【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】

<3人がかりの不意打ちによる尻尾つかみ作戦>

悟空がラディッツに再戦を挑みにいくにあたって最初に立てられた作戦とは、悟空とクリリンと亀仙人の3人で奇襲(不意打ち)を決行して尻尾をつかみにいくというものです。
これは大雑把にどのようなイメージでとらえられるものなのか。

まず3人がかりで尻尾をつかみにいく戦法としては以下のものがあります。
ロボットに乗ったピラフ・シュウ・マイの3人が連携で悟空の尻尾をつかみにいった戦法。
ピッコロ・クリリン・悟飯の3人が連携でナッパの尻尾をつかんで倒しにいった戦法。

いずれも相手の注意をそらす役割りの者と尻尾をつかみにいく役割りの者が分担されているという共通性があります。

悟空が実際にラディッツの尻尾をつかんだ場面も、結果的にラディッツの注意がピッコロに向いたスキを突いたものになっていました。

次に「3人がかりでの奇襲(不意打ち)」という特徴。
これはクリリンと悟飯とヤジロベーが大猿ベジータの尻尾を切断しにいったときの戦法が上げられます。

その場面を見ていきます。

[悟飯とクリリンが岩場でヤジロベーと遭遇]

ヤジロベー「おいっ!!あの化物だれだとおもう!?サイヤ人だぜ、サイヤ人!!」
クリリン「知ってる!!!だがヤツの尻尾を切れば元にもどるっ!!!」
悟飯「シ・・・シッポ!?」
クリリン「いいか!!悟飯とヤジロベーは前にまわってヤツの気を引いてくれ!!!スキを見てオレが後から尻尾を切ってやる!!」
「急げっ!!!死んじまうぞっ!!!!」
悟飯「は・・・はいっ!!」

[行動に移るクリリンと悟飯は二手に分かれる]

ヤジロベー「じょ・・・冗談じゃないぜ。ヤツの気を引けって・・・?お・・・おまえら知らねえんだ・・・!ヤ・・・ヤツはもとにもどったって信じられねえ強さなんだぞ・・・!」

[おどおどして行動に移らないヤジロベー]

悟飯「(お・・・おとうさん!!!し・・・死なないで!!!)」

[走る悟飯]

クリリン「(ご・・・悟空の気が も・・・もうほとんどなくなってきてる!!!ま・・・まずいぞ!!ち・・・ちくしょう!!死ぬ寸前だ・・・・・・!!!)」

[背後に回るクリリンと悟飯]

大猿ベジータ「!?」
「なにかいやがるな。どこだ!」

[周囲を探す大猿ベジータ]

悟飯「こっちだ!!! お・・・おとうさんをはなせっ!!!」

[大猿ベジータの正面左斜め方向の岩の上に立つ悟飯]

大猿ベジータ「こいつはおどろいた。カカロットのガキじゃないか!なるほど。父親の最期をわざわざ見にきたってわけか!
はっはっは。いいタイミングだぞ。ちょうど死ぬ間際だ!これからフィニッシュを決めようってとこさ!」

クリリン「(よし・・・!!)」

[大猿ベジータの背後の岩に立って気円斬のかまえを取るクリリン]

クリリン「気円斬!!」

《ブーーーン》
[気円斬を出現させるクリリン]

大猿ベジータ「よーく見ておくんだな!跡形も残らんように握り潰してやるから。
残念なことにこいつはもう気を失ってしまったようだがな・・・!」

《グググ・・》
[少しずつ力を込めていくベジータ]

クリリン「だあっ!!!!!」

[気円斬を投げつけるクリリン]

《バッ》
[しかしそれをジャンプしてかわすベジータ]

クリリン「!!」

悟飯「!!」

[気円斬は対角線上の悟飯の立つ岩の中段を切断して彼方へと消える]

クリリン「そそっ そんな・・・・・・!!!」
大猿ベジータ「もうひとりいることぐらい気付かんとおもったか!きさまらはくだらん人情とかが好きらしいからな。このガキだけがノコノコ来るわけがないと様子を探っていたのだ・・・。
くっくっく・・・。シッポのことを知っていたらしいが残念だったな」

クリリン「・・・・・・・・・!あ・・・あ・・・あわわ・・・・・・」

悟飯「ひ・・・ひいい・・・・・・」


このクリリンが大猿ベジータの背後から気付かれないように気円斬を投げつけるという行動は、まちがいなく「不意打ち」といえるものではないかと思う。
クリリンと悟飯による奇襲戦法です。

またヤジロベーが大猿ベジータの尻尾を切断したのも「不意打ち」であり、結果的に3人がかりの奇襲によってシッポの切断に成功したということになります。

そしてラディッツに再戦を挑みにいくにあたって、悟空とクリリンと亀仙人の3人で奇襲(不意打ち)を決行してシッポをつかみにいくという戦法について。

細かい動きはわかりませんが、大雑把なイメージとして、
ピッコロとクリリンと悟飯が3人がかりの連携でナッパのシッポをつかんで倒しにいった戦法、
クリリンと悟飯とヤジロベーが3人がかりの奇襲で大猿ベジータの尻尾を切断した時の戦法、
この2つの戦法が融合したような戦法と考えていいのではないかと推測します。




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