【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】

<スカウターの機能>

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スカウターには、大まかな大小判別ができる「パワー反応のキャッチ」(気配を探る能力と同じもの)と「戦闘力数値の計測」という2つの機能があると考えました。

これを別の視点から見ていきたいと思います。

スカウターの機能とはなにか・・。
まず1つ目に戦闘力数値の計測が上げられます。

しかしスカウターには忘れてはならない重要な機能がもう1つ存在します。
それは「居場所の計測」です。

カメハウスでブルマがスカウターの修理を終えた場面。
「サイヤ人のつけてたこのメカのすごいところは世界中のどこに強いパワーの持ち主がいるか・・・。その位置まで測定できてしまうところよ・・・」

ピッコロが悟空と一緒にラディッツのところへ向かっていく場面。
「やつは妙な機械を使っている!!標的の位置やその強さまで手に取るようにわかるらしいぜ!!」
より・・。

その機能が使われた場面を見ていきます。

そしてラディッツのスカウターがピッコロの反応をキャッチした場面。
「大きなパワーを持ったやつがいる・・・・・・。距離4880・・・・・・」

同じくラディッツのスカウターが悟空の反応をキャッチした場面。
「もうひとつ大きなパワーがある・・・!
あっちだ・・・!距離12909・・・・・・」

またスカウターを修理したブルマが天津飯を見つけた場面。
「この3千キロぐらいのところに250ってのがいるわよ!」

このようにスカウターは対象者のいる方角と距離までも正確に導き出します。

そして筋斗雲でカメハウスに向かう悟空をラディッツが追跡していく場面。
「パワーの位置がかなりのスピードで移動している・・・・・・。カカロットのやつめ、のがさんぞ・・・!!」

フリーザがスカウターで最長老の居場所を発見した場面。
「ポイント8829401をごらんなさい・・・!!あきらかにナメック星人だと思われる反応がふたつ・・・。そしてそのポイントに近づいている反応がもうひとつ・・・」
(※最長老とデンデがいる地点にネイルが近づいている状況を指す)

このようにスカウターは対象が移動している時には、その移動状況まで明確に示してくれます。



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そしてこれによく似た性質として考えられる機械がドラゴンレーダーです。

悟空がブルマと一緒にドラゴンボール探しの旅に出発しようと家を出た場面。

悟空「でもさあ、他の球(ボール)がどこにあるのかもわからないのにどうやって探すんだ?」
ブルマ「ふっふっふっ。そこがわたしの頭のいいところよ!カオもかわいいけど」
「これよ!これ!ドラゴンレーダー!!
球(ボール)からわずかな電波が出ているのに気付いてわたしがつくったのよ!ほら、この3つがいまわたしたちが持っているやつで・・・。
次はここね。え・・・と、西へ 約1200キロ!!」

ドラゴンレーダーはドラゴンボールのある方角と距離を正確に指し示します。

次に悟空がシルバー大佐の担当地域から六星球を見つけ、シルバー大佐を倒してから飛行機(ロボットが運転)でマッスルタワー方面に向かっていった場面。

▽レッドリボン軍本部の兵士(巨大なレーダーを見ながら)
「ごらんください!シルバー大佐担当のドラゴンボールはどういうわけか北のホワイト将軍の担当するドラゴンボールにまっすぐ向かっております!!」

またピッコロ大魔王が飛行機のレーダーを見ている場面。

ピラフ「あっ!!4個のドラゴンボール反応が集まっている!!しかもすぐ近くのボールに向かって動いている!!」
ピッコロ大魔王「・・・ということは我々の他にドラゴンボールを集めているやつがおるということか」

このようにドラゴンレーダーはドラゴンボールが移動した時の状況(ドラゴンボールを持っている者の居場所)を正確に指し示します。

これはスカウターが対象までの方角と距離、また移動状況を細かく測定してくれる性質に似ているのではないかと思う。

ドラゴンレーダーはドラゴンボール。
スカウターは人間や動物など生命体。
このような対象にちがいはありますが、双方のメカは従来ならどこにあるのか(いるのか)わからないものを簡単に見つけ出してしまう共通点があるのではないかと思う。

つまりスカウターは、人間など生命体の居場所をことごとく見つけ出してしまうレーダーのような役割りを兼ね備えていると考えることができます。

これはサイヤ人が星をハデに破壊せずにその星の人類を1人残らず根絶やしにするという活動を行う上でうってつけの機械だったといえるのではないかと思う。

またフリーザ軍がナメック星に点在する村をことごとく見つけ出していくことができたのも、スカウターの生命体レーダーとしての役割りが大きかったのではないかと思う。

▽ムーリ
「(そうか・・・!!なぜこの広いナメック星に点在するわずかな村をあやつらが的確に見つけられるのかわかったぞ・・・!!あの機械で星にいる者を探すことができるからだ・・・!!)」
より・・。

そしてムーリ村に向かう1つ前の村からムーリ村の場所をとらえた場面。

▽アプール
「あちらの方向にナメック星人10匹ほどの反応が」

これも戦闘力数値を計測したのではなく、複数のナメック星人の反応(居場所)をとらえただけではないかと思う。

スカウターというと戦闘力数値を計測する機能にばかり目がいきがちですが、それと同時に生命体を対象にしたレーダーのような役目も持ち合わせているというのは、忘れてはならない重要な視点ではないかと思います。



 ■スカウターの機能

 1.居場所の測定機能(パワー反応のキャッチによる生命体レーダー)
 2.戦闘力数値の計測機能
 3.通信機能





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