【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】
<エネルギー=体力>
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「エネルギー」の特長についてもう少し考えていきます。
19号・20号はエネルギー吸収式タイプ。
17号・18号・16号はエネルギー永久式タイプ。
この17号たちのエネルギー永久式とはどのような性質のものなのか・・。
ベジータvs18号戦を振り返ります。
トランクス「(す・・・凄い・・・!!父さんがここまで強いなんて気が付かなかった・・・!!あのとんでもない人造人間と互角に戦うことができるなんて・・・!!)」
ピッコロ「殺されるぞ。ベジータは・・・」
トランクス&クリリン「え!?」
ピッコロ「見ろ・・・。わずかずつだが人造人間の方が押し始めている。敵はまるでパワーが落ちないがベジータは動けば動くほどスタミナが減っていくからだ」
次にピッコロvs17号戦を見ていきます。
ピッコロ「《ハァ ハァ ハァ・・・》」
17号「ふふ・・・。パワーは互角でもスタミナに差がつきはじめてきたようだな・・・。オレのエネルギーは永久に減らない・・・」
動けば動くほどスタミナが減ってMAX戦闘力が維持できなくなっていく味方の戦士たちに対して、17号・18号はいくら動き続けてもパワー(戦闘力に相当するもの)が落ち始めることはない。
これがエネルギー永久式の人造人間の特徴です。
この「エネルギー」とはどのような性質のものなのか・・。
これは現実の人間でいう「体力」のようなものではないかと思う。
野球のピッチャーの球速や球威が落ち始めるのは、投げた球数が一定数に達して疲労が蓄積してきてからで、それまでは初回と同等の球速や球威を維持することができています。
サッカー選手も運動能力が落ち始めるのはかなり走り続けて疲労が蓄積してきてからで、一定時間まではおよそ試合開始時点のような運動能力を維持することができています。
ボクシング選手も運動能力(フットワークやパンチ力など)が落ちてくるのはラウンドを重ねて疲労がかなり蓄積してきてからで、一定のラウンド数までは試合開始時点のような運動能力を維持することができています。
18号戦のベジータや17号戦のピッコロの、動けば動くほどスタミナが減ってMAX戦闘力が維持できなくなっていくという状態もこれと同じではないかと思う。
またエネルギーが永久に減らない17号・18号の性質を現実のスポーツ選手に当てはめるとどうなるのか。
野球のピッチャーが延長15回まで投げても延長18回まで投げても(150球投げても200球投げても)永久に疲れることなく初回と同等の球速や球威を維持していかれるような状況。
サッカー選手がどれだけ走り続けても運動能力が低下することなく、試合開始時点のような動きを維持していかれるような状況。
ボクシング選手がどれだけラウンドを重ねても運動能力(フットワークやパンチ力)が低下せず、試合開始時点のような強さがいじされ続けるような状況。
このように考えるられるのではないかと思う。
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「エネルギー」とは現実の人間でいう「体力」にあたるものです。
つまりエネルギーの減少は戦闘力の減少につながる要因ではあるものの、エネルギーの減少に合わせて戦闘力が減少していくというものではなく、エネルギーの消費量が一定値を超え始めたあたりからMAX戦闘力を維持できなくなっていくものだと考えられます。
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「エネルギー」とは「体力」です。
そうすると19号・20号のエネルギー吸収とは、相手の体力を吸収しているものという意味になります。
それを示すのが、ベジータが仙豆を食べて19号に吸われたエネルギーを回復し、岩場へ逃げた20号を追いかけていった場面。
▽ピッコロ
「あいつは本当に体力をずいぶん失っていたんだ・・・。人造人間が掌からエネルギーを吸い取るのを確認するために・・・。さっきあの20号とかいうやつと闘っていたら負けていたはずだ・・・。しかしあいつはまだなにかあるようなセリフを・・・。やはりベジータは戦いの天才だ・・・」
この場面から「エネルギー=体力」と考えられます。
またエネルギーとはかめはめ波のようなエネルギー波系の技によって消費していくものだと考えました。
つまりエネルギー波系の技とは体力を消費して放たれるものでもあります。
それを示すのが、第22回天下一武道会でクリリンが悟空にかめはめ波を放とうとする場面。
▽悟空
「よせクリリン!オラにかめはめ波はきかねえ!よけいな体力を使うだけだぞ」
この場面からも「エネルギー=体力」と考えられるように思う。
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