【ドラゴンボール考察 気と戦闘力の関係】
<気のもうひとつの意味>
悟空たちが相手の強さや居場所を判断する時に用いられる「気」とは、「気配」です。
しかし「気」には、それとは異なるもうひとつの解釈でとらえられるものが存在します。
それがかめはめ波やどどん波といった技によって手から放出される物質そのものを「気」と表現するもの。
繰気弾は「気の弾」
気円斬は「気を円盤状にしたもの」
という意味が込められています。
このエネルギー波系の技によって手から放出される物質そのものを示す「気」。
これは19号・20号が「エネルギー」と表現しているものでもあります。
悟空が19号にエネルギーを吸い取られた場面を振り返ります。
ヤムチャ「や・・・やっぱりそうだ!!やつら手から・・・!!」
ピッコロ「孫っ!!気功波の類は撃つなーーっ!!!こいつら気を吸い取るらしいぞ!!!手からだ!!!つかまれてもまずい!!!いいかーーっ!!!」
悟空「《ハァッ ハアッ》気・・・気を吸い取る・・・?
じょ・・・じょうだんじゃねえぜ・・・」
19号や20号が吸収しているのは「気」です。
次に19号がベジータの両腕をつかんだ場面・・。
19号「ふほほほほ!!つかまえた!!きさまのエネルギーを吸いつくすまではなさないぞ!!!」
「蹴ってもムダだぞ。絶対にはなさない!!」
ベジータ「ぜったいに・・・だな?」
[ベジータ、両腕をつかまれたまま体制をのけぞらせて両足を19号の顔に押し付ける]
ベジータ「はなすなよ〜〜」
「なるほど。やはり手でエネルギーを吸い取るのか。しかもそのエネルギーを自分にプラスするようだな・・・」
この直後にベジータが強引に体を伸ばした体制にして19号の両手を引きちぎります。
19号と20号が吸い取っている「気」とは「エネルギー」と表現されるものでもあります。
「気」と「エネルギー」が同じものを示していることがよりわかりやすい場面として、19号と戦う悟空に対してピッコロが異変を感じ始めた場面があります。
悟飯「ヤ・・・ヤムチャさんがあいつたちエネルギーを吸い取るんじゃないか・・・って・・・。そのせいでしょうか・・・」
ピッコロ「なに?エネルギーを!?」
ヤムチャ「あ・・・ああ・・・。カオを手でつかまれたんだ・・・。そうしたらなにもしていないのに。こう・・・どんどんと気が吸い取られていく感じで・・・」
「気」=「エネルギー」です。
このかめはめ波のようなエネルギー波系の技によって放出される物質そのものを意味する「気(エネルギー)」と
悟空たちが相手の居場所を探る時に用いられる「気(気配)」。
これは明らかに異なるものと考えられるように思う。
19号や20号が気配を吸収しているという解釈もやはりおかしいと思われます。
つまり一言で「気」と表現されているものでも、
エネルギーを意味する「気」と
気配を意味する「気」の
2種類が存在するということです。
これは一言で「ふく」と表現されるものでも、
人が着る「服」を意味するものと
風が「吹く」といった意味のもの。
この2種類が存在するのと同じです。
よって「気」という言葉が出てきた時には、これらの意味を見分けることが重要ではないかと思います。
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