【ドラゴンボールZ 真武闘伝】

サタンモード エピソード



■オープニング

[武舞台でガッツポーズをするミスター・サタンと場外を通り過ぎる18号]

前回の天下一武道会でミスター・サタンは2000万ゼニーと引き換えに18号に圧勝した。
だがさすがのミスター・サタンも2000万ゼニーという大金はそう容易く用意できるものではなかった。

18号「金は明日おまえの家に取りに行く。ちゃんと払わないとぶっ殺すからな!ぶっ殺すかな!ぶっ殺すからな・・・

[サタンが家で困っているところに、ジャガー・バッタ男爵が登場]

困り果てたミスター・サタンの前に一人の男が現われた。彼の名はジャガー・バッタ男爵。
ミスター・サタンの従兄弟でミスター・サタンとは昔っから仲が悪く、子供のころに武道で負けたのを今でも根に持っている。

サタン「ふん、きさまか。いったいなんのようだ」
ジャガー「よ、すさしぶりだな。聞くところによるとずいぶん金に困ってるそうでないか」
サタン「な・・・なぜそれを・・・」
ジャガー「どうだい?一週間後に武道大会が開かれるんだがそいつで賭けしてみねえか?賭けた方の選手が勝てば賭けた額の2倍がもらえる。うまく行けば1億でも2億でも稼げる事がでるんだが」
サタン「ふん。どうせきさまのことだ。なにかよからぬことを考えているんだろう」
ジャガー「無理にとは言わん。開催は一週間後で。ま、気が向いたらぜひ来てくれたまえ」

[ドアを閉めて帰るジャガー・バッタ男爵]

[再びドアが開き、そこには18号の姿が!]

サタン「ひいいい いいいいい〜〜」

[部屋に入ってくる18号]

18号「さあ2000万ゼニーを渡してもらおうか!」
サタン「いや〜。そそそその〜〜。え・・・え〜とまだ・・・」

[18号は怒って部屋に飾られていたサタンの銅像を壊す]

サタン「ひいいい いいいいい〜〜」
18号「ふざけんじゃないよ!2000万ゼニー、今日払う約束だろ?」
サタン「そ・・・そんな急にはいくらなんでも・・・」

18号「きさまー!」

[サタンの襟首を掴み上げる18号]

サタン「ひいいい〜」

サタン「あああああ・・・後、1週間・・・。あ・・・そそそう・・・一週間待って頂ければ2000万ゼニーでも・・・いいい1億ゼニーでもちゃんと払いますから」
18号「ふ〜ん。1週間待てば1億ゼニーでもちゃんと払うんだね」
サタン「い〜いいい。あ〜いや いや〜〜」
18号「よし。じゃあ一週間だけ待ってやる。もし一週間経って1億ゼニーが払えなかったら今度こそぶっ殺すからな!」

[18号は帰る]

サタン「ど・・・どうしよう・・・」

[青ざめるサタン]


そして一週間後・・・

[にぎわう武道会場にサタンが現れる。そこに待っていたのはジャガー・バッタ男爵]

ジャガー「よおー、サタン!なんだかんだいってやっぱり来たんだな。まあ今日はたっぷり稼いでくれー」
サタン「ふん。きさまとくだらん話をしているヒマはないんだ。それよりさっさと試合を始めたらどうだ?」
「(ふっふふふふふ・・・。こうなったら少々手荒だが試合を妨害して有利な方向へ持っていってやるまでだ)」

[サタンの後には妨害用アイテム売りの商人が・・・]

サタン「絶対に1億ゼニー稼いでやるぞ!」

[熱意を燃やすサタン]


[試合会場へ・・・]

審判「みなさん大変長らくお待たせ致しました。この大会は予選の中から勝ち抜いてきた6人の選手で総当たり戦を行い、一番 勝ち数が多い選手が優勝となります。優勝賞金は体力測定装置を使い、1試合終了ごとに残った体力の総合合計となります。つまり体力の多い状態で勝つほど優勝賞金は大きくなっていくのです。また観客の皆様には1試合ごとにどちらが勝つかを賭けて頂きます。賭けた残りの選手が勝った場合は掛け金の倍額が払い戻しされます。それではさっそく始めて頂きたいと思います」



■破産  ※エンディング1へ

サタン「そ・・・そんなバカな!!」
ジャガー「落ち込んでるとこわりいんだが実はこの大会の主催者はおめえってことになってるんだ」
サタン「なんだとおーー!!」
ジャガー「だから大会費用は優勝賞金なんぞ すんべておめえが支払わなくてはなんねえ。ま、とりあえずはオラが立て替えといてやるが〜。はは」
サタン「なっ!!だだだだましたな きさま!!」
ジャガー「はっ!今さら気付いてもおせえだよ!!」
サタン「く・・・くそぉーー!!」


<エンディング1>

ジャガー「あーははははははははははは!!残念だったなサタン!!幸運の女神にも見離されたか。借金はすぐにでも取り立ててやっからな。あーはははははははは!!」

[借金のために家の家具を全て売り払い、ガラガラの部屋の中で鼻水を垂らして呆然とするサタン。空しく風が吹く]

[いきなりドアが開くと、そこには18号が!]

18号「おい!!」
サタン「ひーー!!あああああ・・・!!」

[ガタガタ震え始めるサタン]

18号「これはいったいどういう事だい!!約束の金は用意してあるんだろうね!!」
サタン「あ〜〜!!ひいいい!!あ・・・あの〜その〜あの〜〜〜」

[さらに怯えるサタン]

18号「はっきりしな!!うじうじしたのは嫌いだよ!!」
サタン「は・・・はいいい!!ごらんの通りでして財産も差し押さえられて1億ゼニーどころじゃ・・・」
18号「ふざけんじゃないよ!!」

[ビシ!  殴られる]

サタン「あああああ・・・」

[バシ!  蹴られる]

サタン「あわわわわわ・・・。ひいいいいいい・・・」

『激怒した18号はミスター・サタンを病院送りにしてしまうのであった・・・』

― END ―



■1億ゼニー以上稼いで全試合終了  ※エンディング2〜4へ


ジャガー「サタン。今までおめえには黙ってたんだが、この大会の主催者はおめえってことになってるんだよ。だから優勝賞金もおめえが支払わなくちゃ支払わなくちゃなんねえ。さ、優勝者のために賞金払ってくれ」
サタン「な・・・なんだとお!!」
商人「ダンナ。うちの商品がずいぶんお役に立ったようですね。つきましては代金の方を頂きたいんですが・・・」
サタン「えーーえええ!!たたたタダじゃなかったのか?」
商人「そんなわけないじゃないですか。世の中そんなにあまくはありませんぜダンナ」


<エンディング2>   ※優勝賞金とアイテム代金を払って1億ゼニーを切ってしまう。

[ガン!ガン!ガン!  ショックを受けるサタン]

サタン「しまったー!金がたりない!!」
「う〜 こうなったら仕方がない。財産を処分して金を作るとするか。殺されるよりマシだ。武道会で手に入れた金もあるし・・・。え〜 なんとかなるだろ」

[ふと手紙が落ちている事に気付く]

サタン「ん〜なんだこの手紙は。ジャガー・バッタ・・・。なんだあいつからか。な〜になに〜。 な・・・なんだこりゃ〜!!」

手紙(ジャガー)『今回、行なわれた大会運営の請求書だ。当然、主催者のおめえに払ってもらうからな。あーははーあははっは〜!!』

サタン「く・・・くっそー!!はめられた〜!!」

『かくして18号への借金と大会費用の清算をしおわった時にはすでにミスター・サタンの財産は跡形もなくなっていたのだった』

[ボロボロの家の前でショックを受けながら立ち尽くすサタン]

― END ―



<エンディング3>   ※優勝賞金とアイテム代金を払って1億と少し残った場合。

見事、獲得賞金が1億ゼニーを突破したミスター・サタン。
これで18号に借金を返済できる・・・

はずだったが・・・

サタン「が〜はっはっはっは!!だ〜はっはっは〜!!」

[そこへジャガー・バッタ男爵がやってくる]

ジャガー「おいサタン!大会主催者はおめえなんだかんな。開催費用も当然 払ってもらうべ」
サタン「なに〜〜!!」
「今の手持ちからその金額を引いたら・・・。ま・・・まずい!!」

サタン「ジャガー・バッタ!!その金は必ず払うから、すこーしだけ待ってくれ!!」
ジャガー「だめだ!金ならじゅ〜ぶんあるはずだ!今すぐ払ってもらうかんな!! あはあは〜 ははははははははははははは!!」

サタン「く・・・くそ〜!はめられた」

『こうして獲得金の残りが8000万ゼニーとなってしまったサタンは再び18号2000万ゼニーの借金に頭を悩ませることになるのであった』

[18号に襟首を掴み上げられるサタン]

― END ―



<エンディング4>   ※優勝賞金とアイテム代金を支払った後、手元に2億ゼニー以上残っている。

サタン「がーはははは!はははははー!!よっしゃー!悪いなジャガー・バッタ!!こんなに稼がせてもらって!!」
ジャガー「く・・・くっそ〜!!こったら結果になるとは〜〜!」

[悔しがって泣きじゃくるジャガー]

サタン「このミスター・サタンにかかれば1億だろうが10億だろうがどうにでもなるのだ!!」


――そして・・・

18号「まいどあり!」

[金の入ったバックを持って帰っていく18号]

サタン「がーははははは!!ぎゃーはは・・・」

[ガコッ  あごが外れてしまう]

サタン「ああっ!あおあおあおあ〜・・・」


―――数日後

[晴れた日に外でサングラスをかけてイスに寝転びながら日光浴をするサタン]

[ドスン!  サタンの上にブウが落ちてくる]

サタン「お〜いてててて・・・。い〜・・・」
「あっ!ブウさんどうしたんですか?」

ブウ「サタン、これ持ってオレについて来い。オレ、おもしろい所に連れてってやる」

[サタンにリュックサックを渡すブウ]

サタン「い!なな なんですかそれ。おお おもしろいところって」
ブウ「いいから早くしろー!」
サタン「はいはい・・・」

[ブウの背中に乗るサタン]

ブウ「いくぞサタン!」
サタン「ちょ・・・ちょっと待ってください。まだリュックが・・・」

[サタンを乗せたブウは物凄いスピードで出発!]

サタン「い〜!お・・・落ちる〜〜!!」

[飛び続けるブウ]

サタン「ブブ ブウさん!ストーップ!ストーップー!!」
ブウ「ん〜〜?」

[キイーーー!!  急ブレーキをかけてブウが止まる]

サタン「あ〜〜〜!!」

[ガンッ!  勢いあまって前にあった看板にぶつかってしまうサタン]

ブウ「だめだこりゃ・・・」

― END ―





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