【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】
<戦闘力加算方式とは>
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エネルギー吸収によるパワーアップとは、相手の戦闘力が加算されていく性質のものではないと考えました。
19号が超悟空のかめはめ波を吸収してパワーアップしたケース。
19号が超ベジータの両腕をつかんでエネルギーを吸収してパワーアップしたケース。
20号がピッコロのエネルギーを吸収してパワーアップしたケース。
第1セルがピッコロの腕エネルギーを吸収してパワーアップしたケース。
これらは圧倒1つ分(またはそれ以内)くらいで考えられるものです。
しかし相手の戦闘力が加算されると解釈した方が適切ではないかと推測する吸収パワーアップというのも存在します。
ブウの吸収パワーアップです。
悪ブウが超3ゴテンクスとピッコロを吸収してゴテンクス吸収ブウへと変身した場面。
これはこれまでの変身パワーアップにも見られたような倍くらいの戦闘力飛躍があるとみるのが適切ではないかと考えました。
そうするとブウの吸収パワーアップは戦闘力加算方式と解釈するのが適しているのではないかという見方が生まれてきます。
しかしエネルギー吸収によるパワーアップが、戦闘力加算方式とは異なるものと考える以上、この見方には具体的な理由が必要となってきます。
そして考察を進めていくうちに、ブウの吸収パワーアップのシステムとは異なるのではないかという結論にたどりつきました。
ゴテンクス吸収ブウのパワーアップ時間が体内のゴテンクスのフュージョン超3の持続時間に規定されているという特徴。
これは19号・20号のエネルギー吸収方式(または第1セルの生体エキス吸収パワーアップ方式)からは考えにくい性質なのではないかと思う。
仮に悪ブウが19号・20号と同じエネルギー吸収方式で超3ゴテンクスの全エネルギーを吸収してパワーアップしていたら、パワーアップ時間がフュージョン超3の持続時間に規定されるということはないのではないかと推測します。
また20号が100%フリーザの全エネルギーを吸収したと仮定した場合もそのパワーアップ状態は永久に持続されるのではないかと思う。
そうするとパワーアップ時間が、吸収した相手がその戦闘力状態を維持していられる時間に規定されるブウの吸収パワーアップシステムとは異なるものと考えられてきます。
仮に悪ブウが19号・20号と同じエネルギー吸収システムで超3ゴテンクスの全エネルギーを吸収していたら、パワーアップ時間は永久に持続され、そのかわりにパワーアップ幅は戦闘力加算方式よりも低いものになるのではないかと推測します。
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ブウの吸収パワーアップが19号・20号や第1セルのエネルギー吸収と異なり、戦闘力加算方式となるのはなぜか・・。
双方のパワーアップには決定的なちがいがあります。
ブウの吸収パワーアップは相手が生きている状態で体内に取り込む必要があります。
ゴテンクスの超3の持続時間が切れるとブウもその力を発揮できなくなってしまうように、吸収した相手の力を発揮するためには、相手がその力を発揮できる状態であることが条件となります。
ブウの吸収パワーアップは相手を殺してしまったらなりたちません。
それに対して19号・20号や第1セルのエネルギー吸収は、相手の全エネルギーを吸収して殺害しながらパワーアップをするということが可能となるものです。
ゴテンクス吸収ブウの生命体としての特徴。
これはブウの魂とゴテンクスの魂とピッコロの魂が結合している状態と考えられるのではないかと思う。
ネイルと融合したピッコロは、ピッコロとネイルの魂が結合している状態。
ゴテンクスは悟天の魂とトランクスの魂が結合している状態。
ベジットは悟空の魂とベジータの魂が結合している状態。
老界王神は本人の魂と魔法使いの婆さんの魂が結合している状態です。
ブウの吸収パワーアップもこれと同じで、自らの魂と吸収した相手の魂がひとつに結合している状態と考えられるのではないかと思う。
ブウの吸収パワーアップは「合体パワーアップ」という分類に入るのではないかと推測します。
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ブウの戦闘力加算方式のパワーアップについてもう少し考えていきます。
戦闘力とは生命反応の強さです。
そして生命反応とは魂と共に存在するものです。
よってブウの吸収パワーアップ後の生命反応の強さは、吸収前のブウの生命反応の強さに吸収した相手の生命反応の強さが加わるものと考えられます。
したがって体内のゴテンクスの生命反応が超3時の強さからノーマル時の強さに変化してしまえば、ブウもそのぶんパワーダウンすることになります。
「吸収パワーアップ前の生命反応の強さ+吸収した相手の生命反応の強さ=吸収パワーアップ後の生命反応の強さ」
これが自らの戦闘力に相手の戦闘力が加算されてパワーアップする時の原理だと考えられます。
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合体パワーアップというとピッコロの融合やフュージョンやポタラのような強力なものばかりが思い浮かびます。
しかしそのような強力なものばかりではなく、合体する両者の戦闘力がプラスされるだけのシンブルな合体パワーアップも存在するということです。
ブウの吸収パワーアップがそれまでのエネルギー吸収と異なり、戦闘力加算方式と推測されるのは、それが自らの魂と相手の魂が結合される合体パワーアップに分類されるからというのがここでの結論です。
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従来のエネルギー吸収方式と戦闘力加算方式のパワーアップ幅には、それぞれのちがいがあります。
まず強者の力を得てパワーアップするケースについて。
従来のエネルギー吸収方式は、強者の力(自らの戦闘力付近の相手の力)のエネルギーを吸収した時のパワーアップ幅は、圧倒1つ分くらいというのがありやすい形です。
しかし戦闘力加算方式の場合は、倍くらいのパワーアップ効果があります。
(ただし超3ゴテンクスのようなパワーアップ時間に制限がある者の場合、従来のエネルギー吸収方式はパワーアップ幅は低くても、パワーアップ時間は永久に持続されるという利点もあるので、一概にどちらがいいとはいえないところもある)。
また究極悟飯のようなパワーアップ状態に制限時間がない者の場合は、確実に戦闘力加算方式の方が優位となります。
次に一般人の大量人数の力を得てパワーアップする場合について。
第1セルが数十万人の人間のエネルギーを吸収して、パワーアップするケース。
地球人全員の元気をギリギリまで分けてもらうことが、チビブウを倒す元気玉を作るのに必要不可欠となるケース。
これは戦闘力をプラスするよりもさらに大きな効果を得るものとなります。
もし戦闘力加算方式だったら、第1セルは数十万人のエネルギーを吸収しても作中のような大幅パワーアップは得られません。
■従来のエネルギー吸収方式と戦闘力加算方式のパワーアップ幅
・強者の力を得るケース
「戦闘力加算方式>従来のエネルギー吸収方式」
・一般人の大量人数の力を得るケース
「従来のエネルギー吸収方式>戦闘力加算方式」
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