兼用)が底を尽きかけていた状態から、超サイヤ人に変身して引き上がるぶんのHP(技消費値兼用)が上乗せされたということになります。



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ザーボンやフリーザやセルやブウの変身もやはり戦闘力と体力(エネルギー)の両方が引き上がると考えられます。
RPG流に表現すると、BPとHP(技消費値兼用)の両方が引き上がるというものになります。

フリーザが第3形態に変身した場面では『DB』のRPG系作品としての側面を見ることができます。

▽悟飯(フリーザが第3形態に変身した直後)
「あ・・・あいつ・・・ピッコロさんから受けたダメージもなくなってる・・・」

これはなにを意味するのか。
ダメージをうけることで減少していくのはエネルギー(体力)です。
そうするとピッコロからうけたダメージがなくなっているというのは、ピッコロの攻撃をくらって減少したエネルギー(体力)が回復したということになります。
これはRPGで敵が変身した時には、変身前に受けたダメージは帳消しになり、変身後の形態の体力(全開時)の能力ステータスになっているという法則に基づくものではないかと思う。

そうするとフリーザが第3形態に変身した時は体力が全開状態(仙豆を食べても能力値の引き上がりはない)ということになります。
RPG流に表現すると、フリーザが第3形態に変身した時のHP(技消費値兼用)は、第3形態の体力全開時のHP(技消費値兼用)と同じになります。

これはセルが第2形態や完全体に変身した場面にも当てはめていいものなのではないかと思う。
RPG流に表現すると、第2セルが超1−2ベジータからうけたダメージによって減少したHP(技消費値兼用)は、完全体変身時には帳消しとなり、体力全開時と同じものになっているということになります。

これは超サイヤ人変身の変身前のダメージがそのまま引き継がれるものと大きく異なるところです。




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